自分の心に「聞」いてみる
一般的に使われる「聞く」を表す漢字です。
門に耳を当てて中の様子をうかがう、という
盗聴気味な行動に由来するそうです。
ちなみに「盗聴」を意味する「eavesdrop」の
「eaves」は「軒」という意味で、軒下にいる人は
その家の中に聞き耳を立てている人、というのが
語源です。
ところで「自分のことを知る」、すなわち「自覚」は
対話の第一歩です。
自分の実績や経歴、強みと弱みを「自覚」し、
「自信」を持って「自己主張」する。
それは話術の基本です。
とはいえ、「相手の話を聞くのに、なぜ自分を知る
必要があるのか?」と気になってしまうかも
しれません。
しかし、そこで「バイアス」を意識しているいます。
バイアスとは、思い込みや先入観、偏見、自分の
思考の癖のこと。
相手の話を聞く時にこのバイアスが邪魔をして
事実を歪めてしまったり、下手すると、耳にすら
入れないという悪さをしでかすこともあります。
だからこそ、バイアスという心の門を開け、
フラットに情報を受け止めるべきです。
そういう状態になって初めて、聞く耳を持つことが
できたと言えるわけです。
参考書籍:『ハーバード流「聞く」技術』
(パトリック・ハーラン 著、角川新書)
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