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やっぱり本が好き📖

近藤史恵さんの著書と出会ったのは「胡蝶殺し」が初めてでした。

何と言っても自分の好きな「歌舞伎」の世界の話で、出てくる言葉や演目が全て身近にあるので楽しくて一気に読んだ思い出があります。

自粛解除になり久々に出掛けた本屋さんの「お勧めコーナー」に「二人道成寺」と「ねむりねずみ」があり即買(笑)

3月からの休演で歌舞伎に渇つれておりますね。

「二人道成寺」は玉三郎さんと菊之助さんの舞台が思い出されます。

私の踊りの師匠のご子息とご子息の従姉妹さんが「男女道成寺」をやった時に、2人の顔が全く同じで😲❗️金冠の所が「上手へ行ったのどっち?」「下手へ行ったのどっち?」状態で客席沸いたのが懐かしいです。

この2人が「二人道成寺」をやったら「双子道成寺」ですね(笑)

私自身は17才の時に「京鹿子娘道成寺」を踊りましたが、家のお稽古場には「道成寺」を踊った人は後輩の所化に出る。という「掟」があり観客よりも舞台の上の所化の「目」が怖い舞台でした(笑笑)

家のお稽古場では、この娘道成寺はだいたい皆、10代か22・3才で踊っていまして、最後に鐘に上る時も「スイスイ」上るのですが、ある時30近い方がこの娘道成寺を踊られて、最後の鐘に上る時に、後見さんが2人がかりで下から押し上げた❗️という事がありました。

それ位、道成寺は体力勝負の踊りです。

吹輪に匹敵する重い❗️❗️鬘。そして衣装、、、

最初の金冠の時が最高に重いです。

「言わず語らず」になり「蓮花ものじゃえ」で引き抜いて「うぁ~この世の春じゃぁ~」となる程身が軽く感じます。それでも普通の衣装よりも重いですが、それまでがどれだけ重かったかですよね。

この「言わず語らず」と「梅とさんさん」「かっこ」「鈴太鼓」は、年齢的にも踊れるのですが、至難は「恋の手習い」

いくら考えても体験のない「恋❣️?」分からないですよね~

自分的には、この「恋の手習」は30代40代が1番いい踊りが踊れるのではないかと思います。

が、、、体力が、、、

ここが踊りの難しい所だと思います。

その体力を維持して芸を磨かれていらっしゃるプロの方には頭が下がります。

さあ、これから「二人道成寺」を読むと致します📖








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