金言12:あいさつしよう

某IT企業常務が就任時、部下に訓示しました。
「あいさつをしよう」

定時に出社する社員が少ない。20分以上遅れて出社し、黙って席につきPCの電源をいれる。隣の席にいる同僚にメールで連絡をする。会議の時間変更もメールで送り、時間になるとひとり黙って会議室に行く。夕方になると、いなくなる。帰宅したようだ。

こんな社員が多い中で、朝元気に声を掛け合って、明るく仕事をしていこうということである。そして、同僚への連絡は原則的に口頭で伝えることにした。Eメールで連絡する際は、「離席していたため、外出中のため、メールで連絡します」と必ず一言付け加えることにした。

上級管理職を筆頭に定時出社しない社員が多い。そこでこの常務さんが人事に、「フレックスにしたらどうか」ときいたところ、この会社には、そぐわないという答えが返ってきた。
「出退勤の時間管理が必要。時間を記録する仕組みが必要。」という理由だ。
本音は利益に貢献している従業員については、勤怠は不問ということ。

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