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【動画付き】おうちで作るパフラヴァのレシピ

この記事をお読みいただいている方に、#パフラヴァ男子 というハッシュタグを見たり聞いたりしたことのある方はいますか?

おいしい中央アジア協会で過去に4回(うち1回はZoomでのオンライン教室)、パフラヴァを作る料理教室を開催したことがあります。

今回のエントリーでは、パフラヴァと #パフラヴァ男子 イベントについてご紹介しようと思います。

パフラヴァとは

パフラヴァはバクラヴァとも呼ばれ、ナッツを何層にも重ねて作るパイのような食べ物です。

カザフスタン、ウズベキスタンをはじめとする中央アジアをはじめ、トルコやアゼルバイジャンなどの周辺国でも食べられています。

協会のレクチャーでは中央アジア式にひし形・クルミを使っていますが、国や地域によってはピスタチオだったり、ひし形ではなく真四角に作られることもあります。

我らがおいしい中央アジア協会員、先崎さんの記事でも触れているように、実に広い地域で食べられているだけあって、形(切り方)や使うナッツにも多様性が見受けられます。

中央アジアではパフラヴァという表記ですが、他の地域では「バクラヴァ」という読み方が一般的で、『千夜一夜物語』(アラビアンナイト)にも登場します。このお菓子は中央アジアだけでなく、西アジア、バルカン半島、北アフリカなど、イスラームが影響を及ぼした幅広い地域でも見ることができるので、パフラヴァの伝播にはやはりイスラーム文化が深く関わっていると言えます。​

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※引用:食から読み解く中央アジア第8章 中央アジアのお菓子

▼協会で作るパフラヴァ

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一説によると、花嫁修行のひとつとしてパフラヴァを作れることが一人前の証とされるエリアもあると言います。

中央アジア諸国、トルコ、アゼルバイジャンなどの周辺国、さらにかたちを変えれば中東でも食べられるのに、起源自体は明らかになっていないところにロマンを感じられる食べ物でもあります。

バターや砂糖、はちみつを使うために焼き上がり時は甘い香りがし、お茶やコーヒーとの食べ合わせも良いパフラヴァ。

その食感を例えるならば、実は2パターンで表現できます。

焼き上がり直後はサクサク。

冷蔵庫で冷やすとしっとり。

焼き上がりのサクサクはパイなので当然ですよね。甘い香り立ち込めて食欲をそそられます。

特筆すべきは冷やした後。

サクッと感の代わりに、バターや砂糖のしっとり感が顔をのぞかせ歯ごたえがよくなります。筆者個人的にはこちらが好き。

調理動画について

さてこれまではレンタルキッチンを借りたり、コロナ禍のご時世を受けてZoomを通じてオンラインでの教室を開催してきました。

ありがたいことにどちらの形態でも参加いただいた皆様からは好評のお言葉をいただいていましたが、一方で「開催日の時間が合わない」という声もいただいていました。

主催者都合ながら平日遅くまで業務があるために週末を中心に開催していました。

かつ、オンラインではメイン・手元の2画面で投影しているものの、調理工程の細かい手順や素材についての質問を受けることも多くあります。

そこで、

・調理手順を細かく説明し、

・手元がよく見え、

・何度でも見直せる

パフラヴァの調理動画を制作しました。

レシピはスーパーで揃えることのできる食材で構成しており、特殊な食材も器具も必要ありません。

現地のパフラヴァは4-5層以上の厚みある重ね方をされることが一般的ですが、教室ではパイシート2袋分(=4枚重ね)で自宅用オーブンでも火の通りやすい枚数にしています。

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