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ピンクの厚底シューズの話

元旦に行われたニューイヤー駅伝、2日・3日に開催された箱根駅伝を走った選手の着用率の高さが話題になったナイキの厚底シューズ。箱根駅伝では9区間で区間賞を獲得した選手がこの『ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%』を履いていました。

箱根駅伝の視聴率が高いためか、SNS上でも盛り上がっていましたし、Webメディアにもシューズを取り上げる記事が上がっていました。しかし、『ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%』が今年の正月になって急に注目を浴びた新しいシューズなのかというと、そういうわけではなく。2019年の9月に開催された、東京五輪のマラソン代表選手を決めるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)でも、世間を騒つかせていました。

MGCでトップ10入りを果たした選手のうち、東京五輪内定を決めた中村匠吾選手と服部勇馬選手、3位になった大迫傑を含む8名が、ナイキのピンクの厚底シューズを着用していました。出場選手30名のうち16名が履いていたことからも、その着用率の高さがわかって頂けるかと思います。

発表されたのは2019年4月

『ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%』が発表になったのは、2019年4月のこと。ロンドンで行われた発表会の模様やナイキランニングフットウエアのヴァイス・プレジデント、ブレット・ホルツ氏へのインタビューは以下で記事にしていますので、読んで頂けたら嬉しいです。

4%の頃から凄かった

MGCやニューイヤー駅伝、箱根駅伝で、驚異的な着用率を見せた『ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%』ですが、前モデルにあたる『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%』(フライニット含む)のときから、着用選手の活躍っぷりは見事でした。

2018年2月に設楽悠太選手が当時のマラソン日本記録を更新したときの足元は『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』。2018年9月にエリウド・キプチョゲ選手が世界記録を更新したときは『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット』をベースにしたモデルを着用。2018年7月に大迫傑選手が日本記録を更新したときは『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』を履いていました。そして、2018年12月の福岡国際マラソンで優勝した服部勇馬選手の足元も『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』でした。

2019年の箱根を振り返っても区間賞のうち7名の選手が『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』か『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット』を着用していたんです。ちなみに残りの3区間は、3区、6区、7区ですべて青山学院大学の選手でした。

軽量かつ厚底のシューズも、カーボンプレートの入ったシューズも他社から発売されていますが、それでもナイキを選ぶトップ選手が多いのが現状です。選手たちが体感で違いを感じられる何かが現れるまでは、この状態が続くのでしょう。

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フリーランスのライター・編集者。ヘルス&フィットネス、スポーツプロダクトを主な領域にして活動中。「Tarzan」などの雑誌やWebメディアで執筆するほか、「青トレ」シリーズなどの書籍の構成・ライティングも行なっています。趣味は柔術(紫帯)。
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