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オンライン人事の働き方とは?キャスター・リクルーターが語るフルリモートワークの世界

クライアントの採用業務を一括して代行するCASTER BIZ recruitingでは、ほぼ全社員がフルリモートワークで働いています。コロナ禍でリモートワークが広がる一方、まだまだ「オンライン人事」のイメージが湧かないという声もいただきます。

そこで今回は、お客さまの採用担当として業務を遂行するリクルーターの藤原・高橋の2名をゲストに迎え、具体的な仕事内容やリクルーターのやりがい、フルリモートワークの働き方について話を伺いました。

※この記事は、CASTER BIZ recruitingを運営する株式会社キャスターの執行役員森数が、ボイスメディアVoicy 『採用とキャリアと私とボイシー』で対談した放送をもとに執筆しています。

クライアントの採用成功をリードするリクルーターが意識していること

CASTER BIZ recruiting 森数(以下、森数):
さっそくなんですが、お二人の自己紹介からお願いします。

CASTER BIZ recruiting 藤原(以下、藤原):
リクルーターの藤原です。前職ではベトナムに住んでおりまして、旅行会社に勤めていました。コロナをきっかけに海外在住でリモートワークを始め、CASTER BIZ recruitingに参画。現在は日本に帰国し、継続してフルリモートで働いています。

CASTER BIZ recruiting 高橋(以下、高橋):
リクルーターの高橋と申します。前職は新卒で入社した人材派遣企業のグループ会社にて人事担当として採用をメインに行っていました。その後CASTER BIZ recruitingに転職し、リクルーターとしてさまざまな企業さんの採用に関わりつつ、最近では自社採用にも携わっています。フルリモート勤務4年目です。

森数:
リクルーターとして、お二人がどんな仕事をして、何を大事に動いているのか教えてくれますか?

高橋:
一言でいうと、クライアントの採用成功をリードしていく存在ですね。具体的には採用戦略の立案、実行、結果検証から改善まで本当にまるっと、企業さんの採用担当として動いています。

リクルーターとして結果を出すために、企業さんの課題の本質を握ることを意識していますね。

たとえば、はじめの段階で採用職種の現状をなるべく詳細に把握する。採用が動き始めると、どうしても欲しい人物像に対して欲張る気持ちが出てきます。その要件は、本当に必要なのかどうか。きちんと見極めるために、今そのポジションで何ができていて何が足りないのか、そしてどうしたいのかを固めておくことが重要だと感じています。

それから、企業さんと「一番大事にしたいこと」を共有しておくのも重要だと思っています。今行っている採用が、短期間で結果を出さなければいけないのか、それとも良い人がいたら採用したいというペースなのか。目的に合わせて母集団形成など採用戦略を検討する必要があります。

ときには、限られた期間で採用を成功させるために、募集要件の緩和をお話することもあります。日頃から情報共有をしておくことで、ブレないコミュニケーションが取れると思います。

森数:
企業さんの目標になっている根っこを抑えておくことで、意思決定のスピードも上がりますよね。藤原さんのリクルーターとして大事にしていることは何ですか?

藤原:
僕が特に意識をしているのが、常日頃から森数さんが口にされている「ONEチーム」という部分ですね。

採用は、採用担当だけが行うものではなく、現場のメンバーやマネージャーなどたくさんの方が関わります。内定出しが上手くいかないポジションや、応募者と要件が合わないといったボトルネックには、改善のため、現場の方々の参加が求められます。

ONEチームで動けるように、人事の方や現場の方とミーティングをなるべく設けるようにしています。採用で成し遂げたい理想や、採用要件の話まで、色々と話をする機会を意識的に作っていますね。

森数:
確かに、リクルーターはいろんな方と話をする仕事ですよね。

採用代行というと、一部の業務だけを任されてオペレーションするイメージがあるのかなと感じるのですが、私たちCASTER BIZ recruitingは、クライアントの人事だけではなく関係者含めて私たちとチームであり、本当に全員野球で採用に取り組んでいますよね。

採用を信頼して任せてもらえるやりがい

森数:
採用をやっていると、採用職種などこれまでになかった新しい名前や概念に出会うことがあります。そのあたりのキャッチアップはどうしていますか?

藤原:
まったく知見がない用語にぶつかることも結構ありますね。

僕の場合は、人材紹介会社や媒体会社の担当の方々と話をするようにしています。私たちのなかでも「この業務詳細と要件であれば、こういった採用手法が良いだろう」といった仮説を持っているのですが、媒体やエージェントさんによって特性が変わると感じています。

そのあたりを含め、より新しい情報をつかむためにも、直接話をする機会を意識していますね。

高橋:
私は、現場の方や人事担当の方に、詳しくヒアリングするようにしています。リクルーターは皆、採用のプロですが、その職種について一番詳しいのはクライアントさんなので、必要に応じてキャッチアップします。それから仕事以外の時間を使って、本を読むようにしていますね。

森数:
インプットは大事ですね。マーケットや時代に合わせて、結果の出るやり方は変わり続ける印象がありますね。HRテックもどんどん新しいサービスが出現しています。

リクルーターのやりがいは、どんな瞬間に感じますか?

藤原:
ONEチームで動けていると感じる瞬間自体が、まずうれしいですね。なおかつ採用に結びついたら、それまでの大変なことが吹っ飛ぶくらいやりがいを感じます。

森数:
採用には「これをやったら絶対うまくいく」という正解がないですもんね。やっても結果がわからないから怖い。だけど、全員一緒に結果に向かって動いていると感じられると、シンプルに楽しいですよね。

高橋:
私の場合は、まるっと信頼して任せていただいたときテンションが上がります。採用担当としての自信が燃えますね。

お客さまと一緒に採用要件を決めるフェーズも大事ですし、共に実行していくことも面白みもあります。ただ、なかにはじっくり企画検討する時間がとれなかったり、作業に工数がかけられなかったりするお客さんもいらっしゃいます。だからこそ、CASTER BIZ recruitingに依頼してくださる。

そういった状況で信頼していただき「高橋さんにあとは任せます」と採用戦略から実行に至るまで全て任せられたときは、頑張らなきゃと気合が入りますね。

森数:
組織の土台となる採用を、意思決定まで含めて全部任せていただけるのは、すごいことですよね。だからこそ、良い組織を作るために頑張り続けたいと思えますね。

遠慮のない人ほど働きやすい組織

森数:
CASTER BIZ recruitingの組織は、お二人からどんな風に見えますか?

藤原:
入社して1ヵ月に1回開催される定例ミーティングに出席したとき、そこでメインで話している方たちがほぼ女性だったことに、少しびっくりしたのを覚えています。

前職では、男女比半々で、決して女性がいなかったわけではないんです。けれど、女性の方が主導でミーティングを進めていく機会はありませんでした。司会の方が女性であるなど、僕にとっては新鮮な驚きでした。

あと、フルリモートで働いていても孤独感は感じません。Slackでコミュニケーションがばんばん交わされます。

CASTER BIZ recruitingは、いろんなバックグラウンドを持っている方たちがさまざまな企業さまを支援しているので、組織が持っている情報量がすごく多いです。Slackやesaを検索するだけで、いくらでも情報にたどり着けます。そのおかげで採用に対する感度が上がりました。

森数:
情報量が多い点は、大変だと思いませんでしたか?

藤原:
ないですね。むしろ多いことをポジティブに捉えています。

CASTER BIZ recruitingに入るまでは、知りたいことがあれば「あの人が詳しいよ」と、社内情報を頼りにしたり、Googleで検索して情報の正確さに迷いながら探していたり、正解にたどり着くまで時間がかかりました。

それが今では、知りたい情報をSlackで検索すれば出てきます。もしわからなくても「#question」というチャンネルで質問すれば、誰かがすぐに答えてくれる環境なので、ありがたいなと感じています。

仕事のことやプライベートなこと、両方合わせてフルリモートでも交流が盛んなので、対面で仕事をしていた前職の頃よりも、楽しい職場の雰囲気を味わっている気がします。

高橋:
コミュニケーションの活発さは私も感じます。

活発である一方、リモートでテキストコミュニケーションが主体だからこそ、自分のタイミングで発信ができる点がいいなと思います。私自身、こうして誰かの前で話をするなど、非常に緊張するタイプなんです。言葉に詰まってしまうこともあります。

その点、今の働き方であれば、コミュニケーションをしっかり取りつつ、Slackなどのツールを使い、考えがまとまってから発信できるのがいいですね。

森数:
「相手が時間があるか」や「忙しくないか」など、リアルのコミュニケーションだと話しかけるタイミングが気になりますよね。

高橋:
そうなんです。今声をかけていいのかな? と気にしてしまうので。フルリモートだと、逆に相手の様子がわからないから、お互い気にせずに発信できる気がします。

森数:
藤原さんはどうですか。フルリモートワークの働き方で、合う合わない、ここがしんどいなと感じる部分はありますか?

藤原:
顔が見えない働き方という点で、何かと遠慮しがちな人は、少し難しいのかなと感じます。フルリモートの場合、相手が見えない。見えないということは、その人自身が言わなければ、困っている状況に誰も気づけないということです。

たとえば「こんな情報がほしいな」と思っていても、遠慮して誰かが気づいてくれるのを待っていたらいつまでも入ってきません。「これを聞いたらどう思われるのかな」と心配していたら、それこそネット検索を続けて、いつまでも解決しなくなってしまう。

森数:
そのあたり、藤原さんは抵抗を感じませんでしたか?

藤原:
入社してすぐ、取締役の石倉さんが「聞かないと何も入ってこないよ」とおっしゃっていて、それを聞いてそんな働き方をしなきゃと思ったのを覚えています。

もちろん、はじめは少し躊躇いました。けれど、本当に聞かないと、探さないと、行動しないと情報が入ってこない。「聞いて大丈夫かな」と勝手に思うのは辞めて、遠慮なくバンバンメッセージを飛ばすようにしていますね。

森数:
「今日体調悪い」というレベルから、言わないと伝わらないですよね。細かい粒度で自己開示する経験も、リモートだからこそですね。私たちは環境に慣れて気づかないけれど、何を聞いても反応がくる「そんな質問する?」と邪険にされないといった環境は、やはり考えると貴重ですよね。

藤原:
リモートになって、相手から離れれば離れるほど、自分をオープンにしている感覚はありますね。

高橋:
私も、気にすることを辞める点を大事にしている社風だと感じるので、気にせずに発言することを大事にしていますね。

森数:
なるほど。「気にする」を手放すことで、リモートワークでの信頼関係が成り立つ部分がありますよね。最後の質問です。CASTER BIZ recruitingに向いているのは、どんな人だと思いますか?

藤原:
「遠慮のない人」ですね。対面コミュニケーションでは、遠慮のなさが煙たがられることもありますが、フルリモートの当社ではポジティブに作用すると感じています。

高橋:
私は「顧客志向のある人」が向いていると思いますね。自身を主語にして語るのではなく、採用成功のためにクライアントを主語に置いて考え、行動できる人が結果につなげられるのではないでしょうか。

森数:
自分の仕事で価値提供する先に、楽しくコミットできるかが重要ですね。

CASTER BIZ recruitingでは、走っているプロジェクトの数も多く、さまざまな企業さまの採用に関われるチャンスがあります。採用に興味がある人にとっては良い環境だと思います。採用の仕事が楽しそう、フルリモートに興味がある、という方からのご応募をお待ちしています。

本日は、リクルーターのお二人にゲストにお越しいただきました。ありがとうございました!

藤原&高橋:
ありがとうございました。

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