見出し画像

目と眉と睫毛が密です

 目と眉は、印象操作にうってつけの顔のパーツである。

 目力とかいう言葉が独り歩きして久しい。
 世はまさにゴリゴリの二重瞼ドールアイ時代。だったりしたこともある。今もそうか? そんなことないか。
 しかし目力を決めるのは何も目そのものだけではないのである。

 眉。眉というのは、目ん玉の上のほうにある毛の軍隊だ。
 こいつの存在が、目の印象を9割決める。盛った。6割。

 目と眉を、いかにバランスよく配置するかが、顔の印象を操作する。
 わたしは、目と眉は近いほうがいいのだと思い、太眉を礼賛していた。つい1ヶ月前くらいまで。

 もともとわたしの目と眉は少し離れがちである。
 月と地球のように一定の距離を保っていたのである。
 だから細くするとどうしても離れていってしまうので、わたしは太眉だった。

 でもほんとうにそれでいいのだろうか?

 鏡の前で自問自答する。
 瞼の厚みからかなり離れた部分に眉がある。これを無理やり太眉にして近づけようとして、ほんとうに目力は上がるのか?
 そもそもわたしの目は、それ自体がそんなに印象がないというか、わりと涼しげと言えば聞こえがいいけど、インパクトが薄い目だ。
 眉で、そんな印象が変わるのか?

 もうこうなったら、グーグル先生に聞くしかない。
 検索ワード「目と眉、近い」で聞いてみた。

 すると気になる記事を見つけた。

「「目と眉の距離が狭いと美人」は絶対じゃない?石原さとみに見る!モテ顔のつくり方」

 とりあえず読んでみる。
 モテはどうでもいいんだけど、その記事に書かれていた「離れ眉のほうが合っている顔」に、わたしはなんとなく当てはまっている気がした。

 なので、思い切って、眉の下のほうを少し剃って細くしてみた。


 なんということでしょう。


 中途半端に太かった眉毛をすっきりと細くしたことで、鼻筋と目の間に涼しげな抜け感が。(匠のBGM)

 ついでに頬の産毛も剃り、肌本来のつややかさも取り戻しました。(匠のBGM)


 結論から言うと、目と眉の間が狭い=美人、というのは半分くらい嘘。
 そういうメイクが似合わない目の大きさ・かたちの人はいっぱいいる。特に日本人。
 もともと幅広の二重瞼で、目がゴリゴリに大きくて、睫毛が三密の人はやったほうがいいと思う、眉近メイク。

 でも、自分に似合う眉のかたちを模索していくの、大切だと思う。
 わたしは眉を細くして人生が変わりました。

 
 今まで別に石原さとみのファンとか、好んで出演媒体を見ているとかではなかったんだけど、次に何かで見かけたときにちょっと特別な目で見てしまいそう。

 ありがとう、石原さとみ。

 ありがとう、劇的ビフォーアフター。

いただいたサポートは食費になります。