ぼくはファミレス店員なんかには、絶対なりたくないのさ(訳:ぼくがコピーライターになって本当にやりたい事)

やあ、盗塁死です。

遂に金が目にくらみ、そして時流に負け、などなど色々理由があり1年続けたはてなからnoteに引っ越しすることにしました。まあ、5記事しか書いてないんですけど。

別に僕にお金がないとか、全財産が115円だとか、それでいて友達に卒業旅行の代金を60000円立て替えてもらってるとか、そんな事はどうでもいいんですよ。

僕が以前、はてなblogでそりゃあもう大々的に発表したサービス、覚えてますか?

そうそう、これですよこれ。

そう、「あなたのキャッチコピー50本、1円で書きます」サービスですね。

知らない!?!?なら教えてやろう。知識は水だ。…独占しちゃいけない。

とはいっても、相場30本5000~10000円のコピーライティングのサービスを、破格の50本1円で提供してるってだけなんですけどね。

実はこのサービスを始めてから、既に5件の依頼を頂いてまして。ありがたいことです。とどのつまり2020年度の収支は現在のところ5円の黒字といった感じですね。ああ、何て良いビジネス。明治時代ならぼろ儲け。

今のところ依頼されている案件はまだ公表できないんですが、皆結構バリエーション豊富な面白い依頼をしてくれます。僕自身、「人から依頼されて文章を書く」という経験が浅いので、色んな案件に対応しながら、日々一生懸命勉強しとります。

だからこそ、こんなポンコツちゃんな僕を「コピーライター」として認めてくれてキャッチコピーを依頼してくれる人に、いや、そうでない人にも、ちょっと聞いてほしい、ここだけの話があるんですよ。

それが、「みんな、『コピーライター』について、どんなイメージを持ってるの?」ってことです。

いや、どうもこうも。「何か商品の誉め言葉をちょうどいい感じに短くまとめる人の事でしょ?」とか、「なんかかっこよくてエモい文章を代わりに書いてくれる人やろ」とか。それくらいの認識の人が、大多数なんじゃないでしょうか。

いや、まあ、そうなんですけど。まだ何かちょっとむずむずするんですよね。そこには圧倒的に「何か」が足りないんですよ。

そう、

依頼してくれた人の『想い』です。

……

………

ごめんなさい。ちょっと今、結構な人が「死ね」って思ったんじゃないですか?いや、わかります。できるだけ早めにくたばる予定なので許してください。

でも、これはめっちゃ本当の話。

僕はマジモンのひよっこなんですが、コピーライターの教科書1ページ目に書いてあるようなコトはちゃんと覚えてます。

「コピーは、モノを知らなきゃ書けない」という事。

サークルでも、商品でも、サービスでも。マジで。

だから、僕は依頼してくれた人に「これってどういう歴史があって作られたサークルなんやろ?」とか、「そもそもなんでキャッチコピーが欲しいん?」とか、「この商品と買う人の関係ってどういう関係なんやろ?」とか、めっちゃ聞いたり、考えたり、調べたりすることを心掛けてます。

めっちゃ聞いてめっちゃ考えて、ようやく「この人はこういう想いで依頼してきたんやな」とわかった瞬間に「あ、こういうコピーを書けばサークルの皆が共感するんやな」とか、「この商品のこういう所をアピールすれば消費者が振り向いてくれるんやな」とかを形にしていきます。

そう、コピーライターって、「書く人」だと思われてますが、実際「代弁する人」なんです。

だから、「なんかいい感じのこと書いてよ!」とか、「かっこいいイメージで!」のままだと書けないんですよね、キャッチコピー。まあそういう依頼から掘り下げていくのが一番楽しいんですけど。

で、これって、ファミレス店員と管理栄養士の違いに似てる気がするんですよね。

皆さん行きますか?ファミレス。まあ、この記事を読むような人は高貴な人間しかいないので多分ないと思うんですけど。代わりに説明すると、ファミレスってまあまあきったねくて安いメシが出てくるところです。言い過ぎたわ。

で、注文したらその通りのものがそれなりのクオリティで出てくるじゃないですか、ファミレスって。「ミラノ風ドリアください」っていうたらミラノ風ドリアが出てくるし、「アブラニンニクヤサイマシマシカラメ」っていうたら豚のエサが出てくるし。いやこれは違うな。ごめんなさい。

別に「頼んだものが出てくる」というのは全く問題ないんですけど、それじゃあ何にも残らない。ありふれた味のミラノ風ドリアを多少「おいしい」と感じても、印象にも記憶にも残らない。店員も、ただ注文されたものを出してるだけで、そこには何の価値も生まれない。

それに比べて管理栄養士って、同じ食に携わる職業でも全然違うんですよ。

例えばプロのアスリートが「ハンバーグがだいすき!!まいにちハンバーグがいい!!!」と言ったとしましょう。

専属の栄養士はそれを聞いて「ふむ。じゃあこの選手の献立は毎日ハンバーグにしよう」ってなりますか?

なりませんよね??

「彼が目指すのは〇分〇〇秒という目標で、それを達成するためにこういう負荷の練習メニューを組んでるから、この献立のこの料理でたんぱく質とビタミンの補給をうんちゃらかんちゃらで…」とか、めっちゃ考えますよね?(全然詳しくないんですけどあってますかね)

それと同じなんです。そして、僕は管理栄養士みたいなコピーライターになりたい。

コピーライティングで大切なのは、依頼に忠実に従う事なんかではなくて、その裏にある『想い』をくみ取って、それを代弁すること。

「ファミレス店員みたいなコピーライター」は、「ハリウッド映画の宣伝がしたい!!アメリカで売れたことをキャッチコピーにしてよ!」と依頼されたときに、馬鹿正直に「全米が泣いた!!」なんてコッスコスにこすられた何の工夫もないキャッチコピーを書くでしょう。しかし、それじゃあ誰の心にも残らない。今「え!?全米が泣いたの!?!?すげえ映画じゃん!!」とか言って感動する人間いませんよ。いたら連れてこい

だから、僕は、例えば体育会系の部活に「情熱の四年間を!!」なんてありふれた濃い味のハンバーグじゃなくて、部員全員、更にはOBOG関係者全員の想いを乗せたその団体だけのキャッチコピーを、「聞く」を通じて届けたいなあと、そう思っています。

なので、色々やりとりすることも多いとは思いますが、その分本気でやっております。だって依頼してくれる人が本気ですからね。さすがに応えないとまずいでしょ。

ってことで、誰かこんな健気な僕にコピーの依頼してくれませんか?1円ですよ?新歓からビジネスまで何でもやりますよ?投資の価値ありありじゃないでしょうか???

もし依頼してくれたら、泣いて喜びます。靴は、ギリ舐めます。お願いします。

ちょっとうざいと思いますが、もう一回お問い合わせフォーム置いときますね。堪忍してつかあさい。

え、もう一回貼っといた方がいいですか?それはやめろ?わかりました。


では!

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