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【技術書典6収穫】結局始めない理由の大半は自分にある

GW期間中は江ノ島に行って轟雷豪雨の中で読書をしておりました。
この時の江ノ島と来たら、それはもう多くの観光客にとって不意打ちの轟雷豪雨となったわけで、一大ハプニングとなっておりました。
轟雷に乗じてイチャLoveを始めるカップルの何組かいるわけで、流石江ノ島クオリティの高さを実感したものです。
そのおかげで読書をする時間も取ることが出来たわけでして、今回は技術書店6で購入した「はじめる技術つづける技術」を読むことができました。
今回はこの本の感想を書きたいと思います。

この本では主に著者・FORTE氏の事例を見ながら何かを始めること、続けることについて考える本です。
技術書典が技術本の同人誌販売会という側面から、同イベントはIT技術者向けの本がたくさん並ぶのですが、この本に関して言えばIT技術者でなくとも十分に読める内容になっています。
読み終えた後になって思ったこと、それは「何かを始めない原因は大半が自分にある」っていうことです。
少し私の身近なところで「始めない人のケース」というのはよく目にしているので、本を読んで自分の認識を再確認することになりました。

始めない理由としてよく聞く言い分:お金がない

私の周りでよくある「始めない理由」のケースで最も多く聞くのって、コレなんですよね。お金がない。
だから何かを実行した組織を見ると、つい「あいつ等は金持ってるからこんなプロモーションができるんだ!!」みたいな話はよく聞きます。
まぁ確かにお金いっぱい持ってる人達は何か事を起こすのに圧倒的に有利な立場にいることは事実ですし、その事実を否定する気は全くないのです。
ただ、私はそうした始めないことの理由に金銭事由を掲げる人には、こう言うんです。
「お金がなくてもInstagramやSNSとWEBサイトを使ってのプロモーション戦術はできるんだよ?」
と。
まぁWEBサイトを持つには月額1000円程度の費用が掛かりますが(厳密には100円でもできるサービスたくさんありますが、バックアップなんかも考えると月1000円程度用意した方が良いですね)、InstagramやFacebookは基本的な料金は掛からないわけですよ。
じゃあInstagramやFacebookを紹介すれば、その人達はInstagramやFacebookをやるようになるかというと、まぁやりません。
じゃあどうしてやらないのかって言ったら、それは「タダで使えてもやりたくない」からです。
例えばInstagramやFacebookにしても「やりたくない理由」は人によって違うんでしょうけど、結局「やらないことを選択しているのは自分自身」っていうことになるんですね。
確かに何かをやるのにお金が必要なのは確かなんですが、相当大きなプロジェクトでもない限り、工夫すればなんとかできることが、WEBサービスの発達に伴って多くなりました。
お金の問題にしても「どうすればお金を調達できるか」って発想に変えると、結構低リスクでやれることがいっぱいあったりします。Amazonで電子書籍出版するとか(ちなみにコレが今の私のタスクに入ってたりします)。
だから何かを始めないことの理由を無い無い思考で行くのではなくて、それを「自分が選んでやらかなった」と認識できるだけでも、物事を始めることの気構えは変わるんだろうなとは思います。もちろんコレは私自身にも言えることですね。

続けることの大変さ:習慣化までが大変

何かをはじめることの大変さは元より、続けることの大変さについても書かれています。
著者のケースではダイエットと英語の勉強が例に上がっていました。
継続の仕方で大変なのは、きっと自分に合ったやり方を見つけるまでが大変なんだということが指摘されています。
例えば私はライブドアブログで記事を書いていた間、とにかく何でも良いから毎日1記事は更新するという目標を立てて、3年くらい記事を書き続けてきました。きっと今漁ったら黒歴史がたくさん見つかります。
今も「高垣楓 人気」で検索かけると、まだ上位にいますね。
この時はとにかくブログを書くことを習慣化するっていうことを心掛けましたね。
SSL化対応に伴ってライブドアブログを辞めた今も、毎日のように何らかの媒体で発信を続けています。
じゃあなんでそんなことしてるのかって言ったら、今や習慣化されたからです。その習慣化までがなかなか大変で、きっとそのためのコツの一つが同書内でも指摘されていた、周囲の目を気にし過ぎないことなんだと思いますね。
私の場合、28歳になって初めてホームページV3でWEBに触れて、30歳でやっとHTMLを始めたので、まぁプログラム学習を開始するには大分遅い年齢から開始しています。
HTMLとCSSは不便なく使えるレベルにはなりましたが、それでもPHPとかJavaScriptみたいな関数を使うプログラム言語はホントに必要な時に必要な最低限しか引っ張れないですけど、それでも『何かを始めたことで新しいことができるようになる』って言うのは面白いですし、やってみようと思ったこと、やった方が良いと思ってることはやっぱりらなないと損な気がします。
次の技術書典や銭けっと等で本書を入手できるかはわかりませんが(同人誌うし・・・)、何かを始められなくて困っていると少しでも悩んでいる人は手に取ってみても良い本だと思います。ページ数も少ない分、短い時間で読み切れますから。

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