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少しずつ,昨日の自分に打ち勝つように.

気まぐれにアート関連から特に,本を出版しているアーティストの本を読むことが増えたんですが,彼らの考えていることはいつも変人だとか,偏屈な野郎ばかりというおそらく世間一般のイメージとさほど変わらないものを抱いていたのですが,彼らの声に耳を澄ませるうちに,むしろ世間一般に,つまりはコモンセンス(常識)自体が当たり前だとしていた自分の認識の愚かさに気付かされるのです.

僕自身,アートそのものに関心を持ったのはいつ頃かはしっかりと覚えていないのですが,実家の方にも簡単な図録入門書を買ったりしていたので,きっと昔っから自分の核心に触れる何かしらのパワーがあったんだろうと思う.

それはさておき,僕が初めてアーティストが書いた書籍を読んだのは村上隆さんです.

彼の「芸術闘争論」「芸術起業論」これら両書は,とにかく熱量がすごく,幻冬舎文庫はよく文庫化まで面倒みてくれたなあと.(今はあまり良い噂は聞かないけれど)

しかし村上隆さんがいる一方で,日本でも

”芸術は爆発だ”

でおなじみの岡本太郎さんはひょっとすると,いやしなくとも観光が好きな人やあの有名なモニュメントである「太陽の塔」といえばピンとくるはずです.

村上隆さんは岡本太郎さんと違って,よりシステマチックに時代と適合した資本アートの潮流をいかに乗りこなすのか,言い換えればストラテジーをどれだけ立案し実行まで持っていくかをグローバルレベルで考え抜いた人に対して,岡本太郎さんは,当時のマネー資本主義に思いっきり正面からぶつかり合うことをよしとする,アヴァンギャルド(前衛主義)で,人間が本来持っている潜在的な欲求やプリミティブな感情をキャンバスに表現できるのか果敢に挑戦した一本槍タイプです.

どちらも優れたアーティストですし,そのほかにも僕がまだ手をつけていない草間彌生さんや,会田誠など結構な方々の著作もいずれは読んでいきたいなと思っているので,あくまで僕が読んだ限りではって感想にはなりますけど,少なくともアーティストと僕らは全部が全部根本的な部分から違ったものでは出来ていない事がわかりました.

彼らの活動は普通のビジネスマンや主婦,学生たちと目的も何も違っているじゃないかって言われたら流石に困るけれど,僕が彼らを知って徐々に変わっていった認識としては,

どんな人間であれ,毎日が自分と真剣に向き合うことが出来ているのか
日々の中で少しずつ前進しようと心がけているか
どれだけ転んでも,また起き上がって立ち向かっていけるか

この3つは,どんな人でも当てはまりますし,アーティストと呼ばれる人は愚直にこなしているのでもはや当たり前のことかもしれません.

けれども,この3つの姿勢というのは意外にも,全員が意識的に行えるという点では特別際立ったものではないからこそ,挑戦のしがいや,日々自分が変わるチャンスはあるのだと思ってやみません.

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読んでくれて,どうもありがとう
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職業的な物書きになってはみたいですよね。日々、せこせこと何かしら書いてます。cavaecon@gmail.com
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