鯖サミット通信【Vol.7】<閉幕>「鯖サミット2024 in 美浜」を振り返り![お土産編]
ついこの間まで暑い暑い言ってたのに、気づいたら寒い寒いばかり言ってる今日この頃。
秋はどこへ? 旬のサバが旨い日本の秋は??
――冬には冬のサバを味わい尽くしたいサバやしです。
さて今回は、去る10月26・27日に開催した「鯖サミット2024 in 美浜」の振り返り【お土産編】です。
鯖サミットでは当日会場で味わえるサバグルメの出品とともに、全国のサバ産地自慢の「ご当地サバ加工品」たちもたくさん出品されます。
サバは古くから加工して愛されてきた歴史がありますから、そのバリエーションもさまざま。サバやしは運営で数泊しますのでコロコロ(キャリーバッグ)で参戦するんですが、今回もコロコロを加工品でパンパンにして帰ってきたのでした。また、会場には宅配便ブースも設置するのでご友人やらご親戚やらご自宅やらへ冷凍・冷蔵品も配送可能です。
帰宅後も余韻や思い出に浸りつつ、一つひとつパッケージを開けていくのも
また愉しいもんでございます。そういう意味で未だ東京の自宅では夜な夜な“ひとり鯖サミット”を継続中です。
というわけで、自宅に持ち帰った&配送した戦利品(の一部)をご紹介します!一部というのは、撮る前に食べてしまったものや撮った後に届いたものがあるという意味です、悪しからず。
へしこ
まず、今回の開催地だった「へしこの町」こと福井県美浜町の名産「へしこ」をご紹介しましょう。
秋冬は約一年漬け込んだ「へしこ」の樽揚げシーズンでもあります。ここ2年くらいですっかりはまってまして、なるべく「へしこ」を切らさないようにしていますが、そんな向きには今回の「美浜町へしこ組合」のブースは仕入れに最適だったのでは。さまざまな作り手さんが自慢の「へしこ」を持ち寄られていました。
また、お隣の若狭町からも「へしこ」の出店があり、小浜市田烏からは地元の酒蔵さんの酒粕を入れて漬けたマイルドな「へしこ」が出品されたりと、福井県は若狭地方が誇る「へしこ」の魅力を感じることができました。
「へしこ」は保存食品なのでチビチビと食べ進めることができるのも使い勝手がよく、わが家ではご飯のお供はもとより、軽く炙って大根スライスに載せて食べたり、お茶漬け、チャーハンやパスタなどなど。
一本ものは開けたら捌いて、使いやすいサイズに切って、ヌカと一緒に大きめのタッパーに入れて冷蔵しておくと便利。
↓ 一本もの「へしこ」のさばき方
サバの味噌煮
焼き物や揚げ物が多い会場で異彩を放っていたのが、愛知県の老舗しらす屋さん、マル伊商店株式会社さんの「さばの赤味噌漬け」と「さばの西京漬け」。愛知県の赤味噌文化は“名古屋めし”で有名ですが、サバにもそりゃ合わないわけがないよね。こってり甘辛くて無限白飯!
なんと、「さばの赤味噌漬け」は今回の鯖サミットへの出店に間に合うように開発されたとか。
冷凍まま、レンジアップするだけの手軽さも嬉しい。
ニボサンバル
長崎・雲仙の天洋丸さんブースでは、珍しいインドネシアの旨味調味料の瓶詰が目を引いていました。その名も「ニボサンバル」。ご当地の「雲仙ニボサバ」は餌に煮干しを与えて育てたユニークなブランド養殖サバですが、なぜインドネシアかというと、まき網船団「天洋丸」さんとインドネシアからの技能実習生が一緒に開発した自信作なのだそう。『夕食にサンバルを作っている実習生の姿を見てせっかくだから自分たちが漁獲したカタクチイワシの煮干しを入れたオリジナルサンバルを作ってみようと思い立ったのです。』と、商品リーフレットに記載がありました。
会場ではニボサバの串揚げにトッピングされていました。
サバ以外にもチャーハンを炒めるとき加えるとあ!っという間にエスニックチャーハンになるなど万能ピリ辛調味料としても優秀ですね。
鯖とろスモーク
島根の丸上商店さんの「鯖とろスモーク」。これ、会場ではごま塩おにぎりにのっけて販売されてまして、何気なく食べてその旨さに即、複数買いしました。ごま塩おにぎりとの相性抜群です!桜チップで燻製してある薫香もですがネーミング通りとろける食感もクセになりそうです。サラダに入れても美味しいですよー。
しめさば蒲鉾
同じく島根からご出店の寿隆蒲鉾さん。ちなみに総務省の家計調査によると、島根県はサバの年間消費量が全国1・2位を争うというサバ愛に溢れた地なのです。
しかし、これは面白い商品です「しめさば蒲鉾」。
〆さばと蒲鉾が綺麗に合体しています!島根では蒲鉾をよく食べるんでしょうか?すごいアイディアですね。そして美味しくて、おめでたいじゃないですか!ギフトにも良いと思います!早速、お歳暮としていくつか送りました。
胡麻鯖
前回2022年の開催地、長崎県松浦のまつうら市観光物産協会・日本遠洋旋網漁業組合ブースでは、松浦漁港で水揚げされた新鮮なサバを特製胡麻だれに漬け込んだ「胡麻鯖」(冷凍)やご当地ブランド「旬(とき)さば」のしめさばなどを買い込みました。松浦は“アジフライの聖地”なのですが、この際“サバの聖地”も名乗っちゃってもいいんじゃないかな?という旨さなのです!
いかがですか? ほんの一部しかご紹介できなかったのが心苦しいですが、実際は干物や缶詰などもたくさん出品されていました。また、島屋さんの灰干しなど、サバ好きの皆サバにご紹介したい逸品がまだまだあります。
今回出店された企業や団体さんのサバ加工品も、通販で購入できる品がけっこうありますので、気になったサバがあればぜひ検索してみてくださいね。
そんではまた。