なぜ木村拓哉のドラマは視聴率が高いのか?『空から降る一億の星』
見出し画像

なぜ木村拓哉のドラマは視聴率が高いのか?『空から降る一億の星』

いつき

【機(空から降る一億の星)】


・2002年4月、フジテレビ月9放送

『空から降る一億の星』。

作品は、お笑い芸人・明石家さんま&木村拓哉のダブル主演で送るラブサスペンス。
放送当時は明石家さんま初の月9出演、明石家さんま・木村拓哉初共演は大きな話題を呼んだ。
ヒロインは深津絵里。他共演者は井川遥、柴咲コウ、田山涼成、八嶋智人、森下愛子。



視聴率は、

平均22.6%、最高27.0%(最終話)。


明石家さんまと木村拓哉の初共演、脚本は北川悦吏子。
初回の視聴率25.7%
はこの3人の力だろう。

その後は少し数字を落としたが、20%前後をキープし最終回で最高視聴率を叩き出した。
やはり全話完結型のミステリーは最終話が高い。

これは『眠れる森』でも、2019年現在(最近だと『あなたの番です』)でも証明されている。

この数字でも十分凄いが30%を超えた回がなかったのは意外だった。
『HERO』以来の木村拓哉主演ドラマ、流れから超えていてもおかしくはないはずだ。なぜだろうか?


考えられるのは作品のミステリーが薄かったからだろう。面白い脚本であると思うが、以前木村拓哉が出演した同じミステリーの、『眠れる森』の後ではどこか物足りなさを感じる。
まだ『眠れる森』より前に放送されていれば30%超えをしていたかもしれない。


木村拓哉の演技は、これまでの作品と所々似ている口調(言葉)があったが、

同じ演技だとは思わなかった。

近いのは『眠れる森』のときだが、それでも別物だ。

人をなんとも思わず、自分のことが好きな女を利用して殺人をさせる悪役。ただ、幼い頃の記憶を失っている。

その記憶を遡って物語は進んでいく…。

この記憶がないという点、なければ物語は進まなかっただろうが、しかしこの部分があることでこの悪役要素が弱くなっているのではないかと思った。

悪役でもどこか同情したくなるような悪役、カッコいいタイプの悪役

で、結果それが

「キムタクは何をやってもキムタク」に繋がる。


「キムタクは何をやってもキムタク」というのは、口調・間の取り方・動きだけを指しているのではなく、カッコいいという意味もあるのだろう。

言い換えるなら

「キムタクは何をやってもカッコいい」

ということだ。

口調や動きだけでなく、カッコいい部分も変えないと「キムタクは何をやってもキムタク」からは抜け出せないのかもしれない。

これまでの役とは異なるのだが、口調・動き・カッコいいのほうに目を向けられ、「キムタクは何をやってもキムタク」と結論づけられるのだろう。

しかし、『空から降る一億の星』での演技はこれまでの作品のものとはまた違った演技だと自分は感じた。




(コック見習い・片瀬涼役)
 

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
いつき
教育学科にいた人間が卒業論文で【木村拓哉】について書いたお話|俳優・脚本家志望のフリーランス|趣味は読書(年間100冊以上)&国内旅行|小学校教諭第一種免許状・上級心理カウンセラー・パーソナルカラリスト|近日オンラインカウンセリング開業予定🌙