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AWS認定を別なアカウントへ移動させる

 こんにちは、Youkeyです。今回はIT屋を生業とするなかで、業務上たまーに発生する事のある「資格認定」。その中でも持ってる人も多い「AWS認定」にまつわる記事。ただ、今回は取得や勉強法ではなく、認定を移す話になります。

認定移動の背景

AWS(Amazon Web Services)の認定取得をする際に、その持ち主となるアカウント(メールアドレス)に紐づけがされます。認定証・認定番号はそのメールアドレスに対して有効になります。認定を取得したアカウントのメールアドレス変更が出来ないため、変更なった場合は「再度新しいメールアドレスで取得し直す」事になります。むむ。

また、AWS認定は期限が2年など有限です。そのため残期限が短い場合には、「再受験」や「上位認定を受ける」といった期限が切れる際の選択肢も考えるでしょう。

私の場合は、認定から6か月程度(残期限1年半)、かつ認定取得後の特典バウチャー(上位認定の割引)も使っていない状態。そんな中、所属団体を変更するため、メールアドレスを移管しないと取得特典や認定自身が使えない事に気付きました。本記事の作業をこなす事になりました。

お薦めする方

今回は【認定残期限は残っているが、メールアドレス変わる】ために、AWS認定を別アカウントへ移動したい方に読んでいただけると良いかと思います。

ざっくり手順

実施した結果としては、私は難しく無いと思いました。ただ移行ではなく、アカウント【マージ】のイメージの方が近いです。

移行アカウント(Aとする)。認定を保有しているアカウントで、移行後は使えなくなります。

移行アカウント(Bとする)。新しく認定を付けたいアカウント。

A + B = Aの認定情報つきB 

AはAWSのトレーニングと認定用ポータルサービスからは消滅し利用できなくなります。もし共用などで利用している場合は、元アカウントは消えるため問題になりますので、ご注意ください。またマージする方向を間違えると逆に新しいアカウントが使えなくなるので、これも気をつけてください。

今回は、APNパートナーからパーソナルアカウントへ認定情報を付けます。なお、移行先がAPNパートナーで且つ、そこに登録するメールアドレスが利用できる場合は、APNパートナーアカウント間でマージにするべきだと思います。まだ移行先のメールアドレスを知らないため、こんな事になってます。

アカウントマージのログ

1. 双方のアカウントが「使える状態か?」を認定ポータルからログイン

2. もし移管先が無い場合はamazonアカウントで作成します

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3. APNを利用している場合は、移行のAPN Partner IDの番号を調べる。(APNにログインすると、APNプロフィールに表示されます。もし表示されていない場合はアライアンスリードへ確認ください) 

4. AWSトレーニングから問い合わせフォームでマージリクエストを出す

5. お問い合わせタイプ「認定」、詳細に「一般的なお問い合わせ」

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5. お問い合わせ内容に英語でマージリクエストを書く。Google翻訳と2歳児英語力で書きましたが、いけました

"Hi,

I want to migrate my AWS Certificate.

Since, I used to be an APN Partner and used  to login from The APN Portal.

My APN account is < APN Partner IDの番号 >.

The login address is < 移行のログイン用メールアドレス >.

I created a new personal account , Because I'm not an APN Partner,yet.

My personal account 's login address is < 移行のログイン用メールアドレス >. Please merge from APN account to personal account.

Regards,

<あなたの名前> "

正直、合っているかわからんレベルなんですが、これで送りました。

6. レス(1)「OKいけるぜ。でもAccount #1 / #2を確認してレスしてね?」的

7. Google翻訳でもいいから中身は読んで、確認を返信します。

"Hi <サポート担当者>,

Thank you for showing me how to proceed.

I understand account intergration.
Please integrate into account <移行先のメールアドレス> .

Recards,
<あなたの名前>"

intoする先を間違えて欲しくないので、確認しつつ<移行先のメールアドレス>をしつこく書きました。逆になると本末転倒なので。

8. 移行先のメールアドレスに「認定情報が付与された」メールが届く

9. レス(2) 「移行先のメールアドレスにマージ成功したよ」的

10. 移行先のメールアドレスでログイン

11. 移行前の連絡先などがマージされているため、プロフィール修正

12. マージ直後は新規で試験の予約などが取れず、1-2時間程度待てと通知が表示されています。暫くしてから見に行くと、申し込みなど出来るようになってます。

13. 完了

終わりに

英語のベンダーとやり取りに慣れていらっしゃる方なら、抵抗無いでしょう。また、凄腕の方であれば再取得も簡単でしょう。でも私は2歳児レベルの英語力なのでGoogle翻訳を頼り、ちょっとケチ臭い感じではありますが、無事に認定を移行する事ができました。AWSトレーニング・認定のサポートの方々、ありがとうございました。これからはIT屋でも国家資格以外にベンダー認定も増えていくでしょう、そうなると似た問題はもっと起きて気軽な「移行」が当たり前になっていくと考えてます。

まあ、認定は「移動させずに取得時のAPNパートナーアカウントの持ち物では?」と思う方もいると思います。ただ、私は個人に紐づくと考えており、今回移行実施と記事化をしました。またいつか自分でこの記事を読むときがくるかもしれない...その日のために。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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