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飽きるまで

1日お休みだった日曜日。思うように体が動かず気力もない。結局コンビニで飲み物買ったくらいでご飯も食べなかった。ずっとベッドの上。考えてしまうのは元彼のこと。近くにいすぎて情報も嫌でも入ってくるから辛いものがある。最後の大殺界、そして厄年の乗り越える辛抱の時期かもしれない。

世間は冬のボーナス時期だ。そしてもちろんそれは元彼もそうだ。そのお金はどうやら飲み屋さんの女の子との同伴やゴルフに投資するみたいである。別れてから初めてではないのだろうか、他のお店の20代との同伴は。私には何も返せず、できなくてと話していた彼がこうも簡単に時間を作りご飯に行く神経が私にはわからなくもあり別れてもなお傷ついている。でも、その程度だったのだと割り切ればいい。期待なんてしちゃダメだし傷つくことにも慣れてる。

今月は同じお店の女の子とご飯同伴やゴルフと毎週のように予定を入れているらしく、本当にもう気持ちすらもないんだなと感じた。
仕事なのはわかっている上でだがボーナス時期に群がる女性陣も下品だとも思うしやはりそこは価値観の違いなのかもしれない。特に思い入れがある人だからそう感じるのかもしれないが。私の場合受け身なためお誘い頂いてか話していて好印象な回答であればご飯や予定を組む。もちろん仕事なのはわかっているが、あまりガツガツしすぎているのも私は苦手だ。でもそのために時間を作り、お金を使う彼にどこが虚しさを感じた。付き合っていた時にもできたのではないか、私にも同じように時間を作って約束を守ってほしかったと。

きっとこの話ですらも私は形に残していくだろう。それが私の体験でもあり今の人生の1ページなのだから。でも、私は私なりのやり方で伝えていこうと思っている。振り返りのYouTube動画を撮るにもこのことは触れずにはいられないだろう。そして物事や行動には意味があるように私がそこに記録を残すことも意味がある。感情だけで動いているわけではないのだ。

しかし別れ方も一方的で身勝手なやり方だったためまだ不完全燃焼なところはある。これだけ書いてもどこかで情があり、まだ好きな気持ちもあるのだ。そんな自分ですら嫌になり否定したくもなるが好きでいるのも私の勝手だと気づいた。だから飽きるまで傷ついて、飽きるまで好きでいようと思っている。
いつかもういいやって冷めて吹っ切れるようになるように、考えなくなるように。

二人のときにしか見せない私だけが知っている彼の顔もある。とあるお店帰りのアフターの日、他のお店で彼と会い気丈に振る舞い挨拶をした。そんな姿を見た他のお店のオーナーさんがお前大人だよと声を掛けてくれ、さらに俺はあいつが明らかに悪いと思ってるしそれを伝えたと話した。彼自身悪いことしていると思ってると本心かわからないが話したようだ。

変にプライドだけは高く不器用な彼を知っているからこそ放っておけない優しさもでるし付き合ったときから老後や最後を看取る覚悟もしていたくらいだ、想いなんてそう消えない。周りはもっといい人がいると口を揃えて話してくれるが元々恋愛体質でもないので次なんてそう切り替えられない。ましてや1年かけてお互い心を開いた関係を一方的な別れようで気持ち切り替えられるほど私は器用でもない。

人は変わらない。頭ではわかっている。ただ心が追いつかない。貯金もせず湯水のように散財し依存してしまっている40代独身男性未婚というゴリゴリパワーワードすぎる人間を、20年以上そんな生活を続けてきた彼を変えるという考えすらもしかしたら間違いなのかもしれない。

しかし40代ともなると将来や先行きに今の生活と貯金がない状態で不安にならないのだろうか。どこか楽観的で自制できないその姿が前に書いた堕ちていく人生へとなるのだろう。40半ばで中年体型で髪も薄い、お金もない男になどだれが振り向くだろう。
でも好きになって他の女性との時間が私との時間より増えるたびに不安に押し潰されていた。そんな人を女性側も恋愛対象として見るわけでも彼自身も娯楽を楽しんでいただけなのにと離れたからこそ冷静になってわかることもあった。変わらない生活の先に待っているのは孤独。そんなわかりきった先行に進む彼を今ではどこか哀れにも思って見ている。

私自身今から将来や先行きでさえ不安になるのに、いつになったら現実と向き合うのだろう。気づくのだろう。40代になり自我が強ければ強いほどその自我に自身が苦しめられるだろう。若い頃と気持ちは変わらなくても老けるし相手にもされなくなる。五月蝿いことも言われなくなる。でも、ちゃんと思って叱ってくれる人がどれだけ大事か。自身が作った面倒事から向き合わず逃げてばかりだといずれ壁にぶつかる。そのときに大きな代償を被ることにもなるのだ。それにすら気づけず一回り以上年下の私が危惧しているこの状況ですら年上という概念や理想、憧れを希薄させていることに気づいてほしい。

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