湯島聖堂
2008年6月10日
所用でお茶の水へ行ったが、少々時間か出来たので湯島聖堂へ入った。
孔子といえば「論語」
高校時代に読んだ。
「温故知新」や「友あり遠方より来たる」そして「三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る…」などが知られているが、中には難解なものもあり、高校生にはまったく退屈な内容だった。
まるで赤上げて白上げてのようなややこしい問答集だ。
「ソクラテスの弁明」も受験対策で読んだが、これもあくびが出た。
他に当時読んでいたのは三木清の「人生論ノート」と、和辻哲郎「古寺巡礼」、そして世阿弥の「花伝書」などだった。
これらは興味深く読んた。
特に「花伝書」は今でも座右の一冊である。
孔子に戻ろう。
以前から「世界の三聖人」は、キリスト、釈迦、孔子と覚えていた。
ところが友人は、「孔子ではなく、そこはソクラテスだ」と言う。
聖人が弁明するかよ!と思うが、な~んも社会の役に立たないと揶揄される哲学科を首席で出たバカが言うのだから間違いないのだろう。
悪妻は夫を哲学者にする。
友人と話は進んだ。
『世界の三大悪妻はクサンティッペ(ソクラテスの妻)、コンスタンツェ(モーツァルトの妻)、日野富子(足利義政の妻)だろ?』
『日野富子は小粒だなあ。一般的にはジョセフィーヌ(ナポレオンの妻)か、ソフィア(トルストイの妻)だと思うよ』
『じゃあ、音楽家の三Bはバッハ、ベートーベン、ビートルズだよな』
『ブラームスでしょう』
そりゃ三大作曲家だろう。
冗談で言ったのに、どこまでも逆らうバカである。
ここだけの話にしてもらいたいが、バカの妻もなるほど悪妻だ。
この妻を加えて「悪妻四天王」という。
(孔子廟)
パンダは関係なかったか。
孔子について語ろうとしたが、力尽きた。
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