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週刊セブ島留学&起業日記(第61回)

この記事は2019年12月8日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・格安航空券の買い方
・フィリピン航空のオンラインチェックインのコツ
・飛行機で追加料金を支払ってでも良い席を選ぶ理由
・What is your job?とはネイティブは言わない?
・iPhone11を購入。良かった?それとも失敗?

<格安航空券の買い方>
今回の日本への帰国中には、九州出張に行って来ました。福岡に2泊してから最終日は熊本へ。主には留学エージェントさんへの営業だったのですが、それ以外にもセブ英語倶楽部の卒業生にお会いしたり、留学時代の友人に会ったり、熊本県の副知事へと大出世を果たした元同僚を熊本県庁に表敬訪問したりと、3日間の出張で計7名もの方とお会いすることができました。やはり、人との繋がりってとっても有難いものですね。

セブ英語倶楽部の卒業生Kazさんのツイート
https://twitter.com/kaz_ielts/status/1201796075687796737

今回利用したフライトはJetStarで料金は下記の通り。

成田→福岡 10:10-12:30 / 11,910円
熊本→成田 19:45-21:25 / 7,000円

とっても安いですね。というか安過ぎます。私はJALマイラーなのでJALを利用するつもりでいたのですが、同じ路線でJALだと25,000円くらいするのです。さすがにこれだけ差があると、庶民の私はというか、会社に申し訳なく(零細企業の経費なので)LCCのJetStarを選択した訳です。

行きの福岡線はベストな時間帯だったのですが、熊本からの帰りは成田着が夜の9時半。熊本のアポの終了時間が15時だったので、空港での待ち時間は約4時間。時間が全てに最優先する私ですが、有難いことに「どこでも仕事ができる」境遇にあるので、4時間くらいならサクサク作業していればすぐに過ぎるのです。

LCCはどうしてこんなに安いのか?色々な要素はありますが、時間帯と空港の立地は値段に大きく影響します。例えば、発着時間が早朝と深夜だと空港に支払う「発着料」が安いのです。ですから、今回の熊本発の便も成田着が21時過ぎだから7,000円という値段を実現できるのです。

実はセブ空港への各航空会社の到着時間帯を見てみると、23時以降は韓国便のラッシュです。理由は言わずもがなですね。ですから、深夜のセブ空港は完全に韓国です。そして、最悪なのはパスポート審査を抜けるのに2時間ほど待つということです。そのため、到着日のホテルへのチェックインは日付が変わった早朝の3時くらいになってしまうのです。

勿論、航空券の値段は重要ですが、この辺の事情を考慮して少し余分に支払ってでも早めにセブに到着する便に乗れば、初日から食事に出かけることだってできるのです。「初日からリゾート気分で外食」と「空港で2時間待ち&早朝3時過ぎのチェックイン」、どちらが良いですか?私には、航空券の料金以上の差があるように感じられます。

それから、空港。今回も熊本発の便が羽田着なら料金は上がったでしょう。詳しくは知りませんが、羽田の方が成田よりも発着料は高いはずです。分かりやすい例としてはロンドンです。ロンドンには6つの空港があり、私は全てを制覇したのですが(暇人ですね)、中には「ここロンドン?」という場所にある空港もあります。結局、ロンドン都心から1時間半以上電車に乗って時間とお金を使う訳です。そうであれば、多少高くても都心の空港を使うべきなのです。

それから、ドイツの玄関口フランクフルト 。実はフランクフルトには都心に近い空港と、「フランクフルト・ハーン空港」というLCC用の空港があるのです。ハーン空港から市内へのアクセスはバス一択(2013年当時)。結構バスは混んでいて、空港で待ち時間もあって、市内へは1時間以上の道のり。深夜に到着したり、早朝の出発便だと結局空港近くのホテルに泊まらざるを得ないので、航空券以外の出費が発生してしまうのです。

まあ、私は旅慣れているので、この辺のことも全て考慮して航空券を手配しますが、慣れない人にはなかなか難しいと思います。空港での寝泊りも大丈夫と言う人なら安さ最優先で良いと思いますが、私には無理ですね。

さて、航空券の値段に焦点を当てると、セブ英語倶楽部に来られる留学生の方の航空券平均購入価格は、6万円以上だと思います。データを取っているわけではないので正確には言えませんが、概ねこんな感じです。一方で、過去3回の私のセブから日本帰国時の航空券の値段は下記の通りです(往復)。

今回 フィリピン航空 32,000円(直行便)
前回 キャセイパシフィック 38,000円(香港経由)
前々回 セブパシフィック航空 20,000円(直行便)

勿論、ピークシーズンを避けていたり、「セブ→東京」という普通の日本人の方とは逆のルートということも影響していると思いますが、我ながら上手に買えていると思います。もういい歳なのでビジネスクラスに乗ろうと今年の年頭に誓ったのですが、これだけ安く、また片道4〜5時間のフライトだと「まあ、いっか」となってしまいますね。

前置き長過ぎて恐縮ですが、ここで私の航空券の買い方を開示します。私は昔から「スカイスキャナー」というサイトを使用しています。どの便が安いか?また時間帯や乗り継ぎ時間をざっとチェックするにはこのサイトがベストです。他にも類似サイトがあるのでどれでも良いと思いますが、私はスカイスキャナー派です。

スカイスキャナー
https://www.skyscanner.jp/

しかし、私はスカイスキャナーではチケットは購入しません。チケットの購入はここ2年、「トリップ・ドットコム」一択です。理由は2つ。まずは、安いこと。たまに、航空会社のウェブサイトで直接購入するよりも安いことがあるのです。次に、購入手続きがシンプルで簡単なこと。メンバー登録していれば、航空券を選択してから数クリックで購入完了です。

例えば、セブパシフィック航空のウェブサイトでチケット購入するのは二つの点で大変なのです。一つ目は入力しないといけないデータが多いこと。住所入れたり、カードの発行銀行のデータ入れたり「こんなの必要?」と思われるデータまで要求されるので軽くイラッとします。

それから、セブパシフィック航空含め、LCCの場合「余分なものを外す」のが面倒なのです。LCCの購入プロセスでは「有料オプションが全て追加された状態」がデフォルトになっているのです、ですから、慣れていない人、英語が分からない人は、気がついたら全然高い金額で購入しているのです(不要なオプション購入のため)。

例えば、普通の狭い席の真ん中の席に「座席指定料」を知らずに払っていたり、食べたくもない機内食を知らずに注文していたり。短距離のLCCで機内食を食べている人を見ると、私は「この人騙されたんだな」と思ってしまいます。まあ、全員でないにしても、半分くらいの方はきっとそうだと思います。

ですから、私はトリップドットコム推しなのです。このサイトでLCCを購入すれば、簡単に「余分なものを追加しない」席を購入できます。LCCは「ノー・フリル・エアライン」と言われますが、文字通り、フリル(余分なもの)無しで購入できるのです。そして、実際に座席や機内食を追加したい場合は、オンラインチェック時に購入すれば良いのです。

この「トリップ・ドットコム」は中国のウェブサイトです。本来であれば、こういう気が利いたウェブサイトは日本人に開発して欲しかったと思いますね。こういう「顧客本位」の発想で負けるようでは、本当に中国に置き去りにされてしまうかもしれません。

トリップ・ドットコム
https://jp.trip.com/

<フィリピン航空のオンラインチェックインのコツ>
折角なので、流れでフィリピン航空(PAL)のチェックインのコツについて説明します。きっと、このメルマガの読者さんにはPALの利用者が多いと思いますので。

まず、皆さん、いまどき飛行機に乗る時は事前に「オンラインチェックイン」をしましょう。そうすることで、あの空港での長蛇の列を回避することができます。とっても不思議ですが、どこの空港でもフィリピン系のエアラインのチェックインには長蛇の列ができます。成田でも、バンコクでも、空港で長い列が見えると「多分、フィリピン系だな」と思いますね(そして、いつも当りです悲)。

さて、フィリピン航空のオンラインチェクインですが、多くの座席がロックされていて座席指定ができません。そこで、諦めて自分の好みでない席を購入する人は多いと思いますが(これは仕方ないですね)、諦めずにカウンターで交渉した方が良いです。

今回私が取った手順は、長蛇の列を避けるために「最悪妥協できる席」を選択してオンラインチェックインをしました。次に空港でほぼ待たずにカウンターに通され、そこで「足元の広い席ありますか?」と聞いた訳です。今回は、オンラインではロックされていたプレミアムエコにミーの席を5,000円追加で購入することができました。更にラッキーなことに隣は誰もいない3席独占でした。以前、バンコクからセブ行きの便に乗った時は、同じ作戦でエコノミークラスの非常口の足元の広い席を無料でゲットすることもできました。

<飛行機で追加料金を支払ってでも良い席を選ぶ理由>
私はLCCに乗っても、エコノミークラスの場合は必ず足元の広い席をとります。追加料金なんて高くても今回のように5,000円程度です。以前、マニラからロンドンに飛んだ際も(驚異の13時間半フライト)、足元の広い席を1列3席独占でたったの50ドルでした。これは、機内の快適さが欲しいという意味ではなく、仕事がしたいからなのです。

私は時間貧乏というか、ぼーっと時間を過ごすことができないのです。また、飛行機の中では一切眠れない不幸な体質なのです。そんな私にとって、機内の最高の過ごし方は「仕事」なのです。実際にこのメルマガも、成田からセブへ向かう機内で書いています。

このフライトの飛行時間は5時間です。ずっとは仕事しないにしても少なくとも3時間はやるでしょう。そうすると、「私の3時間」と「追加費用の5000円」どちらが価値があるか?というのが私の価値観なのです。狭い席ではラップトップをストレスなく叩くことはできません。勿論、読書したり動画を見たりで無為に時間を過ごすことはありませんが、5時間も「何も生産しない」ということに耐えられないのです。

私が大好きなメンタリストのDaiGoさんは、ビジネスクラス以上にしか乗らないと断言しています。理由は私と同じです。更に彼の場合は、「ビジネスクラス料金=自己投資」と考え、かならずこの費用を回収しようと機内で徹底的に集中して何かに取り組むのだそうです。

以前聞いた話ですが、アメリカ人のビジネスマンか学者の人で(どちらか忘れました)飛行機ではファーストクラスしか乗らない人がいるそうなのだそうです。理由は全く同じです。ファーストクラスというとんでもない大金を払った以上、必ず元本は回収してみせるという気合が高い集中力と生産性を生み出すのだそうです。

とっても刺激になる考え方です。私の場合、稀にビジネスクラスに乗るとラウンジから飲んだくれてしまい、結局機内も終始酔っ払って過ごしてしまうのです。この二人に比べるとまだまだメンタルが弱いことをを痛感しますね。ですから、私の場合、LCCのビジネスクラスくらいが丁度良いのです。ラウンジもなく、機内食もエコノミーと一緒。まさに、仕事するための環境=座席代のみに追加料金を支払う訳です。

このように、飛行機の席の選択一つ取ってみても、人によって色々考え方があるのは興味深いですね。読者さんの中で、独特の考え方やコツのようなものをお持ちの方は是非、このメルマガへの返信で教えて下さい。匿名で、次回以降のメルマガで共有させて頂きます。


それでは、いつものコーナーに行きましょう。


1. 読者さんからの質問


Q. Yさんからのメッセージ

こんばんは。

私は以前オンランイン英会話をしていたのでKGさんがおっしゃる内容がよくわかります。フィリピン人の先生からは、一度もWhat do you do?と尋ねられたことはありませんでした。

ネイティブにとっては不躾、武骨な感じがするようですね。確かにそうですね。いきなり「仕事は何?」と聞かれたらびっくりしますね。

フィリピン人は英語が得意なのになぜ上記のような質問をするのか。これは日本人にあわせているからでしょうか。それともタガログ語などがこうした性質をもっているからなのでしょうか。

A. KGの回答

Yさん、メッセージありがとうございます。

(このメッセージは、私の別のメルマガ「フィリピン留学 ブログでは書けない話」の『ネイティブはWhat is your job?とは言わない』を読んで頂いての感想です)

大前提として、フィリピン人の英語は素晴らしいです。世界で通用します。ですから、私はセブで英語学校を経営しています。

一方で、やはりネイティブとノン・ネイティブには超えられない壁があるのです。日本語ペラペラの外国人の日本語だって、聞けばすぐに日本人でないことは分かりますよね。そういうことです。

それから、フィリピン人は良い言い方をすればとっても言葉に「おおらか」です。悪い言い方をすれば、とってもコミュニケーションが「雑」なんです。ですから、What do you do?とWhat is your job?のニュアンスの違いなんて気にしないのです。それだけですね。

私はネイティブにはほど遠い英語力ですが、普通の日本人の方よりは国際経験も多く、それなりに英語を話し、膨大な数の英語の失敗をしてきました。そんな経験に基づいて、私は自分の学校で英語を教えています。

フィリピン人やネイティブの講師と比較した場合の私の最大の優位性はこの辺ですね。そして、こうした点は言語を学ぶ上でとっても面白いのです。Yさんにこの辺に気付いて頂き、とっても嬉しく思います。


2. フィリピンのビジネス&生活あるある

スミマセン、今回はこのコーナーもお休みです。


3. セブのレストラン

今週はこのコーナーもお休みです。


4. 今週買ったもの

iPhone 11

私は「新しいモノ好き」ではないのですが、今回の日本帰国に合わせiPhoneの最新機種を購入しました。購入の理由は2つです。

1. iPhone11の広角レンズカメラに惚れた
2. 気分転換

私はいい歳こいたおっさんなので、自分の写真なんてほとんど撮らないのですが、ブログ等で仕事用に写真を撮ることが多いのです。そして、先日、某留学エージェントさんが当校の視察に来てくれたのですが、その時に撮影してくれた当校の宿泊施設の写真が全く別物と思えるくらい綺麗に撮れていたのです。

完全に惚れましたね(笑)

それから、どうして気分転換なのかというと、私のiPhoneは6plusだったのです。個人的には一切何の不満も無かったのですが、「ノリって重要だよな」と思い広角レンズへの想いが冷めないうちに購入へと踏み切ったのです。

私が購入した機種は一番安いものですが、値段は65,000円程度でした。まず、古いiPhoneの下取りで1万円弱ゲット。それから、私は海外在住ということで消費税免税の恩恵を受けられるのです。ですから、ざっくり、15,000円くらいは得した感じです。まあ、65,000円くらいなら手頃というか、良い気分転換になって良いです。

実際に使ってみると、やはり広角は良いですね。どんな写真も意味なく広角で撮影しています(笑)。それから、バッテリーの保ちが最高ですね。アプリの立ち上がりも心持ち早い感じがします。

それと一番の驚きは、「それ11ですか?」とやたら聞かれること。みんな他人の携帯に興味あるんですね。私はiPhoneの最新機種をすぐに購入したのはiPhone4以来でスマホには全く無頓着なので少し驚いています。

私は常夏のセブ在住でカジュアルな服装ばかりので、多くのフィリピン人は私を貧乏人のように思っていると思います(フィリピンでは見た目が1000%なので)。まあ、しばらくはこの65,000円の投資のおかげで、少なくとも貧乏人とは思われないで済みそうです(笑)。その辺も考慮してカラーは11にしかないグリーンにしました(分かりやすい!)。


5. 筋トレ

今週はこのコーナーもお休みです。


6. 経済&投資

日経平均 (年初来 16.69%)
ダウ平均 (年初来 20.09%)
フィリピン平均 (年初来 8.38%)

3カ国とも株価は上昇。

最近同じことばかり言ってますが、アメリカ様は強いですね。仮に年初にダウ平均を1000万円買っていれば、現時点で200万円のゲイン、そこから2割の税金払っても160万円の利益なので、セブでの1年分の生活費が出た計算になります(私の節約なしの生活費は前回のメルマガで書いた通り)。

パッシブ投資派(インデックス投資派)で、まだ日経平均を持っていて、ダウやS&Pのインデックスを買っていない人は検討の価値はあると思います。私の個人的な憶測&願望では、来年11月の大統領選挙まで株価は上がり続け、トランプ再選でフィーバーすることでしょう。勿論、短期的な上がり下りはありますが、中国と欧州がダメないま、アメリカ様しかいませんよね。

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