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週刊セブ島留学&起業日記(第59回)

この記事は2019年11月24日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・「桜を見る会」より香港問題でしょ、国会議員の皆さん
・セブのリアルな生活費を公開します
・読者さんからの質問『プロテインはいつ飲めば良いですか?』
・フィリピン生活は騒音との戦いです
・フロントスクワットで気分転換!

<「桜を見る会」より香港問題でしょ、国会議員の皆さん>
なんか日本では総理主催の「桜を見る会」ネタが、情弱ワイドショーを賑わしているようですね。本当に情けない話です。私はツイッターとYoutubeからしか情報を取っていないのですが、普通に考えて違法性は一切ないことなんて1分もせずに理解できました。だって、もう数十年もやってる行事で、野党政権時代もやってましたよね。

愚かな野党は政権を非難するために、領収書の偽造からホテル・ニューオータニへの根拠のない営業妨害まで、愚行を極めています。本当に情けない。国会って1日開催するのに3億円の経費がかかると言われています。そして、予算委員会って100兆円の国家予算の使い道を議論する場所なのです。それなのに野党は審議拒否。理由は、桜の会の参加費5000円は安すぎる!首相が補填したのではないか(公職選挙法違反)!との主張。

今の野党は本物のバカですね。そして、野党と足並みを揃え結託する大手マスコミも完全に狂ってます。そんな野党の本質を見透かして、野党の支持率はどんどん下がっています。年明けにでも総選挙をやって野党に壊滅的打撃を与えて欲しいですね。

以前ならこんなネガティブキャンペーンが張られると、政権の支持率は落ちたものですが、しかし最近はそうなりません。これって、国民のリテラシーが上がっている証拠ですよね。あんな低俗なワイドショーとか見てたら、普通の感覚を持つ人なら気分が悪くなると思うのです。そうです、人としての感覚の問題です。

私は2012年に海外に出てからネットで情報を取る時間が取れるようになり、大きく考え方が変わりました。そんな私から見ると、世の中は確実に変わってきたなという手応えがありますね(スミマセン、偉そう)。

大企業に勤める高学歴のサラリーマンたちが、こうしたネットの情報に十分にアクセスできれば社会は変わると思います。私から見ると、やはり大企業の企業戦士は忙し過ぎます。自分の仕事に関する専門性は極めて高いのですが、それ以外についてはかなり疎い人が多いです。まあ、私も以前はその一人だったので偉そうなことは言えませんが。

一方で、「働き方改革」や不幸な「電通社員の自殺」という事態を経て、企業での残業時間はどんどん減っているそうです。少なくとも、私の知人の大企業社員の多くは口を揃えてそう言います。こうした層に時間ができて、情報リテラシーが上がればきっと世の中は変わります。何となく「腐り切る前に間に合いそう」な気はしています。

話を国会に戻すと、国会でやるべきことたくさんありますよね。以前も書きましたが、災害復旧は喫緊の問題です。私の実家は千葉なので今回はリアルにそう感じています。巨額の復興予算を出せば、住民は救われ、復興事業に参画する企業は潤い、その企業で働く従業員の待遇は改善され(これは少し時間を要するかも)、利益が増えることで税収も上がるわけです。デメリットはゼロなんです。

財源なんて国債で良いのです。国債乱発すると国債が暴落するとか、市中にお金が増えすぎるとハイパーインフレが起こるとかいう人がいますが、経済学をわかっていない輩の戯言ですね。ハイパーインフレなんて絶対起こりませんよ。それから国債が暴落?いやいや、いまは国債ってマイナス金利(買った方が金利を払う)なのに、買い手がいなくなったなんて聞いたことないですよね。

それから、香港はガチでヤバイですね。確かに、デモに参加している香港人は人口の一部でしょう。デモを迷惑と言う人も少なくありませんね。もし、私が香港人なら香港を捨てて他の国に移住します。だって、香港ってこの21世記にあって「選挙がない中国」に飲み込まれようとしているのです。

日本から、来年には選挙が廃止され、司法など関係なく政府の裁量で人を逮捕できるようになるとしたら、皆さんどうされますか?それってもう日本の崩壊ですよね。日本人が共有する価値観とか道徳観の崩壊です。そう考えると、香港で頑張る若者の気持ちが分かってきます。

アメリカでは香港を支持する法案が可決されました。アメリカってやる時はやるんですよね。私が尊敬する憲政史家の倉山満さんの言葉を借りれば「アメリカという国はヘタレなんだけどやる時はやる国」なのです。

『米議会、上院も「香港人権・民主主義法案」可決 中国は反発』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/11/post-13425.php

確かに貧困問題や銃問題などアメリカには多くの暗黒面がありますが、「自由とか平等とかフェアネス」という価値観の基では一気に結束できる国なんですよね。これは、倉山さんの著書『嘘だらけの日米近現代史』を読むと詳しく書かれています。

『嘘だらけの日米近現代史 (扶桑社新書)』
https://amzn.to/2KPpj6i

安倍政権も中国共産党への非難声明くらい出して欲しいものです。価値観の問題なのです。そろそろ対岸の火事として傍観できる水準を中国共産党は越えようとしています。日本の国会に期待したいですが、まあ無理でしょうね。本当に情けない。。


<セブのリアルな生活費を公開します>
私はかれこれセブに6年住んでいるのですが、最も多く頂く質問の一つが「セブの生活費っていくらくらいですか?」というものです。この手の情報についてはブログ等でも何度か書いていますが、ここに最新版としてお届けします。

サンプルモデルとして「男 独身」です。女性、既婚やお子さんがいらっしゃる方は、この情報をベースにご自身で試算してみて下さい。

(家賃)
月 2万ペソ (約42,000円)
約30㎡のワンルームのお部屋です。建物自体は、築4年程度の14階建てのコンドミニアム(日本風に言えばマンション)。家具付きなので、基本手ぶらで引越せる物件です。私の部屋は10階なので一応部屋から海も見えます。

小さいですが、ジムとプールもあります。しょぼいですが、コンビニも徒歩3分程度のところにあります。私はセブでも、空港があるマクタン島に住んでいますが、これでもおそらくマクタン島有数の高級物件です。少なくとも、いま私に引越しの意思はありません。

このコンドミニアムで2LDKのタイプもあるのですが、家賃は38,000ペソです(約82,000円)。ご夫婦や小さなお子さん1人とかであれば、こちらで十分かと思います。

皆さんの反応は様々と思いますが、「意外と高い」という感想を持たれているのではないでしょうか?私は日本ではずっと東京だったので安いと感じますが、正直、日本の地方に住んだ方が安いと思います。

勿論、家賃を節約することは可能です。月1万ペソ以下(2万円以下)の物件だっていくらでもあります。しかし、普通の日本人には無理でしょう。オススメしません。まず、セキュリティに問題があります。フィリピンって本当に泥棒が多いのです。

それから多分シャワーは水です。必要であれば、温水器を自分で購入ですね。それからエアコンもないので、扇風機生活です。私も普段はあまりエアコンは使わないのですが(日本の夏よりセブは涼しいのです)、エアコン無しは無理ですね。

次に停電という問題。実はここセブでは、この21世紀に停電が頻発するのです。下手すると半日停電とかあります。ですから、自家発電機がある物件に住まないと大変なのです。そして、安い物件に自家発電機を期待してはいけません。

最後に、セブシティに行けば家賃はもっと上がります。セブシティとは、空港から車で1時間くらいで到着するフィリピン第2の都市です。人口も100万人以上います。そして、おそらく所謂「セブに住む日本人」の8割以上はセブシティに住んでいるのではないでしょうか?

長々と書きましたが、フィリピンは環境やインフラに問題があるので、意外と家賃は高いのです。

(その他固定費)
電気代 1500ペソ(3,000円)
水道代 500ペソ(1,000円)
インターネット 1500ペソ(3,000)

感覚的に電気代は日本より高いですね。私は普段家にいる時は、「窓全開+扇風機」なので電気代は安い方だと思います。エアコンを使うのは1日のうち多分2時間程度です。これは、私がマクタン島にいること、部屋が10階という高層階にあるから可能なことです。都心のゴミゴミしたところでは、空気が汚いのと騒音で窓は開けられないと思います。そして、エアコン生活となり電気代は跳ね上がるのです。

以上から毎月の固定費は、23,500ペソです。そして、結論から言いますと、私の1ヶ月の生活費は余程のことがない限り、家賃を入れて50,000ペソを超えることはありません。5万ペソとは、今のレートで約105,000円です。

やはり安いですね!

5万ペソから固定費を差し引くと、26,500ペソになります。これを仮に30日で割ると、1日あたり883ペソとなるのですが、これで生活できるか?余裕ですね(笑)。

分かり易い説明として、ランチとディナーを日本食屋さんで食べて、毎回400ペソ(約850円)使っても83ペソ余ります。これで朝ご飯代としては十分ですね。

スミマセン、とっても貧乏臭い話をしてるように見えるかもしれませんが、私的には全くノーストレスなのです。というか、節約とかしたこと一度もありません。フィリピン生活のポイントの一つは、

長く住むほどお金を使わなくなる

ということなのです。私も最初の頃はもっと使っていたと思います。ただ、生活に慣れてくると健康的な食事をするにはやはり「自炊」ということになり、自然と食費は落ちるのです。そして、週に2回ほど外食するとしても、セブでは1人2000円もかからない美味しい和食屋さんがいくらでもあります。

洋服代についてはゼロです。セブでは買わないので。基本、日本に帰国した際に日本で買ってきます。ただ夏服だけで足りるのでやはり安く上がります。

おそらくセブに住む若い人はもっと低コストで生活していると思います。勿論、一方で優雅な生活を送られている人もいると思いますが、メイドや運転手を雇えば(超安いです)その分面倒も増えるので私は雇いませんし、無駄に広い部屋に住むつもりもありません。

以上、皆さんのライフスタイルに合わせて、上記をベースに自分なりに試算してみて下さい。

さて、ここで終わっては片手落ちとなるので「日本で払う費用」についても言及しておきましょう。すぐに頭に浮かぶのは下記ですかね。

税金
年金
国民健康保険

まず、税金については、海外に住んでいても日本国内の所得があれば税金を納める義務があります。私も毎年確定申告しています。ただし、この出費は日本での所得とバランスするものなので、セブでの所得から持ち出すものではありません。日本の税金は日本の所得でカバーです。

次に年金。私は国民年金を払い続けています。ざっくり年間20万円ですね。海外在住者では年金を払っていない人も多いと思いますが、私は払い続けています。理由は私の母親が年金受給者だから。年金って「自分が払った金額」と「自分が受け取る金額」がバランスするのではなく、年金支払者と年金受給者がバランスするのです。スミマセン、少し難しいですかね。

国民健康保険は支払っていません。但し、一時帰国時に一定の手続きを行えば、一時的に健康保険に加入し医療費の補助を受けることができます。私は何度か歯医者での治療のためにこの制度を利用したことがありますが、申請時に役人によって言うことが異なることに不信感を覚え、最近は全額自己負担で歯医者に行ってます。わざわざ役所にいく手間と時間をかけて不愉快な思いをするくらいなら、全額払った方がベターとの自己判断ですね。

最後に日本への帰国費用について。これは会社によりますが、現地採用の安い給料でも年1回くらいの帰国時航空券の補助はあると思います。仮にこれがないにしても、東京とセブの間なら往復2万円くらいで航空券を買えます。上手にセールを活用すれば、それほど難しいことではありません。以上から、日本への帰国費用もたいしたことないのです。ピークシーズンを避けてセールを上手く活用すれば、本当に安いのです。

リタイア組や富裕層、または自分で商売をされている人は、セブでは少数派かと思います。多くの方がセブで何らかの企業に社員として属していると思います。そして、そんな現地の採用情報を見てみると、最近では月給7万ペソ〜というのが一般的な水準のようです。

この記事をしっかり読まれた方なら、月給7万ペソあれば何とかなるとお分かり頂けると思います。もし日本にいて限界や閉塞感を感じている方は、1年でも良いので海外に出てみるのも手です。月給7万ペソの仕事にありつくことができれば、基本ノーリスクですよね。

最後に、フィリピンは色々と問題も多いので私はあまりオススメしませんが、「とりあえず海外経験を積みたい」「まず日本から出てみたい」という人にとっては、良い選択肢の一つかと思います。

話は飛びますが、一年中暖かいのって本当にありがたいですよ。


それでは、いつものコーナーに行きましょう。

1. 読者さんからの質問

<Kさんからの質問>

NSCA認定パーソナルトレーナーをお持ちのKGさんに質問です。プロテインは何を飲んでいますか?また、プロテインはいつ飲むのがベストなのでしょうか?

<KGの回答>

私はずっと「ゴールドスタンダート」の「ホエイ・プロテイン」を飲んでいます。

https://amzn.to/33gDasp

まず、ゴールドスタンダードはプロテインで世界シェアNo1だそうです。近年、海外に行くとサプリメントストアを結構覗くのですが、ゴールドスタンダードはどこにでも置いてあります。まあ、どのブランドでも良いと思いますけど。

また、プロテインには3種類あるのですが、牛乳を原料としたホエイが最も吸収が早いと言われています。ですので、これから筋トレを始められる方はホエイ一択で良いと思います。

また、筋トレ界には「ゴールデンタイム」という言葉があり、これは筋トレ後30分以内にタンパク質を摂るのが効果的という考え方です。これには色々研究があるのですが、私の知る限り、飲むタイミングはそれほど重要ではないそうです。1日に必要な分量を飲むことの方が重要です。

私は個人的には、1日2回飲んでいます。お昼と3時のおやつです。1回の分量は1スクープに水200ml。プロテインを買うと中に専用のスクープ(スプーン)が入っています。ゴールドスタンダートの場合、1スクープが30gでそれにタンパク質は24g含まれています。つまり私の場合、食事以外から1日48gのタンパク質を摂取していることになります。

筋肉を増やしたい人は、最低でも体重をkgからgに変換して、1.5倍から2倍のタンパク質が必要と言われています。例えば、私なら体重は70kgくらいなので、最低でも105gのタンパク質が必要です(70g*1.5)。そして、食事だけで105gのタンパク質って結構大変なのでプロテインで補充するわけです。

大量のタンパク質を一度に体は吸収しきれないという研究も結構あります。そういう訳で、私は24gずつ2回に分けて摂取しているのです。

もっと詳しい人はいると思いますが、一つの正しい考え方と思いますので参考にして頂いて結構かと思います。


2. フィリピンのビジネス&生活あるある

フィリピンの生活は「騒音」との戦いです。

まず、車やバイクの騒音。フィリピンでは日本なら一発アウトになるような車がまだたくさん走っているので、道路から離れたところですら車の騒音に晒されます。

次にクラクション。フィリピン人は平均10メートルに1回くらいクラクションを鳴らします。ですから、とってもうるさいです。

爆音カラオケや早朝から始まるマーチングバンド。これは日本人の常識では考えられませんが、普通に発生します。朝6時前からマーチングバンドの爆音演奏に起こされることも少なくありません。

爆音エアコン。フィリピンに来られた方なら分かると思いますが、フィリピンのエアコンって本当にうるさいのです。私はユーチューブの動画を撮る時は、あまりにうるさいのでエアコンを消して撮影しています。暑くて大変なんです。

ショッピングモールや露店の爆音音楽。フィリピンには「音質」という価値観がありません。ですから、どんな音楽もマックス音量で台無しになります。おそらく、フィリピン人には爆音に価値があるのです。

鶏の鳴き声。フィリピンでは大通り沿いに住むと車の騒音にやられます。一方でこれをあまり気にし過ぎて内陸に入ると、鶏の鳴き声の餌食となります。フィリピンは闘鶏も盛んで結構鶏が多いのです。英語学校の留学生に聞くと、鶏がうるさかったという話を聞くことも少なくありません。

ということで、基本的に静かな国である日本から移住すると、とってもうるさいです。私はセブに6年住んでいますが、まだ慣れませんし多分慣れることはないと思います。多分、フィリピン人は静か=寂しい、という価値観なのです。

うるさい場所が苦手な方は、東南アジアならタイがオススメです。日本並みに静かなので。


3. セブのレストラン

今週はこのコーナーはお休みです。


4. 今週買ったもの

今週はこのコーナーもお休みです。


5. 筋トレ

今週はフロントスクワットについて。1分以内の動画なのでまず見てみて下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=vFIeAufsFHg

これに対し、普通のバーベルを肩に担ぐスクワットをバックスクワットと言います。バックスクワットに飽きたり、気分転換したい時にやってみては如何でしょうか?

フロントスクワットの方が膝への負担が少ないので、膝に不安のある方はこちらを試して下さい。また、やってみると慣れるまでは、意外とバランスを取るのが難しいです。これが「体幹」を鍛えるのにもって来いですね!


6. 経済&投資

日経平均 (年初来 15.48%)
ダウ平均 (年初来 19.50%)
フィリピン平均 (年初来 8.51%)

今週は3カ国ともに若干値を下げましたね。まあ、少し加熱気味だったので短期的な調整局面かと思います。


それでは、また来週お会いしましょう。

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