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ニンジャスレイヤーのバズった本編ツイート詳細調査 2012

まずニンジャスレイヤーの全本編ツイートからRT数ランキングを作った記事がこちら。

そこから派生して年代別にRT数を調査するのが当記事です。今回は2012年

2012年は第2部が完結し、第3部が始まり、さらに物理書籍が発行された年でもある。ツイッター連載小説はここに来てとうとう商業作品となった。ゆえにヘッズの数も段違いに増加し、RT数の平均も去年から倍近く跳ね上がっている。(おかげで集計にとても苦労した)

今回も1位のツイートは他のツイートとはバズった理由が少し違って特殊だったので最後に置いておきました。歴戦のヘッズは予想してみてね!では2位から。

371RT 古代ローマカラテ真実

アーチ建設は古代ローマカラテが完成させたブリッジ姿勢に由来するという何から突っ込めばいいか分からない超トンデモツイート。「ニンジャ真実」系に分類されよう。

342RT 一部医療保険適用ヤッター!

解説するのも野暮だが独り身の男性ヘッズにとって切実すぎ生々しすぎ辛すぎる内容。セクサロイドに医療保険適用するの、やめろ!

ちなみに「リブート、レイヴン」の中盤です。

294RT カラテノミコン

キョート城の蔵書の名前が4ツイートに渡りひたすら列挙されるシーンの3ツイート目。各ツイートのRT数は102RT,128RT,294RT,80RTと推移。

3ツイート目だけ飛び抜けた理由は「カラテノミコン」が群を抜いて衝撃的だったからと思われる。

285RT 「サツバツナイト!?」

「サツバツナイト!?」「サツバツナイトだと!?」「何者だ!?」どよめき立つアマクダリ秘密基地!「ニンジャスレイヤーではないのか!?」

子供だましな変装に対して大真面目に混乱するアマクダリ中枢部。今なお語り継がれる迷シーン。

281RT 社葬

典型的な「キテレツ用語解説」系のツイート。第2部では少し鳴りを潜めていたが第3部ではこれ系のツイートがまた切れ味を増してきている。

265RT ニンジャの……スシ屋!

「ヘッズスラング」系の強烈なインパクトのあったツイート。

216RT ガン・フィッシュ

第2部が完結しいよいよ第3部が始動したらニンジャスレイヤーが料理漫画をやり始めたことでヘッズが大混乱に陥ったスシ回。ニンジャのいつもの地の文のノリで料理漫画にありそうな一流職人の手さばきを描写したツイートがバズらないはずがなかった。

なお、ひとつ前のツイートも202RT。

210RT 3人分のスシ

フジキドがスーパーで買ってきた大量のスシパックを独り黙々と食べるだけのシーン。今見ても泣きそうになっちゃうねここ。何気にトーフのパロディをしているところも含めてRT数が大きく伸びたツイート。

続くこちらも170RT。

208RT 4ツイート連続ガンバルゾー!

言い始めのツイートを含め4ツイート連続「ガンバルゾー!」が流れたシーン。192RT,208RT,134RT,151RTと推移。ガンバルゾーだけで全ツイートが埋まったのはこの2ツイート目から。

204RT アナイアレイター

1ツイート全部「アバーッ!?」で埋まったのはこれが初めて。「ヘイル・トゥ・ザ・シェード・オブ・ブッダスピード」の最終セクションにおけるシマナガシVSスターゲイザー戦にてアナイアレイターがフォハハしたときのツイート。なおアバってるのはクローンヤクザです。

あまりにも規格外すぎる攻撃規模にヘッズが震撼したシーン。

202RT タコス食いてえ!

ヘッズスラング系。

201RT エーラッシェー!

この年代から「パワーワード」がバズる傾向も増えてきている。

198RT 「フー・キルド・ニンジャスレイヤー?」の中盤

シビれたよねこれは。

200RT未満の密集地帯

この辺りからRT数がかなり団子で、解説しだすとキリがないのでいくつか列挙だけしていきます。

192RT

184RT

183RT

173RT

171RT

ヤクザスラングをサンプリングするな。

168RT

167RT

165RT

160RT

159RT

_人人人人人人人人人_
> 突然の爆発四散 <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

154RT

151RT

そして伝説の1位 545RT 

1ツイート140文字にニンジャスレイヤーのいろはの全てが詰まった珠玉のツイート。

【アイサツ→サンシタめいた挑発→アバる→イヤアバ→命乞い→サヨナラ】と1ツイートでサンシタニンジャムーブをすべて披露して、登場と当時に出番が終了したアノマロカリス=サンはカルトめいた人気を誇る。それだけでなく余った文字数でナンシーと通信までされている始末。

個人的考察:一部突出を除けば「盛り上がるシーン」が多数

突出したRT数上位ツイートは「キテレツ用語解説」や「ニンジャ真実」系が並んだが、それ以外はほとんどが「盛り上がるシーン」だった。

「盛り上がるシーン」は当然ながら連載を順番に追っていないと盛り上がれないわけで、そのRT数が軒並みトップクラスに高いのは、ひとえにニンジャスレイヤーのクラスタが完全に完成したからと言えよう。

アナイアレイターのジツ発動シーンや「突然の爆発四散」などのように、実況が熱狂的に盛り上がって(ヘッズ内で)バズるケースも登場している。単純にそのシーンやシナリオが盛り上がって面白いというだけでなく、実況の勢いがバズに影響するようになっている。

(そのためバズった理由を探るのが少しめんどくさくなってきた!当時の実況ログまで調査しないとバズった理由が分からんツイートがちらほら出てきている!)

また、「カラテノミコン」「エーラッシェー!」「ヒカエオラー!」のような「パワーワード」系の台頭も見逃せない。ニンジャスレイヤーはその独特の文体が最大の特徴の一つであるが、クラスタが強固となったヘッズ界隈は今さら「アイエエエ」で笑うこともない。そんな独特の文体に慣れてきたヘッズたちを、翻訳チームはもう一度こん棒でぶん殴ろうと画策したのではないかと思われる。

(↓続きはこちら)


カフェラテかミルクティー買います いや、カフェラテの方がカラテが高まりそうなのでカフェラテにします