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ありがとうまめ太郎

先日noteに、母の最期が近いことを書いた。
覚悟はできているが、実際にお別れとなったら
泣くだろうか、それとも、死にまつわる諸々の行事が
終わった後に泣くだろうかという記事だ。

そんな中、今朝、チワワのまめ太郎が亡くなった。
昨年夏から、心臓病で治療(投薬)を続けており、
獣医師からも、長くてあと1年くらいだろうと
いわれており、覚悟はできていたし、
ここ数日は、起き上がることもできなかったので、
「近いだろう」とは思っていた。

朝は、まだ息をしており、ちょっと目を離した
30分くらいの間に、旅立ってしまった……
最期の瞬間に、一緒にいてあげられなくて
かわいそうなことをした。
夏場でもあることだし、繁忙期だろうと思ったので、
すぐにペット火葬の会社に連絡をとり、
家まで、火葬できる車できてくれ、荼毘にふし、
今、お骨拾いをしたところだ。

あまりにあっけない最期だったので、はじめは涙は
出なかったのだが、火葬業者と電話で話しているとき、
「ペットちゃんの好きだったものや、お花、食べ物などを
一緒に入れてあげてくださいね」と言われ、
あまりにまめ太郎が、天国へ「持ってゆくもの」が少ないことに気づき、瞬間、滂沱のように涙が溢れてきた。
最期の最期に、一人で逝き、また天国へ持ってゆくものも
ないまめ太郎。
これまで多くの生き物を見送ってきたが、やはりペットとの
お別れは「慣れる」ということはない。
自分より先に逝くと分かっていながらも、どうしても
家族に迎え入れたくて、猫を拾ったり、犬を飼ったりするが
「お別れ」は必ず来る。

火葬後に、業者さんが、骨をきちんと並べてくれたが、
とても綺麗な遺骨で、その点だけでも、少しホッとした。
それとチワワの平均寿命より若干長い16年行きたこと。
ここしばらく、とても苦しんでいただけに、
やっと楽になったね、まめ太郎と声をかけてあげた。

こうやって文章にしていても、涙が湧き出るのを
止められない。
さようならまめ太郎。
そして多くの幸せと笑顔をありがとう。

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