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正しい努力をできる人は「角度調節」がうまい、という話

タイパとか言われる昨今ですが、かくいう私も時計をチラ見する日々を送っています。チルちゃんです。

努力には「正しい努力」と「正しくない努力」があります。正しい努力ができると目標に近づきやすくなるけれど、正しくなかったら時間と労力を浪費してしまうだけ……できれば避けたいところです。

しかし、ここで問題なのは今自分がしている努力、正しいかどうか分かんねえー!!!!ってこと。結果が出た後に「あの努力は正解だったんだ~えへへ」と思えただけで、生存バイアスもかかっているように思えます。

ただ、周りを見渡しても目標を達成している人は自分の頭で考えて動いている。これは間違ありません。
じゃあ目標を達成するための「正しい努力とはなんぞや?」「自分の頭で考えるってつまりどういうことよ?」というのを、今回は私なりに考えてみました。

小さな成功と失敗をキャッチして活かしてみる

チルちゃんは過去にあらゆる目標を立ててきましたが、その8割は達成できていない自信があります。一方で残り2割はここ数年のあいだで達成できたものなので「私、最近物事を成功させやすくなったんじゃない……???」と自画自賛しています。失敗しまくった結果“試行錯誤して目標に到達すること”がちょっと上手くなったのかもしれません。

ただ、目標達成と言ってもさまざまなものがありまして。たとえば資格勉強なら目標を立てるのも計画を立てるのも簡単です。筆記テストなら過去問を高得点で解けるようにすれば粗方大丈夫なので、投資した勉強時間に比例して結果も出やすい。

でも仕事はそうじゃありません。KPIを達成するために、出世するために、給料を上げるために……どうしたらいいのか。こういう課題に取り組んでも、その結果は人間関係や社会情勢などさまざまな要因に左右されていまいます。あまりにも変数が多いので「これをやったら上手くいく」という絶対的な方法がありません。

じゃあ方法論が確立しないなかで、どう立ち振る舞えば良いのか。個人的には以下↓が大切かなと思っています。

  1. 小さな失敗と成功をキャッチすること

  2. 小さな失敗と成功から次のアクションを考えること

  3. 意志と目的を持って行動すること

例をあげてみます。Aさんには憧れの雑誌があり、どうにかそこのライターになってみたいと思っていました。でもAさんにはライティングの経験も人脈もありません。さてどうしましょう。こまったなあ

Aさんはここからさまざまな戦略をとることができます。例えば

  • 未経験ながら編集部に連絡を取ってみる

  • スキルを身につけるため講座を受講してみる

  • 簡単な案件に応募してみる

などなど。
しかしどれが功を奏するかは正直分かりません。未経験者を雇ってくれる寛大な編集部だったら連絡をとるだけで即働けるかもしれませんが、嫌な顔をされて終わる可能性もあります。もう思いつくかぎりをやってみるしかありません。もうどうにでもなれ!エイヤ!です。

そしてエイヤで実際にやってみると、行動の前には見えなかった新たな気づきを得ることができます。

未経験なので、まずは簡単な案件に応募してみました。すると無事採用されました。その仕事はSEO記事を作成するもので、業務に当たっているうちに「この記事はトンマナも内容も文章量も憧れの雑誌とは全然違う!!」ということに気づきました。

この気づきは大きな収穫です。なのにこの気づきを生かさず「でもとにかく書くんだ!!!」とSEO記事を書き続けてしまう…そんな人が後を絶ちません。これって勿体ないと思うし、これこそ正しくない努力そのものだと思います。

SEOと雑誌が違うものなら、SEO記事をがむしゃらに書き続けても意味がありません。なら次は行動のベクトルを変えて「SEOライターから雑誌ライターに移った人がいないか探してみる」「競合雑誌の求人から求められている人物像を調べてみる」など、目標への角度を微調整して直線距離で行けるようにした方が確率が高いと思います。

おそらく、この「小さな気づきを基にアクションを練り直し、意志を持って行動すること」こそが「自分の頭で考えている」ということなのではないでしょうか。

まっすぐ目標に向かうことは難しいけれど、細かく調整&調整を繰り返した道筋は、遠目で見ればほぼ真っ直ぐに見えるわけです。

成功することが失敗になることもある

人には色々な欲望があるわけですが、たまに「それ達成しても幸せにはならんよな」という努力の仕方をしている人を見かけます。

たとえば「自分を好きになるために痩せる」「幸せになるためにお金を稼ぐ」などです。しかし自分を好きになることと身体のスタイルは関係ないし、幸せとお金もイコールじゃありません。

まあお金はあると楽しいですし、体重も適正体重に留めて置く方がベストなのですが、目標を死にものぐるいで達成したのに「思ったより幸せにならなかった」なんてことは普通にあります。

それなのに、人って生物は自分のニーズすらもちゃんと把握することができない。「自分のことは自分が1番知っている」なんて嘘だと思います。


だからこそ、目標も適宜変えていい。「その目標は自分のニーズを本当に満たすものなのだろうか」と定期的に振り返り、ときには目標を諦めることも大事なのではないでしょうか。

おしまい


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