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なぜお酒は20歳からしか飲むことができないのか?

私は以前の記事で「日本でもお酒を飲めるのは18歳からにしたほうがいいのではないか?」という主張をしたのですが、まぁこれには賛成の方もいれば反対の方もたくさんおられるかもしれません。

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日本でも18歳からお酒を飲めるようにしたほうがいいのではないか?

ちなみに私がこのように主張する理由は一般的に日本では18歳という段階で1つの区切りを迎えることから、『子供』と『大人』の境目は18歳となっていると思うからなのですね。

実際に2022年4月1日からは成年年齢が18歳になるということなのですが、それでも依然として飲酒の解禁年齢は20歳となっていることから、成年年齢は引き下げられたもののそれでもお酒は18歳では飲むことができないということとなっているのです。

そのような経緯から我々日本人はどれだけお酒を飲みたくても20歳までお酒を飲むことができないということなのですが、それでも私が思うには飲酒解禁年齢は20歳から18歳まで引き下げたほうがいいのではないかと思うのですね。

とは言え私は医者でもなんでもないことからその辺りに関する詳しい知識はなく、なぜ20歳からしかお酒を飲むことができないのか、未成年(主に18歳、19歳)の段階ではお酒を飲むことが禁止されているのか、実は正確なことはそれほど詳しくは分かっていないのです。

そのため今回の記事ではなぜ日本ではお酒を飲むことができるのが20歳からなのかということについて、様々な側面から見ていきたいと思います^^

お酒が未成年の心身に与える悪影響

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それでは早速日本で未成年の飲酒が禁止されている理由について見ていきたいと思うのですが、その前にまず皆さんにお伝えしておきたいことは日本以外の国では18歳から飲酒解禁になる国が多いということなのですね。

私を含め日本で生まれ育った方の多くからしてみれば意外な話かもしれないのですが、どうやら日本の飲酒解禁年齢である「20歳」という基準は世界基準で見ると少し遅いもののようで、世界基準で考えると18歳から飲酒が解禁になる国が多いと言われているのです。

ロシアやメキシコ、シンガポールにチェコ、オーストラリア、イギリスなどが、18歳から飲酒解禁になるそう。

18歳とは、世界でも最も多くの国が飲酒解禁として定めている年齢で、先進国や発展途上の国関係なく採用されています。

引用元:小学生からお酒が飲める!?世界各国の飲酒最低年齢。世界のビール事情

我々日本人の感覚からすると少し意外な話となっているのですが、日本の飲酒解禁年齢である20歳というラインは世界基準で見ると少し遅いものであり、実際には18歳から飲める国が多いということなのですね。

ちなみにアメリカの場合は飲酒解禁年齢が21歳となっているようですが、個人的には『自由の国』と言われているアメリカでここまで飲酒解禁年齢が遅いというのは少々意外でした(笑)

個人的にはアメリカは日本と同じかそれより早いかのどちらかであると思っていたため、アメリカの飲酒解禁年齢が日本よりも遅いということは少々意外だったのですね^^;

まぁこのように世界では18歳から飲酒が解禁になる国が多いとされているのですが、それではなぜ日本では20歳という年齢が解禁年齢となっているのでしょうか?

まぁそれについては次章で見ていきたいと思うのですが、まずは日本で未成年飲酒が禁止されているいくつかの理由について見ていきたいと思います^^

やはりなぜ未成年の段階で飲酒をしてはいけないのか?ということについて調べてみると出てくるのが「体に悪いから」という理由であり、未成年の段階で飲酒をすると体に非常に悪い影響を与えると言われているのですね。

その内容はいくつかあるのですが、主なものとしては

1.脳細胞の破壊が加速されるから
2.未成年はアルコールの分解能力が未熟だから
3.アルコール依存症になりやすいから
4.肝臓やすい臓などに障害を起こしやすくなるから
5.性ホルモンの分泌に異常が起こる恐れがあるから

などのものがあるということなのですね。

未成年の段階から飲酒をすることによって懸念されるのが以上のようなこととなっているのですが、ここからは1つずつサッと見ていきたいと思います^^

まずは1つ目の『脳細胞の破壊が加速されるから』というものからなのですが、これに関しては何となく分かっているという方も多いのではないでしょうか?

やはりアルコールというものは脳機能の低下をもたらすようで、その原因はアルコールが脳の神経細胞を破壊するからであると言われているのですね。

実際にCTやMRIでアルコール依存症の方の脳の様子を見てみると、健常者と比べて明らかに脳が委縮していることが分かるというのです。

なんでもアルコールの脳の神経細胞の障害作用は成人した方たちよりも未成年の方のほうが大きいようで、特に『記憶』に関する部位である海馬のダメージが大きいのだとか‥‥。

そのような経緯から考えるに若い頃からお酒を飲んでしまうと、大学生などの方は勉強においてもつらい目に遭うことになるということなのですね(-_-;)

ちなみに一説によると我々人間の脳が『大人の脳』になる、すなわち完成するのは20歳前後の段階であると言われているため、やはり20歳になる前にお酒を飲むのはあまりお勧めできることではないなのだとか‥‥。

そのような経緯から考えるに特に頭を使うような仕事をするという方はあまり早い段階からお酒は飲まないほうがいいということなのですね^^;

続いては『未成年はアルコールの分解能力が未熟だから』というものに関して見ていきたいと思うのですが、まず皆さんに知ってほしいのはアルコールは我々人間の体に入ると肝臓によって『アセトアルデヒド』という物質に分解されるということなのです。

まぁすでにご存知の方も多いのかもしれないのですが、実はこの『アセトアルデヒド』という物質は毒性が強く、十分に分解されないと体の全身の臓器に負担がかかることになるというのですね。

そして未成年の方はこの『アセトアルデヒド』を分解して無害にするために必要な酵素の働きが弱いことから、成人した方たちと比べて有害な状態で体に残りやすく全身に負担がかかることになるというのです。

またそのような経緯から未成年の方は成人している方たちと比べて急性アルコール中毒にもなりやすく、成人している方たちと比べてアセトアルデヒドを分解する力が弱いにもかかわらず、一気飲みなどをすると急性アルコール中毒になる可能性が非常に高くなることになるというのですね。

未成年の方の体の中に一気にアルコールが入ってくると、体がどれだけ頑張ってアセトアルデヒドを分解しようとしても処理が追いつかないことから有害な物質が体の中に残ってしまい、その結果急性アルコール中毒となり最悪の場合は命を落とすこともあるのだとか‥‥。

このようなアルコールの分解能力が未熟であるということが、未成年の方がお酒を飲むことによって生じる2つ目のデメリットであるということなのですね(-_-;)

続いては3つ目の『アルコール依存症になりやすいから』というものについて見ていきたいと思うのですが、未成年の方は成人している方たちと比べて『アルコール依存症』になりやすい傾向があるというのです。

このアルコール依存症に関してはすでにご存知の方が大半だと思うのですが、この状態になってしまうと「お酒を飲まずにはいられない」状態となってしまうのですね。

これが単純に年齢が低く自己規制が効きにくいからなのか、それとも未成年の方と成人している方たちの体の発達具合の違いから生じるものなのかは分からないのですが、それでも未成年の方の場合は習慣的な飲酒を始めてからアルコール依存症になるまでの期間が数ヶ月から2年と言われてるため、やはり若い方のほうが依存症にはなりやすい傾向があるということだと思います(ちなみに中年男性の場合は15年から20年と言われています)。

そのような経緯からアルコール依存症になりやすいことから未成年の方は飲酒を避けたほうがいいということなのですね。

そして4つ目と5つ目に関してはそれぞれ肝硬変やすい炎、男性であればインポンテンツ、女性であれば生理不順を引き起こしやすいということなのですが、このようなものが未成年の段階からお酒を飲むことによって懸念されることであるということなのです。

そのような経緯から日本では飲酒の解禁年齢を20歳としており、20歳になるまではお酒を飲んではいけないということになっているのですが、しかし実は日本でお酒を飲むのが20歳からであるという最大の理由は決してこのような『体への悪影響があるから』という部分ではないというのですね。

実は日本で飲酒解禁年齢が20歳からとなっている理由は『明治民法』の『成年年齢』となっているというのです。

お酒が20歳まで飲めない理由は『成年年齢』にある?

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ここまで未成年の方がお酒を飲むと脳や体の臓器に様々な負の影響がもたらされるということについて見ていったのですが、ここまで読んだ方のなかには「だから20歳までお酒を飲んじゃダメなんだ‥‥」というふうに思われた方もいるかもしれません。

まぁ当たり前の話なのですが、極端な話小学生や中学生の段階でお酒を飲み始めてしまうとこのような様々な負の影響が出てしまうことから確かに小学生や中学生の段階でお酒を飲むことは本当にダメだと思うのですが、その一方で外見上は18歳、19歳、20歳という年齢ではそれほど体の構造に違いがあるとは思えないことから、このような体に与える負の影響を見たとしても「それでも20歳からお酒が解禁されるということは18歳からでもいいのでは?」というふうに思われた方もいるかもしれません。

そのような経緯から考えるに小学生や中学生のようなまだまだ子供の段階でお酒を飲むのがダメであるということは分かるものの、その一方で18歳や19歳になった人間がお酒を飲むことの危険性がよく分からないという方はいるかもしれないのですね。

そのためここからはなぜ日本ではお酒を飲み始めることができるのが20歳からとなっているのかということについて見ていきたいと思うのですが、実は調べてみたところその理由はただ単に「『明治民法』の『成年年齢』が20歳になっていたから」という部分にあるというのです。

日本では20歳未満の飲酒は法律で禁止されているが、なぜ「20歳」に決まったのか、ご存じだろうか。

この数字は、脳の機能が低下するとか、臓器に障害を起こすといった疫学的な研究にもとづいて定められたものではない。それ以前に、「成年は20歳」とされていたからである。つまり、自己責任がとれる、法律の面で自立している年齢であることが重視されたのだ。

引用元:なぜ「お酒は20歳から」に決まったか、知っていますか?

そもそも日本で明確に未成年の禁酒が定められたのが1922年の成立した『未成年者飲酒禁止法』となっているというのですが、このタイミングで「お酒は20歳から」というふうに決められたというのですね。

それではなぜこの時点で「お酒は20歳から」というふうに定められたのかということなのですが、その理由が『明治民法』にあり、当時の日本は明治9年の『太政官布告』、明治29年に制定された『明治民法』により「満二十年を以て成年とす」と満20歳が成年として定められていたというのです。

要は当時の日本では明治9年の段階で『太政官布告』、そして明治29年に制定された『明治民法』によって満20歳を成年として定められていたのですが、これによって当時の日本では満20歳未満の人間はお酒を飲んではいけないというふうに定められたということなのですね。

そしてこの明治民法の第3条である成年年齢は平成16年には現代語化され「年齢20歳をもって、成年とする」と定められたというのですが、これが現代の日本の「飲酒は満20歳から」という『未成年者飲酒禁止法』の起源となっているということなのです。

そのような経緯から考えるに現代の「お酒は満20歳から」という法律には明確な理由はないということが分かるのですが、意外とのその内容を知ってみるとあっけにとられたという方もいるのではないかと思うのですね。

当然現代の日本では『未成年者飲酒禁止法』によって満20歳未満の方の飲酒は厳しく禁止されていることから満20歳未満の段階でお酒を飲むのは絶対にダメなことなのですが、それでも「お酒は20歳から」という法律の原型がここまで曖昧なものということになると、正直この満20歳という基準に疑問を感じるという方も少なくないのではないかと思うのです。

ちなみに前述したように日本では明治9年に出された『太政官布告』によって成年年齢が満20歳に定めらたということだったのですが、実はこの基準はそれほど明確な根拠があるわけではなく、その理由としては「欧米諸国の多くが成年年齢を21歳~25歳にしていたから」というものが理由だと言われているのですね。

当時の日本は日本人の多くが欧米人よりも寿命が短くさらに精神的にも成熟していることから成年年齢を20歳に定めたというのですが、そのような経緯から考えるにこの『成年年齢』というものには明確な根拠がないということが分かるのではないでしょうか?

実際に日本でも2022年4月1日からはこの『成年年齢』が20歳から18歳に引き下げになりますし、そもそも世界ではこれまでの日本のように成年年齢を『20歳』としている国よりも『18歳』としている国のほうが圧倒的に多いと言われているのですね。

民法を改正して成人年齢を18歳に引き下げるべきだという議論は長い間行われてきました。

そして、その主張の根拠となっていたのが諸外国の成人年齢との比較です。

諸外国においては、成人年齢を18歳に設定している国が圧倒的多数です。

そのため多くの論者が、「諸外国と同じように我が国でも18歳を成人年齢にすべきだ」と主張していたわけです。

引用元:他国の成人年齢はいくつ?

このように日本以外の国では成年年齢を18歳としている国が多く、さらには日本も2022年4月1日からは18歳が成年年齢になるというのですが、そのような経緯から考えるにこれまでの「年齢20歳をもって、成年とする」という法律が根拠のないものであったのかがよく分かるのではないでしょうか?

もちろんこの辺りに関しては時代によっても変わってくるため根拠がないことを悪いというふうに主張しているわけではないのですが、それでも飲酒解禁年齢が満20歳となっているのもそれほど根拠があってのことではないのではないということが分かるのではないかと思うのですね。

そのため私はやはり飲酒解禁年齢は20歳から18歳へと引き下げたほうがいいのではないかと考えているのです(-_-;)

日本でも飲酒解禁年齢を18歳に引き下げるべきか?

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ここまで未成年の段階での飲酒が脳や臓器に与える悪影響や、なぜ飲酒解禁年齢が20歳となっているのかなどということについて見ていったのですが、このような点を踏まえても私は日本国内での飲酒解禁年齢は18歳にしたほうがいいのではないかと思うのですね。

またこれは以前他の記事でも書いたのですが、私は「18歳からお酒を飲めるようにしたほうがいいのではないか?」というふうに主張はしているもののそれは決して「18歳になった瞬間から誰でも飲めるようにするべき」と主張しているわけではなく、満18歳の4月2日を迎えた時点で誰もが飲めるようにするのがいいと考えているのです。

『満年齢』とは「現時点での年齢」という意味であり、例えば2000年6月1日生まれの方は2020年5月1日の時点では満19歳、2020年7月1日の時点では満20歳ということになるのですが、私が思うには飲酒の解禁年齢は満18歳になった時点ですぐにということではなく、満18歳で4月2日を迎えた瞬間から誰でも飲めるようにしたほうがいいと考えているのですね(4月2日が誕生日の方は19歳の誕生日からということになります)。

そのような経緯から考えるに私の主張はストレートで高校を卒業した方に関しては、社会人1年目の4月2日から、または大学生、浪人生の1年目の4月2日からお酒を飲むことができるということなのですが、要は高校を卒業した翌年の年度の始まりから飲むことができるようにすればいいのではないかということなのです(ここで言う『年度』とは4月2日から翌年4月1日のこととなります)。

そのため高校を卒業した翌年から飲めるようにしたほうがいいのではないかということなのですが、これに関しては反対の方もたくさんいるのではないかと思うのですね。

やはりお酒は体に様々な害を及ぼすものであることから18歳からよりも20歳からのほうがいいと主張される方も多いことでしょうし、若者がお酒を飲むようになるとその分飲酒運転による事故や酔っ払いによる暴行などの事件も起きかねないことから、判断能力が未熟な若者がお酒を飲むべきではないというふうに主張される方もたくさんいるのではないかと思うのです。

ちなみにアメリカでは前述したように飲酒解禁年齢は21歳となっているのですが、実は過去にはこの飲酒年齢が引き下げられたこともあったようで、1970年から1975年にかけて29の州で飲酒可能年齢を引き下げ、下げ幅は州によって異なっていたものの最も多かったのは21歳から18歳というものだったというのですね。

しかしその結果年少者の飲酒運転による事故数や死亡者数などが増えたことから、すぐに元に戻されることとなり、1970年代後半から1980年代前半にかけて多くの州で飲酒可能年齢を21歳に戻したというのです。

そしてこのような事態が起こる可能性は当然ながら日本にも十分にあり飲酒解禁年齢を引き下げればこのような事故が増える可能性はあるのですが、それでもそれは別に未成年の方に限ったことではないことでしょう。

例えば極端な話「日本から飲酒運転による事故やアルコール依存症、急性アルコール中毒、さらには酔っ払いによる暴力行為などをなくすために日本国内でお酒を飲むことは禁止にしよう!」などというふうに訴えれば日本国民の大半から非難されることだと思います。

当然ながらお酒を飲めば体にいい影響はほとんどなく、さらには飲酒運転や酔っ払いによる暴力なども生まれてしまうことから、お酒というものはそれほどメリットを生む飲み物ではないことだと思うのですね。

しかしだからといって「お酒は百害あって一利なしだから日本国内でお酒を飲むのは禁止にしましょう!」などというふうに主張をすれば、従来のお酒好きの方たちからは多くの非難の声が上がり「そんなことは絶対にダメだ!」という批判の声ばかりが上がることになるのではないかと思うのです。

まぁ実際には日本国内で飲酒を禁止しようなどというふうに考える方はそう多くないであろうことからこのような事態にはならないことだと思うのですが、大事なのはデメリットがあるからといって禁止することが必ずしも正しいことではないということなのではないかと思うのですね。

そしてここまで見てきた内容から考えるに飲酒を解禁するか否かにおいて最も重要なのは『精神の成熟度』なのではないかと思うのです。

私は医者ではないためお酒が体に与える正確な影響というのは分からないのですが、それでも20歳から解禁されるということを考えると18歳の時点から飲んだとしてもそれほど体に悪い影響はないのではないかと思うのですね。

そのような経緯から考えるに私は18歳の時点からお酒を飲むこと自体、体への影響という面から考えると問題がないと思うのですが、ここで重要になってくるのは『精神の成熟度』なのではないかと思うのです。

いくら18歳の方が小学生や中学生と違い発達した体であったともしても、一気にガボガボとお酒を飲んでしまえば体にいいわけがありませんし、最悪の場合は急性アルコール中毒になってしまう可能性があります。

そのため私が思うには18歳という年齢は『身体』という面から考えると飲酒は問題ないものの、それでも精神的に未熟でありであり加減が分からない人間が飲むと危険であるということなのですね。

そのような経緯から私は精神的に未熟でありお酒をガボガボ飲んでしまうような方は例え18歳と言えど飲酒を解禁するのは危険であるというふうに考えているのですが、それでもそれは20歳以上でも同じなのではないかと思うのです。

私が思うに例え18歳でも精神的に十分に成熟しており良識のある人間であればお酒と上手に付き合うことができるでしょうし、逆に20歳以上であったとしても精神的に未熟であり加減の分からない人間であればお酒は非常に危険な代物となってしまうのではないかと思うのですね。

要は私が主張したいことは例え飲酒解禁年齢を18歳まで引き下げたとしても、精神的に成熟している人間は上手くお酒と付き合うことができると思うということなのです。

18歳、19歳の段階であろうとも自分の限界を考えお酒と上手にお付き合いすることができる方はたくさんいるでしょうし、その一方で例え20歳以上であったとしても精神が未熟の方であればお酒が原因で様々な問題を引き起こす可能性があるということなのですね。

18歳以上の年齢になってしまえば誰もが体の構造がそう大きくは変わらないと思うことから、それよりも先は「年齢が低いから危険」というよりは「その人の精神の成熟度」によってお酒が危険なものとなるかどうかが決まってくるというふうに考えたほうがいいのではないかと思うのです。

例え18歳や19歳でもしっかりしている方であれば飲酒が解禁されたとしてもお酒とは上手に付き合うことができるでしょうし、その一方で30歳、40歳の方であろうとも精神的に未熟であれば限界を超えるまでお酒を飲んでしまい様々なトラブルを引き起こす可能性があるというものなのではないでしょうか?

そして基本的に我々日本人の教育は18歳の段階で一区切りがつくことから、一般的に18歳以上の段階で精神的には成熟しているというふうに考えてもいいのではないでしょうか?

当然ながら小学生や中学生の子供たちにとってはお酒という飲み物は毒になるかもしれないのですが、その一方で18歳以上の方に関しては飲み過ぎれば毒となるということなのではないかと思うのですね。

そのため今の20歳以上の方たちと同じように、18歳以上の方に関しては「お酒を飲むのはあなたたちの自由だけれども、体を壊したりトラブルを起こすような飲み方はやめてくださいね」というふうにするほうがいいのではないかと思うのです^^

今回のまとめ

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今回の記事ではなぜ日本ではお酒が20歳からしか飲むことができないのかということについて見ていったのですが、その理由は『太政官布告』『明治民法』にあり、これらによって「成年は満20歳」と定められていたことから日本ではお酒を20歳まで飲むことができないということでした。

まぁ個人的には20歳なら20歳でもいいやとも思うのですが、それでも現代の日本では『教育』という点から考えるとやはり高校を卒業する18歳が『大人』と『子供』の境目となっていることから、やはり飲酒解禁年齢も18歳に合わせたほうがいいのではないかと思うのですね。

個人的には成年年齢が20歳というのは別に悪くない考え方だと思うのですが、それでも教育という点から考えるとやはり明らかに18歳が1つの区切りとなっていることから、成年年齢は20歳でもいいものの飲酒解禁年齢は18歳に合わせたほうがいいのではないかと思うのです(成年年齢は2022年4月1日から18歳に変わります)。

そのような経緯から私は満18歳の4月2日から誰もがお酒を飲めるようにしたほうがいいと主張しているのですが、皆さんはどう思われたでしょうか?

やはり私の主張に賛成であるという方ばかりではなく、なかには私の主張に反対であるという方もたくさんいることだと思うのですが、それでも私は飲酒解禁年齢を20歳から18歳へと引き下げたところでそれほど大きな問題にはならないのではないかと考えているのですね。

このように書くと皆さんのなかには「そうはいっても若い段階での飲酒は体に悪いだろ!」というふうに思われる方もいるかもしれないのですが、それは20歳を超えてからも同じなのではないでしょうか?

もっと言うと18歳、19歳の段階でもアホみたいにガボガボ飲まずにお酒と上手に付き合うことができれば決してお酒は危険な飲み物とはならないことだと思いますし、逆に例え20歳以上だとしてもアホみたいにガボガボとお酒を飲めば体に悪いことは言うまでもありません。

もちろん私も小学生や中学生の段階から飲酒を解禁してもいいなどとは思っていないのですが、それでも飲酒解禁年齢を20歳から18歳まで引き下げたところで、それほど飲酒の危険性は変わらないのではないかと思うのですね。

20歳か19歳、18歳の違いにおいて重要なのは『体の強さ』よりも、『精神の成熟度』なのではないかと思うのです。

20歳以上でもお酒をガボガボ飲むことによって体に大きな負の影響を与えるという方もいれば、さらには飲酒運転や酔っ払い状態による暴行事件などを起こす方もいるのではないかと思うのですね。

そのような経緯から考えるにお酒というのはある程度精神的にしっかりした方でなければ非常に危険な飲み物となってしまうことだと思うのですが、それでも現代の日本で18歳か19歳か20歳かでそこまで大きく精神の成熟度が変わるのでしょうか?

やはり現代の日本では一般的に多くの方が18歳までは学校に通い、そこから社会人か大学生かに分かれるケースが多いことから子供を成長させるための教育は18歳の時点で一段落ついていると言えるのではないかと思うのです。

そのため私は現代の日本では18歳、19歳、20歳は精神的にはそこまで大きくは変わらないと思うことから、飲酒の解禁年齢を引き下げたところでそう大きな問題にはならないのではないかと思うのですね。

一般的に20歳からお酒を飲むことができるという状態になっていることから考えても、お酒というのは飲み過ぎなければ決して危険な飲み物とはならないということなのではないでしょうか?

そのような経緯から私は日本では満18歳の4月2日から誰でお酒を飲むことができるという状態にするのが最もいいのではないかと考えているのですね^^

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