拝啓

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世間は右手に優しい

 左利きである。
 左利きで得したことは特にない。

 今の30代以下の世代にそこまで「小さい頃親に右利きに矯正された」という人はいないと思う。
 いるはいるだろうけど、それは差別意識とかよりは親の気遣いであるパターンもあると思う。
 なぜなら、左利きで得するというか、左利きの恩恵を受けられるというか、そういうシーンがないばかりか、むしろ損をするシーンのほうが、世の中圧倒的に多いからだ。

 たと

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感情を支配すな

 感情的にものを喋る人と、感情でものを喋る人と。
 どっちが厄介なんだろうか。

 感情的な喋り方をする人が必ずしも自身の感情でものを言っているとは限らないし、淡々と述べる人が自分のお気持ちをただただ表明しているだけのときもある。

 個人的には後者のほうが厄介だと思っている。
 ちなみにわたしは感情的に感情でものを言う人間なので、論外ofクソッタレなためあしからず。

 まず、感情的に話をしてし

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15年という歳月

 ほぎゃあほぎゃあと泣いていた赤ん坊が中学校を卒業するくらいの年月。
 「ママー!」って泣いてた赤ん坊が「クソババア!」って言い出すくらいの年月。

 そのくらいの間、わたしは一次創作小説HPを運営してきた。
 これだ。

 10/23にめでたく、15周年を迎えた。

 ここに至るまでいろいろあった。
 サイト名を2回変え、HNを1回変え、サイトの移転を3回くらいした。
 仮閉鎖というか、休養も取

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AはBだ=AはCだ

 創作をするにあたり、キャラクターがそのキャラクターたるゆえんについてずっと考えている。

 たとえばわたしが「AはBだ」という価値観を持った人間だとする。
 書き手がそうだからと言って、「AはCだ」と思うような価値観を持ったキャラクターに「AはBだ」と言わせてはいけない。

 当たり前のことだ。
 でも、これが意外と難しい。

 何がどう難しいかと言うと、まずこの「AはBだ」という価値観が、差別

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「性格の不一致」の尊さ

  似た者同士がうまくいくとか、性格の不一致で離婚する夫婦とか。

  わたしに言わせれば「ンナロー勝手に言ってろボケェ」案件である。

  こんな小説を書いた。

 人の逆鱗に触れないように気をつけながら生きている女の子と、人の逆鱗に触れようがなんだろうが自分のしたいように生きる男の子の恋愛小説である。

 と言えば聞こえはいいけど、結局内容としてはルッキズムに真正面から挑んでどちゃくそに敗北す

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ARBでガチャデビューした話・改

※これは、萌え語り文集に寄稿した1500字くらいのエッセイを添削し、最新情報を加えたものです。
 分かりやすいように、添削文字を引用にします。(引用の使い方間違ってねーか?)
 ヒプマイを知らないとよく分からんしょうもない小ネタが多いです。ちなみに画像は、最新のイベントでヤム・カイモッデーンを食べる帝統くんの「咀嚼音」です。

 登場人物の名前を読めるようになるのにまず一苦労するコンテンツは山ほど

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派手な柄シャツとわたし

 服の好みがけっこう短いスパンで変わる。
 去年の冬は頭のおかしい柄シャツばかり着ていた。
 今の職場はそういう感じではなさそうだなあ…そして自分的にも柄シャツ飽きてきたなあ…と思っているので、たぶん今年の冬はいっぱいニットを着ると思う。
 ちなみに、前職場はオフィスカジュアルが推奨されていたが、わたしは網の目をかいくぐるようにジャケットでごまかしながら派手派手な柄シャツを着ていた。

 主張が激

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おいしいパスタを食べるとき

 わたしは基本的に、スパゲッティを食べるときにスプーンを使わない。
 ただ、絶対に汚せない場所で食べてるとか、スープパスタとか汁気が多いスパゲッティのときは使う。
 洗い物が増えるし(たかがスプーン一本なんですが?)、フォークと皿でちゃんと巻けて事足りるから特に必要がない、というのが理由だ。

 スパゲッティ料理とスプーン。この二者の間には、切っても切り離せない人々の確執がある。気がする。
 イタ

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末吉
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あたしでよければ、聞くよ

 あんまり学生時代にいい思い出はない。
 いじめと言わないまでも、特別に仲のいい友達がおらず、なんとなくはみ出し者だった、ずっと。
 わたしはあの子が好きだけど、あの子にはもっと好きな子がいて、わたしはいつも優先されないのだ。

 それなりに他者からの承認を求めるタイプのティーンだったわたしは、だから仲良くしてくれる子に追従するきらいがあった。
 誘われたらなるべく予定を空けて付き合うし、楽しくな

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傷と変死体

 過ぎし母の日。わたしは母親に表参道にありますナンバーシュガーというお店のキャラメルをあげた。
 かわいいしおいしいし、今のこの状況で期間限定でネットショップやってるから、この記事を読んだならぜひ取り寄せよう。

 でも今日はキャラメルの話はしない。

 母の日に、Twitterで「#うちの母のここがスゴイ」というタグが盛り上がった。
 わたしはよっぽど、自分の母についてツイートしようかと思ったん

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