映画『サムライせんせい』を観る
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
2018年に公開された映画、『サムライせんせい』がAmazon.co.jp:プライム・ビデオに入っていたので見てみました。
武市瑞山(武市 半平太ともいう、幕末の志士)が失脚して投獄中に、現代にタイムスリップしてしまうという話です。
2015年にはドラマ化もされていました。
映画は予告の時点でワクワクします。
市原隼人さんは、ボロボロでもかっこいいですね…。
サムライ、特に歴史上の人物たちが現代に現れるとこうなるのかもなという展開が、楽しいです。
タイムスリップしてきたサムライ自身も何が起きたか分かってないので、おなかがすいたからと「ツケで」と懇願してリンゴを持ってきてしまったり…。
現代の、命のやりとりをしたことがない少年たちのケンカ程度のいざこざに巻き込まれてやっつけてしまったり…。
警察に追われたり…。
子供たちに授業することになって、「サムライせんせい」と呼ばれたり。
分かりやすくタイムスリップが楽しめる映画でした。
ドラマや映画はいったん終わらないといけないのですが、漫画はまだ続いているので、読み続けられるのが嬉しいです。
「実際に、過去や未来からタイムスリップしてきたと思われる人がやってきたらどうするか?」というのを昔考えた時は「とりあえずちゃんと話を聞いてみる」と思っていたのですが、大人になってだいぶ経った今は「とりあえず警察に連れて行く」を選択しそうな自分がいます。
どこから来たかわからない汚い格好ですし、よくわからない言葉でよくわからないことも言ってくるわけですしね。
ところがこの物語では、佐伯さんというおじいさんが武市半平太を介抱して助けます。
思わず、「このおじいさん実は一般人じゃなくて、突然やってきた怪しい人に何か悪いことをさせようとしている…?」と穿った目で見てしまったことを後悔させられます。
ピュアすぎる佐伯じいさん。
対する武市半平太も実直なので、実直とピュアが仲よくなって、さらに思春期をこじらせている孫のヤンキーともなんやかんやありつつ次第に仲良くなるハッピーな映画です。
歴史が変わるわけではないのですが、「過去があって現在があり、そしてこれからの未来がある」ということを改めて考えさせられる映画でした。
ニイザト
ヤマケイ