見出し画像

大人へ絵本memo ~犬の~

写真のラブちゃんは14歳。事情があって義父の家から去年我が家に引っ越してきました。おばあちゃまですが散歩の前には跳ねるほど喜びます。14年間、外で飼われていました。それが突然家の中で暮らすようになり、始めこそ興奮していましたが、あっという間に家ッコになりました。かわゆす。

じいじにはよく、おやつをもらっていましたが、キッチンから離れないのも困るし、体重が足を支えられなくなりそうだったのでおやつは禁止。
もっと欲しいかな?じいじに会えなくて寂しいかな。前の家が恋しいかな。顔を覗き込んでいろいろ想像しますがわからないですね。きっと考えていることもあるのでしょうけれど、毎日をご飯と散歩目指して楽しくやっているようです。

彼女は今を生きている。

そう信じて・・なでなで。



人間から見た犬の可愛さと言うよりも、
犬の生態や人間のひどさとの関わり、
本来の力強さなどが描かれた絵本を紹介します。

画像3

『しらないいぬがついてきた』
小林 与志 (著)
2003年 鈴木出版

繰り返しの絵本です。こういう場面て実際にもわりとあって「ついてきたついてきた 知らないネコがついてきた」などと変化球でも楽しめます。小六の娘は3歳くらいの女の子に懐かれる事が多くて、このセリフを思い出しています。



画像4

『アンジュール』ーある犬の物語 ー
ガブリエル バンサン (著)
1986年 BL出版

悲しい曲を聴くように
車から降ろされて捨てられてしまった・・・
字のないお話です。



画像1

『犬になった王子』ーチベットの民話ー
君島 久子 (著) 後藤 仁 (画)
2013年 岩波書店

犬になって走り続ける姿の美しさ。
諦めない美しさ。
見た目ではなくて、
そこにいるだけであの人だとわかる
心の美しさ。

内容が想像できると思いますが画を見つめるために開いて欲しい絵本です。



「犬になった王子」は、こちらの民話集に収められている作品です。
民話は子どもにも大人にも。

画像2

『白いりゅう黒いりゅう』―中国のたのしいお話
賈 芝 (著) 孫 剣冰 (著)
赤羽 末吉 (画) 君島 久子 (翻訳)
1964年 岩波おはなしの本 (7)

ちょうど良い長さの民話が集まっていますので、一話ずつ読んであげられます。本人が選ばないであろう挿絵だけの本を、読み聞かせ出来る内に一冊でも読んでみてあげて下さい。すると表紙だけではわからない本の楽しさを実感していきます。
(面白そうな表紙よりも昔話のようなものが、一見つまらなそうだけれど、面白いんだ!と気づいたときの感動が大きいです。)


もう一度読んで。


それに答えてあげているうちに、自然と自分で読むようになるかな。


星の数
noteを読んで
心揺れ
月の輝き
犬と知るとき



この記事が参加している募集

推薦図書