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初めて何かのためにアイコン作成をした

制作ユニットを組まないかお話をくださいました高宮聡さんから、アイコンを作成して貰えないかのご連絡をいただき、納品が終わってtwitter上に公開後、本日noteでもお披露目することに致しました。


あのね、高宮さんに言わなかったけれど、


私はFFシリーズのチョコボ以外の鳥を描くのは苦手です(笑)。見本が無いと描けません。


提案するまでのラフは、鳥を想像で描いております。ご了承ください(笑)


1.鳥、とり、トリ???

上記を見てお分かりの通り、如何に迷走しているかが顕著に出てますよね……。輝かしい鳥、飛躍を願って飛ぶ鳥、Birdsだから2羽の鳥、重ねて1羽にしてみるなど。右下は立派に描こうとするも、これじゃあイーグルやん、スポーティで強そうやん、「ううううううん違う」。
イマイチ捗らず、農業のお仕事が忙しい間は、案を寝かせることにしました。


2.ロゴ風にこだわった理由

農業のほうが徐々に落ち着いたところで、再び着手へ。
ロゴっぽい物は高宮さんからのご希望に無かったのですが(*ピクセルの指定以外は自由でした)、業界では屋号をお持ちのクリエイターさんもいらっしゃり、商品にも使いやすく誠実さが伝わる物にしたいと私は考え、作業を進めました。


3.鳥は鳥でも


「あ。形になってきた?」

迷子から脱出しつつありました。

此処でもうちょい、ひと捻り。

高宮さんと私、共通点は文章とイラスト。ならば鳥に、筆を咥えさせてみてはどうだろう?その結果が、上記の左側にいる2羽です。


「鳥は鳥でも???」

何の鳥かハッキリしておいたほうが、説得力が増します。
鳩は平和の象徴だから避けたい。白鳥は優雅で、クラシックバレエやボートがある公園のイメージ。他の鳥は?

・ニワトリ
⇒朝、コーンフレーク、早起き、家畜、某ホームセンター、精肉
・鷹/コンドル/鷲
⇒強い、猛禽類、恐い
・ひよこ
⇒お子様、よちよち、赤ちゃん、幼い、生まれたて
・フクロウ
⇒知識、知恵、目が鋭い、森、賢さ
・ペリカン
⇒大食い、口が大きい
・ダチョウ、モア
⇒体が巨大過ぎる
・メジロ、ウグイス
⇒春、保護対象、梅、和風
・フラミンゴ
⇒優雅、南国、暑い、夏

鴨、あひる、鵜、トキ、白鷺。どれもイメージに合いませんでした。文鳥が文学的な面で使えると思いましたが、既出ではないでしょうか。

己が持つ、鳥のひと文字から連想出来る言葉に限界を感じ、googleで「鳥」を検索しました。


ヒット。これいいなと感じたのが「飛ぶ宝石」のカワセミ、「花鶏」とも呼ばれているアトリでした。今後の飛躍、人の心に残る作品を生み出して届けたい、そんな想いからーー

と、説明出来るじゃないですか!(こら)


4.より形に

候補①
万年筆が槍のように見えますね……。スポーティなファッション用にも使えそうです。誠実さは伝わるかも。

候補②
手を描き、指の上に鳥と紙ヒコーキを合体させた物を乗せてみました。嘴は万年筆の先です。アート寄り。
しかし、嘴が万年筆……、与えるイメージは「強い」かなぁ……。イラストに関し、プロを名乗れるくらいの技量と経験値が、現時点で私には足りていませんので、これは却下にしました。

候補③
飛んでいる鳥を横向きに。
インパクトを持たせたいから、背景に丸印か何かを置きたいと考えました。



5.完成!

カワセミは漢字にすると「翡翠」。ひすいとも読めます。実際、この色の羽を持つカワセミも存在してて、まさに宝石でした。
コバルトブルーを起用しなかったのは、twitterやwindowsのイメージを避けるためです。
より宝石感を出すべく、鳥の柄に関しましては、色を塗った上からトーンを貼りました。

色を調節。丸いドットを縁にすれば、プロフ用のアイコンに設定した時、少しでも目立つだろうと思ったからです。

カワセミの尾とアトリの翼は、ブラシでほのかにぼかしてみました。


最後に

如何だったでしょう?
もしもEvenBirdsに制作を依頼したい場合、高宮聡さんか、わたくし上の森シハにご連絡いただけますと幸いです。
尚、上の森シハ個人でも、今後も変わらず依頼の相談がありましたらお聞き致します。

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