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サビトくん卒業しました

前回卒業のおおのくん&カツオくんの同期生、サビトくん。
時期を同じくして卒業しました。

サビトくんは最初全く触れない猫さんでした。
攻撃性はないのですが究極の怖がりで、これは人馴れに時間がかかるかなあと思っていたらある日急に甘えっこになったパターンの子。
猫さんが人馴れするのって、時間をかけてだんだんと…というイメージがありますが、意外とこういう事って多かったりします。

そうして甘えっこになったサビトくん。
サビトくんを見初めてくださったのは、小さなお子さんのいらっしゃるご家族でした。
初めていらした時から猫さんとの距離感が絶妙で、テンゲンなんかはずっとくっ付いて離れなかったほど。
サビトくんも例外ではなく、ふたり寄り添う姿がとても微笑ましくていい姉弟になりそうだな~と思わせてくれました。

お家に到着した直後のサビトくん。
予想通りケージの中で固まっています。
ちゅ~るをあげたら身を乗り出していたので、これならまあまあ心配はないかなとお家を後にしました。

トライアル中のご報告では、やっぱり慣れるのに時間がかかっている様子。
自分のお部屋と認識したケージからちょっとずつ出てきて探索したりするものの、ご家族が近づくとシャーしたりしてしまっていたそうです。

そんなサビトくんをご家族は辛抱強く、そして体調に合わせた食事の用意などきめ細かいお世話をしてくださり、そのおかげでちょっとずつちょっとずつサビトくんのペースではありますが新しいお家に馴染んでいくのが伺えました。

2週間経つ頃には近くに人がいても逃げなくなり、お家のいろんなところを探索するようになり、おもちゃでもダイナミックに遊ぶようになったとのこと。
Twitterでもサビトくんの様子をあげてくださっていて、私から見れば順調そうではありましたが、お家がサビトくんにとって負担になってないか心配だとのことで、1週間延長することにしました。

そしてトライアルから3週間後、ご家族で話し合っていただいて正式譲渡となったのです。
まだ慣れたとは言い難いけど、いずれ信用してもらえる自信が出てきたとおっしゃってくださったのが嬉しかったです。
そして涙が出るほど感動したのが、娘さんの「撫でられなくても居るだけで可愛いからいいじゃん!」との言葉。
たまゆらでは未だそういう話はないですが、「懐かないから」という理由で返されてしまうこともあると聞いている中、まだ幼い娘さんがサビトくんのすべてを受け入れてくれたのがとてもとても頼もしかったです。

サビトくんの新しい名前はサビちゃんです。
サビちゃんのペースを尊重してくれる優しいご家族の元で、安心して楽しく暮らしてね。
卒業おめでとう、サビちゃん!

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