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『声優・中村悠一が語る ~表現者として~』に行ってみる

こんにちは、東京スタジオのヤマケイです。


10月27日(日)に横浜ランドマーク教室にて、NHKカルチャーの『声優・中村悠一が語る ~表現者として~』という講座が開かれるというツイートを見かけたので、興味本位で申し込んでみました。

昔つかこうへい事務所に入る前の学生の頃、声優の体験講習を受けたことがあるのですが、今回は聞く講座のようだったので「オバチャンでもいいかなあ?」とダメ元で応募したら、行けることに。

普段、松山社長のパーフェクト司会しか見ていないため、NHKラジオキャスターの石垣真帆さんが、どういった感じで進行されるのか気になったというのもあります。


とりあえず、桜木町にきたらドラゴンクエストウォークを起動。

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目標がランドマークを越えていったため、講座が終わってから行くことに…。

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いい天気です。


横浜にずっと住んでいたのに、まともにのぼったのは初めてでした。

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眺めがいい。


「オバチャンひとりだったらどうしよう」「声優やりたい若い子のために参加を控えるべき」など、色々考えましたが始まってみると声優希望者は160人越えの参加者のうち、20名くらいでした。

福岡で開催した際も、声優希望の方は少なかったそうです。

専門学校などに行っている場合は、学校側が講師として声優さんを呼んでくれたりするからかもしれません。


石垣真帆さんが中村悠一さんにお伺いするという形で進んでいました。

両者ともお声や聞き方がとてもソフトなので、聞きやすかったです。

・演じる役が作品でどういう役割をしているかを考える

・アニメでは中割りなし(絵がアニメーションしていない状態)で録ることが多いため、原作のない作品は何をしているか分かりづらいこともある

・原作のない作品で「裏切るキャラクター」を演じる場合、制作側がそれを役者に知らせずに(裏切りますよという雰囲気を出してほしくないため)録る場合と、段階的に匂わせたいという相談があったうえで録る場合がある

・アニメの台本は遅いと前日、早いと一週間前までに来る

・実写の吹替で日米同時公開の作品だと、アフレコ時にはまだ「ブルーバックで役者が演技しているだけ」のことがあり、「どういう状況なのか」が分からないことがある(現場でコマ送りして「たぶん足を切られている」といったことを確認しつつ演じている)

…といったようなことは、声優を目指している人やアニメ業界に詳しい方は知っているかもしれませんが、一般の人は「完成した映像に声を当てているんでしょう」と思っていることが多いため、こういった話からしてくださっていました。


聞けば聞くほど、情報がなさすぎる中で出せるクオリティの高さにめまいがします。

何も考えずに演じたら、映像と合ってない演技になるわけで…。

特に実写の吹替の場合は「現場で役者が監督に指示されてやっているであろう演技の理由」を知るすべがないため、なかなか大変そうです。


ほかにも、中村さんご自身が日頃心がけていることや、今の新人を見て「愛想はあったほうがいいと思った」といった、過去のご自身や時代を比較しつつのお話もありました。

お客さんから事前にアンケートも取っていたこともあり、約1時間半の講座は波乱なく笑いに包まれながら無事終了。


講演後、皆さん部屋にかけられていた看板を撮影していました。

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ゲーム会社にいてもアニメ会社や声優さんの具体的な仕事の話を聞く機会はありますが、お金を取るこういった講座では、より具体的な話をしてもらえることも多く、面白いです。


サイバーコネクトツーでもゲームクリエイターセミナーアウトレンジ・レクリエーションを実施しておりますので、「ゲームの制作とは?」「会社の社長とは?」と思っている方は、ぜひ参加してみてください。

他人が経験したことを聞くのも悪くはないですが、それはあくまでも他人の目線なので、ぜひ自分の目で確かめよう!


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ニイザト

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ヤマケイ