【※無料公開対象】日本ダービー 2022 出走予定馬:ドウデュース&武豊騎手想定

【※無料公開対象】日本ダービー 2022 出走予定馬:ドウデュース&武豊騎手想定

カタスさん@競馬をやって何が悪い。

第89回 日本ダービー(GI)出走予定馬展望

日程:2022年5月29日(日)
コース:東京芝2400m

ドウデュース(武豊騎手想定)

 昨年の朝日杯フューチュリティステークスを制したドウデュースが武豊とのコンビで日本ダービーに出走予定だ。皐月賞では3着も上がり最速を繰り出し2歳王者の意地は見せた。この末脚を府中の長い直線で引き出し混戦を断てるか。

※この記事はnote,ブログ無料公開対象です。

 正直皐月賞の競馬のパターンは予想外というか、こういう競馬で3着まで突っ込んでくるとは…というちょっとした驚きがあったかな。極端に後半特化で素材面で目立つものを見せたのは意外だったし、これならダービーでも…だけど、とにかく今のダービーは位置取りが大事だから。豊がちゃんと良い位置に持って行けるかどうかに尽きると思う。

朝日杯FS(GI)1着

阪神芝外1600m良 15頭5枠9番
風向き:西北西3.6m/s(豊中市15:40)
1:33.5 46.2-47.3 H^1
12.6 - 10.6 - 11.1 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 11.2 - 12.1

 まずは3走前、武豊の悲願を達成した朝日杯FS勝ちから振り返りたい。阪神マイル戦でペースはややハイ。ただ中盤で緩んでいてのL2最速11.2。この形なので前半無理せず入って中弛みで外からというのはかみ合ったかなと。風は西北西からなので3角が完全追い風、HSは向かい風と言っていい。

 9番枠から五分のスタート、そこから促しつつだが序盤は前も速く無理はせずに中団外目で進めていく。道中も無理をせずに中団の外目で前にスペースを保ちつつ。3角付近で少し緩んできてここで外目からじわっと押し上げながら、4角で中団外からじわっと取り付きつつ直線。序盤で左手前に換えて追われてすっと反応して一気に2列目までくる。L1で右手前に戻して坂の登りでしぶとく抜け出し半馬身差の勝利。

 まあここではしっかりと強い競馬ができたが、前半でそこまで入って行けなかったし中弛みで取り付くタイミングが合ったのは恵まれたかなと。ただそこから直線での伸びが良くL1で右手前に換えてもうひと伸びできた。前半で温存しつつロングスプリント性能の高さを引き出せたのは収穫だったと思う。個人的には中弛みでの伸びと考えても距離は延びて良さが出るというより、本質的にはマイルはちょっと忙しいかなというのは感じた。ただこの朝日杯が結果的に結構ハイレベルで2着のダノンスコーピオンがNHKマイルカップを制しているし、ジオグリフが皐月賞をということを踏まえても、ここでしっかりと勝ち切れた点は評価して良いと思う。嵌った部分はあるが、それでもこの馬自身でも35.5-34.5なのである程度基礎スピードも求められたわけで。

弥生賞ディープインパクト記念(GII)22着

中山芝内2000m良 11頭6枠7番
風向き:北西3.1m/s(船橋市15:50)
2:00.5(+0.0) 61.1-59.4 S^2
12.7 - 11.6 - 11.9 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 11.8 - 11.5 - 11.4 - 12.3

 2走前の弥生賞では2着と敗れたがちょっと物足りなさもあったかな。ペースはかなりのスローでラップ的にはL2最速で11.4。ただある程度早めに動きがあってそこでアスクビクターモアが仕掛ける形にはなっているので、割と出し切りやすい展開だったと思う。これで捕え切れなかったのをどう考えるかやね。まあもちろん叩き台ではあったが。風は北西からなので4角地点が完全向かい風になる。

 7番枠から五分のスタート、そこから様子を見ながらコントロールしつつ進めてそれでも先行。少し行きたがってはいたが、コントロールして好位の中目で我慢。道中も折り合い重視で我慢してアスクビクターモアの後ろ。3角で外からロジハービンが動いたことで前のアスクビクターモアがペースを引き上げるがここでロジが下がってきたことでワンテンポ待たされる。ただ4角ではその分内を通しながら2列目で直線。序盤で左手前に換えてジリジリ、L1で2番手から前のアスクビクターモアにクビ差まで迫るが決定的というところまでは至らずの2着。

 ロジが捲ったタイミングでこれが前に入ってきて少しブレーキを踏まされる形にはなっているが、その分4角でペースが上がったところで少し内で我慢ができたともいえるのでここは何とも言い難い。ただそこから直線で2列目からアスクビクターモアを捕えるところまでは行かなかったので、自分としてはやはりちょっと物足りなかったかなというのが正直なところ。コントロールしつつもある程度流れに乗る形になったのもあるかもしれないが、正直皐月賞で勝負というところまでは足りないかなというのが感じた部分ではある。もちろん多少の不利はあったし、ここは2歳王者の始動戦という位置づけでもあった。上げては来るだろうが、という感じやね。だから皐月賞は結構驚いた。

皐月賞(GI)3着

中山芝内2000m良 18頭6枠12番
風向き:南東2.6m/s(船橋市15:40)
2:00.0(+0.3) 60.2-59.5 M
12.6 - 11.0 - 11.6 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.5

 前走の皐月賞では3着と勝ち切れなかったが、パフォーマンスという点では一頭派手だったなという印象。ペースは平均だが中弛みが生じていて本仕掛けも遅く2F戦と言っていい。3~4角でさほど上がってないので外からというのは悪くないんだけど、それでもL1の伸びが一頭だけ違ったからね。風は南東からなので4角地点が完全追い風。

 12番枠から五分のスタート、そこからは折り合いを意識して無理せずに後方からの競馬となる。道中も後方で脚を温存しつつだが向こう正面でペースが落ちて団子気味になり、その中で後方2番手ぐらいで3角で外。そこからじわっと押し上げつつ脚を使いながら徐々に進出、4角で後方外外から中団まで押し上げつつ大外を回して直線。序盤で右手前を維持したまましぶとく伸びて好位列。L1まで右手前で走り切ったままで最後まで伸び続けてダノンベルーガとの3着争いをクビ差で制した。

 ここで面白いのが右手前の依存度が極端に高いレースで末脚を爆発させてきたというところだと思う。3~4角ではラップも上がってないけど、それでも後方外からロスを作りつつ押し上げているのでこの馬自身はある程度速いラップを踏んでいたとみるべきだろうと。3~4角で右手前で追いかけながら直線で加速するレースラップの中で右手前を維持してL1まで伸びてきていたというのは結構驚きかな。この感じだと右手前で無酸素運動的な競馬をするのは噛み合うかなというのがある。それと、中弛みで後方で脚を温存して噛み合った部分もある(実際途中で団子になったしね)んだけど、逆に言えばそれで末脚を高めてきているなら距離はもっと長くてもいい、という結論になるんだよね。もちろんこの馬の能力的な面での話で、これに気性面での距離の問題は出てくるので簡単ではないんだけど。ただシンプルな後半特化の競馬でこの末脚を引き出してきたというのは個人的には結構意外だった。これならダービーは案外面白いかもしれないな、というのは感じたところやね。

日本ダービー2022への展望

 皐月賞前と後で評価が変わった一頭になるかな。正直弥生賞までのドウデュースだと、後半の素材面にそこまで目立つほど魅力を感じていなかった。アイビーSもラストはちょっと甘かったからね。ただ、その時の3着がアスクビクターモアでこれが弥生賞を制していることを考えても、あの時点では結構ハイレベルだったと見て良いと思うし、何よりも皐月賞で後半特化でここまで弾けたというのは大きなアドバンテージになるかな。アイビーSでもギアチェンジを求められて対応できているし、気性面はともかくギアの上げ下げも対応できているので、自分としてはここで強く狙っても良い、というだけのパフォーマンスだったと思う。

 後は豊が勝てる位置を取れるかどうかに尽きると思う。正直今の豊だとそこが一番の心配やね。距離を延ばしてここ2走でやはりどうしてもコントロールに苦労していた部分が見えた。これが2400mに延びれば馬の能力的には距離延長でかみ合ったとしても、ポジション取りで難しくなる可能性は高くなる。気性的にどうしても掛かってしまうのでソフトに出たいと思うけど、その中でどこまで取れるか。もちろん共同通信杯組はトップスピード勝負では手ごわいけど、この馬自身ペースの幅はかなり見せていて、正直気性面を除けばスローでも平均で流れても対応できると思う。良い馬だと思うし、恐らくキーファーズが引いた初めての当たり馬だと思うので…。悪くとも中団、欲を言えば近年のダービーの傾向を考えても好位につけてほしいけどね。重い印候補だけど、枠や並び次第ではちょっと下げる余地は残しておく。

この続きをみるには

この続き: 0文字

『競馬をやって何が悪い。』の分析note、22年度版です。5月のヴィクトリアマイル週~6月の安田記念週まで4週分の読み切りマガジンです。出…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
カタスさん@競馬をやって何が悪い。
『競馬をやって何が悪い。予想は敗因分析から』 https://yosouhaiin.com/ 競馬ブログやってます。よろしくお願いします。