金言166:病院には近づかないほうがいい

小学生の頃、親族2人亡くした辛い経験から病院は苦手でした。勤め人になってからは、義理を欠かない程度に同僚や取引先関係者のお見舞いで病院に顔を出してきましたが、知人友人のお見舞いは、なるべく遠慮してきました。病院に行くとだれかの病気がうつるのではないかと今でも不安に思っています。

慶應大学医学部講師の近藤誠さんの興味深いコメントの一節をご紹介します。
「一般の人は定期健診を受けるのが健康のためになると思っているでしょう。でも、定期健診が健康に有効だとするデータ的根拠はまったくありません。それどころか反対の調査結果が出ています。フィンランドで、1200人の心血管疾患の予備軍を集めて、二群に分けて15年間の経過を調べたところ、4ヶ月ごとに検査をして医師がアドバイスを与えた群のほうが、放任した群よりも余計に死んでいるんです。病院や医療に近づかないほうがいいというのは正しいんですよ。」

幸い、病気や怪我で入院の経験はなく、この10数年風邪をひいてもいません。反面、かかりつけの医院がなく主治医もいませんので、今回のコロナワクチン接種では近所の町医者からは門前払いとなっています。

病気には完治はありえないので、病気と闘うのではなく病気と「共生」すると考えたほうがいいそうです。人生50年と昔からいわれており、それ以後はグリコのオマケみたいなもので、運がよければいいのに当るわけです。あとは世のため人のため、感謝の日々を送り天寿を全うできれば、人生、幸せにちがいありません。

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