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「コントロールできる範囲」をコントロールする

変化の激しい現代においては、状況を踏まえ、
「自分で考えて行動する」ことが求められます。

世の中には、自分でコントロールできない
ことが数多くあるのも事実。

とはいえ、それは自分のコントロール外のことなの
で、そこに不平不満を漏らしたところで、なにかを
変えることはできません。

むしろ大切なのは、自分がコントロールできる範囲
を見分け、そこで勝負すること。

そして、自分のコントロール範囲を見分けるため

には、内円と外円の概念を持つことが重要です。

まずすべきは、現在の自分でコントロールできる
範囲を抽出すること。

たとえば1週間を振り返って、自分がコントロール
できる時間がどれくらいあったかを振り返ってみる
わけです。

入社2年目から5年目くらいであれば、平均して
週17%ほどの内円の時間(1週間37.5時間×0.17=
約6.4時間)があるそう。

次にすべきは、この内円の範囲のことに対して内省
(=自分から自分へのフィードバック)をし、
改善すべき点を見つけ出すこと。

そして、その改善点を次の行動に活かすべく
「アクションリスト」としてまとめるわけです。

少なくとも2週間に1回は振り返りの時間を設け、
次の行動に活かそうとしているということ。

この「内省」と「改善アクションリストの実行」が、
突出した成果を残すことにつながっていると考えら
れます。

毎週金曜日の午後3時に15分間だけ、会議や作業を
入れない時間を確保してもらい、コーヒーを飲んだ
りお菓子をつまんだりしながら、1週間の作業を振り
返って「成果につながったものとそうでないもの」を
棚卸してもらっています。

そこから得られる最大の効果は、「やめることを
やめる」こと。がんばってつくった資料が使われ
なかったなど、「やっても意味がなかったこと」が
わかると、今後はそれをやめる勇気が出てきます。

とくに若手社員は、こうすることで「ひとりでできる
仕事の限界」も見えてくるもの。したがってそこは
前向きに捉え、「ひとりでは大きな仕事をこなすこと
はできない」と割り切ることが大切なのです。

そうすれば、「他者を巻き込んで、成果を残す」という
方針に振り切ることができるようになるはずだから。

その結果、ひとりで作業を開始する前に上司や先輩
からフィードバックをもらったり、自分が調べると
3時間かかる作業を、詳しい人に5分で教えてもらうと
いうような発想に切り替えることができるわけです。


参考書籍:『巻込力』(越川慎司 著、経済法令研究会)


#働き方 #ワークスタイル #時間管理 #生産性向上
#コミュニケーション #人間関係 #問題解決


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