Nintendo Switch版の『Voice of Cards ドラゴンの島』体験版をプレイ!
こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。
スクウェア・エニックスさんの『Voice of Cards ドラゴンの島』の体験版が配信開始ということで、Nintendo Switchでプレイしてみました。
面白かったです!
クリエイティブディレクターにヨコオタロウさん、エグゼクティブプロデューサーに齊藤陽介さん、音楽は岡部啓一さんということで、『ニーア』シリーズのファンとしても、気になるスタッフで構成されています。
体験版を起動すると、安元洋貴さん声の「傍観者」が話しかけてきます。
プレイ前にもテキストが出てきますが、音出しプレイが絶対にオススメ!!!!とのことです。
冒頭、王家の宝が盗まれたということで、女王から招集された主人公たち3人が冒険に出ることになります。
製品版と体験版の主人公は異なるようです。
フィールドはカードを裏返した状態になっており、これをひっくりかえしながら道を選んで進んで行くことになります。
説明が入り、行動して、どうするか選択する、というのはゲームによくある「やること」ではありますが、何十年かぶりに、ゲームマスターのいる、TRPG(テーブルトークRPG)をプレイしている気分になりました。
例えば、町に入るときも「入るかどうか」を聞かれますし、店に入ったときに「『ご用件は?』と尋ねてきた」という読み上げが入ります。
セリフは「ご用件は?」だけでも済むところを、「と尋ねてきた」という読み上げが入るからかもしれません。
また、戦闘中にテーブルの上にジェムのような宝石が出てくるという演出があり、ダイスも時に出てくるため、世界に入り込むというよりも、俯瞰しつつプレイしているという印象になります。
「カードゲームは苦手」という人にも安心設計のように感じたのは、見た目はカードですが、やっていることはいわゆるRPGの選択肢と変わらないのではないか、と思われる点です。
例えば、キャラクターのカードが「場」に出ているように見えますが、赤い丸のところにあるのがHPです。
カードも、戦闘のたびに引き直しというわけではなく、選択肢としては「こうげき」「まほう」「なにもしない」であり、レベルアップすることで、魔法の種類が増えたりするからです。
テーブルトークRPGをプレイしたことがない人にとってはもしかしたら「なんだこれは?」と思われるかもしれませんが、むしろ初心者にこそ向いている気もしました。
人狼もそうですが、テーブルトークも一緒にプレイする人によって印象が変わってしまいかねないため、「嫌な思いをしない」という点で最適です。
状況を把握している唯一のゲームマスター(GM)の声を聞きながらプレイするのは、楽しいです。
キャラクターに名前はついてしまっていますが、選択肢も選ぶ順番を決めるのも自分ですので、確かに「自分だけの冒険」が作られていく感じがします。
そのため、おそらくキャッチコピーも「これは、あなたの想像力の物語」なのだと思います。
カードは拡大して絵柄を見ることが出来ます。
キャラクターストーリーも、製品版になれば読めるようなので、楽しみです。
ニイザト
ヤマケイ