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光ナビゲーションキーボードの練習曲から見るヒット曲

どうも、PX-S1000かLK-515が欲しいのに品薄で悶々とした日々を送っているカツペソです。

この時期になるとクリスマスプレゼントとしてキーボードを考えているご家庭が多いと思われます。(もっとも今年はコロナ禍と転売ヤーの影響もありキーボードが品薄で困っているご家庭の方が多いかもしれませんが・・・。)

特にカシオの光ナビゲーションキーボード(以下光ナビ)は毎年新モデルが出るので人気商品として知られています。そして当然ながら練習曲(カシオではソングバンクと呼んでいる)も毎年アップデートされていきます。

https://casio.jp/emi/key_lighting/

初号機となるCTK-520L(1996年発売)はまだ練習曲もクラシック曲が中心でそこまで多くなかったのですが翌年(1997年)に発売されたCTK-620Lで一気にJ-POP等の練習曲が増えます。

主な練習曲
・LA LA LA LOVE SONG(久保田利伸)
・あなたに逢いたくて(松田聖子)
・川の流れのように(美空ひばり)
・オラはにんきもの(野原しんのすけ)
・ドラえもんのうた

といった具合で当時のJ-POPのヒット曲から演歌、アニソンまで色々入るようになりました。余談ですが筆者はCTK-620Lユーザーでした(ホントはサンタさんにCTK-660Lをお願いしていたのに手違いで旧モデルが送られてきてしまったようです・・・。)

CTK-660Lは名曲の宝庫!?

見出しで既にオチてますが1998年に発売されたCTK-660Lはシリーズ初のバックライト搭載モデル(当時は画期的だった)で練習曲も大幅にパワーアップします。

主な練習曲
・CAN YOU CELEBRATE?(安室奈美恵)
・White Love(SPEED)
・Time goes by(Every Little Thing)
・WAになっておどろう(V6)
・DESTINY(My Little Lover)

名曲だらけです・・・。特にCAN YOU CELEBRATEはCMでも使われていたので練習した人はかなりいたのではないでしょうか?

光ナビと宇多田ヒカル

1999年に発売されたLK-60/80FD/01PCは光ナビとして本格的にブランドが成立した年でもあります。(型番とロゴが現行の光ナビと同じになる)

そして忘れてはいけないのが1999年というのは宇多田ヒカルのデビューした年でもあるということです。(厳密には1998年12月だが)

当然練習曲にはデビュー曲であるAutomaticと3rdシングルであるFist Loveが内蔵されることになります。

すなわち光ナビの歴史=宇多田ヒカルがどれだけ新曲をリリースしたかとも解釈できるわけです。

光ナビにおける主な宇多田ヒカルの楽曲
・Automatic/Frist Love(LK-60/80FD/01PC 1999年発売)
・Wait&See~リスク~(LK-65 2000年発売)
・Addicted To You(LK-70BL 2000年発売)
・Can You Keep a Secret?(LK-250it/350it 2001年発売)
・Traveling(LK-57 2002年発売)
・COLORS(LK-58/88CD 2003年発売)
・Flavor of Life(LK-203TV 2007年発売)
・Prisoner of Love(LK-205 2008年発売)
・花束を君に(LK-228 2017年発売)
・あなた(Casiotone LK-511 2018年発売)

これだけでSpotifyのプレイリストが作れるんじゃないかというぐらい錚々たる楽曲です・・・。

光ナビと嵐

そんな宇多田ヒカルが活動休止を宣言したのが2010年(後に復帰)。その頃の光ナビというと必ずと言っていいほど嵐の楽曲が練習曲として内蔵されていました。
マジレスするとJ-POP暗黒期とも解釈できるのですが。

光ナビにおける主な嵐の楽曲(内蔵練習曲のみ。ソングバンクプラス等の追加曲は除外)
・Love So Sweet(LK-203TV 2007年発売)
・Step and Go(LK-205 2008年発売)
・Believe(LK-207 2009年発売)
・Troublemaker(LK-208 2010年発売)
・Lotus(LK-211 2011年発売)
・ワイルドアットハート(LK-215 2012年発売)
・Breathless(LK-218 2013年発売)
・Bittersweet(LK-221 2014年発売)
・GUTS!(LK-222 2015年発売)※2019年に発売されたCasiotone LK-512等の後継機種にも内蔵
・復活LOVE(LK-223 2016年発売)

追加曲も含めるとかなりの数になるのですがここでは割愛させていただきます。さり気なく松本潤絡みのタイアップ楽曲が多いのはご愛嬌かもしれません。

星野源、襲来。

現在のJ-POP復権のきっかけと言っても過言ではない星野源の楽曲が光ナビに初めて内蔵されたのは2016年に発売されたLK-223でした。楽曲はもちろんSUNです。LK-223が発売された後に大ヒットを記録したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌だった恋ももちろん翌年に発売されたLK-228に内蔵されることになります。もちろんトップバッターです。(光ナビの練習曲でトップバッターを飾るということはその年を代表する楽曲であるとも言えるぐらい重要なポジションだったり・・・。)

光ナビにおける主な星野源の楽曲
・SUN(LK-223 2016年発売)
・恋(LK-228 2017年発売)※Casiotone LK-511以降も練習曲として内蔵されている。
・ドラえもん(Casiotone LK-511 2018年発売)※Casiotone LK-315にも内蔵されているが若干演奏時間が短い(TVサイズ寄りになっている)
・Family Song(ソングバンクプラス)
・アイデア(ソングバンクプラス)

後述のヒゲダンの件もありソングバンクプラスも含めましたが錚々たるメンツであることに変わりはありません。

今の光ナビはヒゲダンなしでは語れない!?

2018年に発売されたCasiotone LK-511からは「ソングバンクプラス」というスマホから練習曲を増やすことができる画期的な機能が追加されました。
LK-250it?なんのことです???(別名早すぎたソングバンクプラス)
余談ですがカシオトーン復活に伴い2019年に発売されたCasiotone LK-512以降は光ナビはカシオトーンのサブブランドという扱いになっています(カシオのホームページでは前年に発売されたLK-511もカシオトーンとして扱われている模様)

これに伴い練習曲の選曲も若干見直しが図られたようでこれまでの嵐・AKB・EXILEという3本柱から邦ロック中心(米津玄師やback number等)へとシフトしていきました。

光ナビにおける主な邦ロック勢
・米津玄師
 Lemon(Casiotone LK-512 2019年発売)
 馬と鹿(Casiotone LK-515 2020年発売)
 ピースサイン(ソングバンクプラス)
 ※この他にも打上花火(DAOKOとの共同名義)やパプリカ(Foorin名義)も練習曲として内蔵されている。
・あいみょん
 マリーゴールド(LK-512)
 今夜このまま(ソングバンクプラス)
 裸の心(ソングバンクプラス) など
・back number
 瞬き(LK-511)
 大不正解(ソングバンクプラス) など

そして2019年にはOfficial髭男dism(以下ヒゲダン)の台頭もありソングバンクプラスにはヒゲダンの楽曲が多数実装されるようになります。

光ナビにおける主なヒゲダンの楽曲
・ノーダウト(2019年9月実装)
・Pretender(2019年10月実装、後にCasiotone LK-515の練習曲として内蔵)
・宿命(2019年11月実装)
・ビンテージ(2020年2月実装)
・イエスタデイ(2020年6月実装)
・I LOVE...(2020年7月実装)
・115万キロのフィルム(2020年8月実装)
・Laughter(2020年11月実装)
・HELLO(2020年12月実装)

これだけでライブ一本できるんじゃないのかな・・・。

まとめ

つらつらとしょうもないことをまとめてきましたが光ナビの練習曲を見るとその年のヒット曲が何だったのか分かるんじゃないでしょうか。

ちなみに現行機種であるCasiotone LK-515の主な練習曲はこんな具合になっています。
・Birthday(Mr.Children)
・Pretender(Official髭男dism)
・白日(King Gnu)
・馬と鹿(米津玄師)
・紅蓮華(LiSA)

そりゃ品薄になりますわ。

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