見出し画像

Amazonプライム・ビデオで映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


Amazonプライム・ビデオに映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が入っていたので、観てみました。

2014年に公開され、日本では翌年2015年に公開されました。

なぜ、邦題になったとき、タイトルに「秘密」とつけたがるのか…。

この作品は、第二次世界大戦中の事実を基にした映画です。


主人公のアラン・チューリングさんは、第二次世界大戦中、ドイツ軍(ナチス)の暗号機である「エニグマ」の解読をするためのチームに加入します。

「エニグマ」による暗号の組み合わせは150×10の18乗以上と言われており、しかも毎日0時には暗号を解くためのキーが更新されるため人力で解くには実質不可能となっていました。

映画でも軽く2年くらいが過ぎて行ってしまうため、「その間、戦っていた人たちとは…」という気持ちになりました。

物理的な戦の時は、飛び抜けて頭がいいと現地にはいかなくて済むという利点がありますね。


解読チームが年単位で成果を上げられないために、解散に追い込まれそうになるところなどは、ゲーム開発でもよくある光景だなと思いながら観ました。

観ている方は未来を知っているため、主人公がいないと解読は不可能ということはわかるのですが、当時の人がそれを知るわけもなく…。

人力で解いていた時代に、コンピュータを作って自動解読させようとしている主人公のやっていることは、奇怪に見えただろうなとも思いました。

当時は大真面目にやっていたことが、今は古いと思えるようになったことが救いでしょうか…。


主人公のアラン・チューリングをベネディクト・カンバーバッチさんが演じています。

彼が演じると、天才で偉そうな態度をとっても、かわいそうに見えてくるのが不思議です。

天才の苦悩もそうですが、歴史から消されそうになっていたチームがあったこと、当時の差別や上司とのいざこざを知る映画としても楽しめます。


画像1

ニイザト

画像2

ヤマケイ