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『富豪刑事』シリーズを観る

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


Amazonプライム・ビデオで 深田恭子さん主演の2005年のドラマ、『富豪刑事』がオススメされてきたので、観てみました。

もともとは筒井康隆さんの小説で、主人公は神戸大助(かんべ だいすけ)という男性なのですが、ドラマ版では神戸美和子(かんべ みわこ)という女性になっています。

『貴族探偵』のように、美和子が金に糸目を付けない捜査をするのが面白いのかなと観始めましたが、女性にしたことで警察の男社会で余計に浮きまくって、価値観の違いから相容れることもないのが余計に面白かったです。

美和子が推測を当ててしまったり、結果的に事件が解決したりして面白くない一般人の同僚たちですが、追い出そうとしているのに捜査で豪華なアクセサリーをつけさせられた途端、浮かれて頑張ってしまったりするところは、一般人たる宿命というか哀れさを感じます。

お金こわい。

捜査にお金を使いまくってて家族に怒られないのか、と思いきや、祖父が昔あくどいこともしつつ稼いだというのもあってか(随所で自慢してくる)、「善行のために使い切ってほしい」と言っているので「出費を全く気にしなくていい」というところに拍車がかかっています。

犯人にすらもお金を使っていい思いをさせてしまうので、警察仲間から「なぜ犯人にいい思いをさせるんだ」と陰口を叩かれたりするのですが、税金ではなく私財ということもあり、上層部からは「やってみたら?」と言われるのも面白いです。

お金持ちこわい。

人気だったこともあり、2006年には続編の『富豪刑事デラックス』が作られていました。

自分がお金持ちではないこともあり、ぶっとんだ発想や撮影があると、見ごたえあります。

まんじゅうこわい。


そして今、アニメでは『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』がノイタミナ枠で放送中です。

オープニングの『 NAVIGATOR 』はジャニーズ事務所のSixTONESが歌っているという豪華さ。

アニメ版では男性の神戸大助であり、お金も湯水のように使いますが、原作のように余裕があるというよりも、何か秘密があるような描き方になっています。

徐々に判明してきたところなので、結末が楽しみです。


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ニイザト

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ヤマケイ