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美容室での会話が苦手だけど、たまには刺激も必要だと気づいた話。

先日、美容室に行きました。
いつものお店。
私は施術中に話しかけられるのが嫌…
というか、せっかくの一人時間に
無意味に気持ちを揺さぶられるのが嫌なのです。
だから、店員さんにもご理解いただき、
いつもの店員さん指名で、
オーダー後は無言の施術。笑
私にとっては気持ちの良い時間。

が、しかし!
今回は違いました。
お店が忙しい時間帯だったこともあり、
シャンプー・ブローの時間だけ
新人アシスタント20歳のピチピチちゃんだったのです。

そして、私が恐れていた
ピチピチちゃんのトークが唐突に始まりました。

ピ:「私、コンタクト入れたことないんです」
私:「ん?目がいいってこと?」
ピ:「カラコンですよ~!今時、偉くないですか?」
私:「あ~!若いのに目を大事にしてるんやね~」

ピ:「だって、目と歯は一生ものやから!歯も大事にしてるんです」
私:「そ、そうなんや~」
ピ:「もともと受け口のせいで友達にバカに見られることが多かったんですけど、歯医者に行ったら保険適用で矯正できるって言われて、矯正したんです~」
私:「保険適用で治療できてよかったね」
ピ:「それでね、保険適用になったから医療保険もおりたんです!『30万くらい得した』って親が言ってました!でも、そのお金で親が冷蔵庫を買い替えて…ありえなくないですか?このことは絶対一生恨みます!私が痛い思いしたのに、私にくれないなんてひどいですよね??」
私:「え、あ、そ、そやね・・・」

ピチピチちゃんの白熱トークに、
私が完全に引いているのを察して
いつもの店員さんが走ってきて
助けてくれました笑

脳内でこの会話がグルグル…

・受け口や歯並びとバカって関係あるの?
・そもそも保険適用になるって事は、人体構造的に治療が必要と判断されたんだよね?
・医療保険がおりるのは月払いか年払いか知らんけど、ご家族さんが保険を選び、払ってくれてたからだよね?
・ほんでその冷蔵庫、あなたも使うよね?
・一生恨むほどのことか?きっと幸せな人生を送ってきたんやろうね。

ちなみに、受け口だからバカに見られるってのは
ピチピチちゃんの偏見だよ~!
あなた個人の問題ですから~!
って叫びたくなる気持ちでした(^o^)/笑

私が若かったら共感してたかもしれませんが・・・
大人になった現在の私は、
なんて返すのが正解かを考えていたら、
返事もままならなかった(笑)


私は基本的に、初対面の人や、当たり障りのない場面では個人的な感情や見解を交えない会話を意識しています。
おもしろみは無いかもしれませんが、安全。

なぜかというと、
私の考えや、物事の受け取り方が、
他人にとって正解とは限らないことを知っているから。

それに、
自分の価値観と合わない人の話を聴いている時に
「あー、この人、こう言って欲しいんやろうな…」
って考え始めてしまうのは私の悪い癖。
急に俯瞰的になってしまう。

今回の一件は、なかなか消化できなかったので
noteに書き綴ってしまいました。

どんな出会いにも気づきはあるものですね。
歳を重ねるごとに、自分に合いそうな人やものを選ぶ嗅覚のようなものが発達したのかもしれない。
時間やお金が限りあるものだと知った時から、無意識ながらに、自分にとって無駄と感じる物事を排除しようと行動していることも新たな発見でした。

新しい関わりには刺激があります。
人、本、SNS、関わる量をコントロールしても、
ゼロにしてはいけない。
改めて、自分の価値観を確認する良い機会となりました。

とはいえ、会話、雑談って難しいですよね。
とりあえず、娘には天気の雑学でも教え込みたいと思います(笑)


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