viscuitはプログラミングの楽しみを加速してくれる(CoderDojo神山 #18 開催のご報告)
こんにちは、コーダー道場神山の本橋です。猛烈な暑さが続く8月にもコーダー道場神山は開催しましたよ! エアコンバンザイ!
さて、今月の神山道場は導入部でviscuitのデモをしたこともあって、viscuitで遊びたいというニンジャが多くviscuitづくしになりました。いつもご質問いただくことの多い「プログラムの保存はできるの?」とか、「家に帰ってから続きを作るには?」あたりのフォローを入れています。(このあたり、最近仕様がちょっと変わりました?)
viscuitのハードルの低さは流石の一言で、タッチパネルとの相性も抜群です。絵を描きさえすれば動かせる、そんなとっつきやすさはプログラミングの楽しさを知るにはうってつけだと毎回感じています。
この回は「動かす」ができるニンジャたちに向けて、「増やす」と「回転」の要素を伝えて花火(弾幕?)の動かし方を紹介しました。回転しながら動き回る水族館にしてみたり、ひたすら画面上を埋め尽くす作品にしてみたり、思い思い楽しんでいました。
神領小学校プログラミング実験室
viscuit回にしてみたのは翌週への布石(というか授業の練習半分)で、神領小学校でプログラミング授業に向けたものでした。これは毎年神山町内の小学校で行っている特別授業です。
神領小学校では夏休みあけに、神山メイカースペースの設備にもあるレーザーカッター、3Dプリンタ、それとドローンの特別授業を開催しています。僕の担当はドローンで、そのなかで人気なコーナーがドローンとプログラミングを組み合わせてミニゲームです。
そこからプログラミングも紹介することになり、毎年Scratchやviscuitなど探り探り授業しています。対象が4年生なのでキータイプのあるScratchはなるべく避けようと思っていたのですが、このタイミングで僕の考えを一変させる事件(イベント)が神山町で開催されました。
IchigoJamプログラミングワークショップ
IchigoJamの開発者、福野泰介さんによるIchigoJam(IchigoDyhook)を使ったBASICプログラミングワークショップが9/5に神山コンプレックスで開催されました。
僕もお手伝いで参加しまして、BASICプログラミングによる川下りゲームを作る、というワークショップです。
キーボードを打つのも初めてのような子が混ざる中で、アルファベットだけの文字入力でプログラミングをする、というのはまさに僕が避けてきた部分を正面突破するテーマでした。
たくさん並んだキーボードからお目当ての記号を探し当てて一文字一文字入力する、というのは大人からするとフラストレーションの溜まりそうな行為です。ましてやSyntax Errorと戦いながら。
ですが、子どもたちにとってはキーをタイプするという「アクション」に対してコンピューターが「リアクション」を返してくれる、しかも正解であればゲームが一歩一歩完成に近づいていく、とてもエキサイティングな挑戦だったようです。福野さんの進行の組み立てもあって、あっという間の2時間だったようです。
参加者たちが興奮しながらコンピューターに向かっている様子をみていたら、ただキーボードを打って画面に反応が返ってくるだけのことが楽しくて仕方なかったキーボードに初めて触れたときのことを思い出していました。
先に紹介した神領小学校プログラミング教室はIchigoJamワークショップの翌週にありました。そこでもゲームの要素を分解して一歩一歩組み上げていく、というステップを取り入れています。課題を小分けにして一つずつ成功体験を積み重ねる、という進め方はどんな分野でも間違いないですね。
次回のコーダー道場神山は9/21(月)の18時スタート予定。大人の方も、ぜひプログラミングの楽しさを感じに遊びに来てみてください。
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