見出し画像

アートがスタッフ・患者さんのコミュニケーションのきっかけに|ふじもと皮フ科クリニックさん #Casieのある暮らし

アートは生活必需品ではないけれど、アートと暮らす人だけが知っている、特別な「発見」や「楽しみ」があるはず。この記事では、「Casieのある暮らし」のさまざまなカタチを紹介します。

今回ふじもと皮フ科クリニックさんの藤本院長にお話をお伺いしました! クリニックという働く場でどんなふうにアートを楽しんでいるのでしょうか?

アートをきっかけに生まれるコミュニケーション

━━まずは、院内に絵画作品を飾ろうと思ったきっかけについてお聞かせください!

藤本院長:私の父親は写真を趣味としていて、アマチュアの写真コンテストで入賞するような腕前でした。クリニックにも父親が撮影した写真や、以前仕事で訪れた南極の写真を飾っていたのですが、それを見た患者さんから「南極に行ったことがあるんですか?」等と度々聞かれることがありました。この体験を通して、アート作品を飾ることがコミュニケーションのきっかけになることを認識し、いつしか写真だけでなく絵画作品を飾りたいと思うようになっていました。

そんな中で院内の白い壁に飾れるような絵画をオーダーしようと考えたこともありましたが、私自身の好みが固まっていなかったこともあり、色々な絵を見ながら「クリニック内にどんなアートを飾るべきか」ということをずっと悩んでいました。そんな時に出会ったのがCasieです。サブスクだからこそできる「定期的な絵の交換」を通して、自分の好みやクリニックに合う作品を探してみようと思い、利用を開始しました。

絵を飾る前のクリニック内の様子

━━アートから生まれるコミュニケーションって素敵ですね!絵を飾ることで一番期待していた効果はどんなことでしたか?

藤本院長:クリニックで働いているスタッフは日々忙しいので一息つくタイミングを取るのが難しく、来院する患者さんは何かしらの症状に悩まれているのでポジティブな感情を持つことが難しい状況にあります。そんなクリニック内に絵画を飾ることで、患者さんもスタッフもみんなの心が晴れたらいいなと思いながら最初の作品を選んだことを覚えています。

━━少しでも患者さんやスタッフの心に寄り添いたいという想いが「アートを飾る」ということに繋がったのですね。クリニックのスタッフの方々や患者さんはどのように絵を楽しまれているのですか?

藤本院長:一番楽しんでいるのはスタッフなんです。初回の絵は私が選んだのですが、それ以降はスタッフが順番で選ぶようになりました。選び手によって作品のテイストが全然違うことも面白く、それぞれの作品が届くたびに盛り上がっています。選び方にも個性があって、他のスタッフと話し合いながら決める人もいれば、自分自身でこっそりと決めて他のスタッフには当日までのお楽しみにしている人もいますね。

私が想像していたよりも絵をきっかけに生まれるスタッフ間でのコミュニケーションが盛んだったこともあり、利用開始当初は交換頻度を3ヶ月に1回としていましたが、2ヶ月に1回の交換に変更して楽しめる頻度を増やしました。そうすることで、「次はどんな絵が届くんだろうね」といった話題も多くなり、みんなが楽しんでいる様子を見ると嬉しくなります。

患者さんからのコミュニケーションは決して多くはありませんが、待合室で絵について会話している患者さんがいるという話をスタッフから聞く事もあります。カウンセリングを行う際にも話題のきっかけになることがあり、「アートをきっかけにたくさんのコミュニケーションが生まれているんだな」と実感します。

絵を飾っているクリニック内の様子

━━絵を飾る前と後で何か特別な変化はありましたか?

藤本院長:スタッフがアートに興味を持つきっかけになった、というのは大いにあると思います。その他にも、クリニックが運営するインスタグラムにCasieから届いた絵を飾った様子を投稿すると、たくさんのいいねが貰えて「多くの人に楽しんでいただいているんだな」と実感します。

Instagramの投稿の様子

中でも一番の大きな変化は私自身で、アートに対する興味が増したことでなんと京都芸術大学の書画コースに通い始めました!

美術大学を卒業した後は、アーティストとしてCasieに作品を預けることを新しい目標としています。

━━アートのある暮らしの体験を通してアートに興味を持ち、新たな目標が生まれたのですね!

藤本院長:Casie代表の藤本さんの創業エピソードの記事を見て、すごく熱い想いを持った方が創業したCasieは良い会社なんだろうなと思いましたし、この先もずっと応援したいと思っています。

今回、インタビューにご協力してくださった藤本院長から、後日改めてメッセージを頂戴しました。

インタビューを終えて、絵を飾りたいと思ったきっかけをもう一度振り返ってみました。
ポジティブではない感情を持った方が少しでも心が晴れるようにという想い、好きなものや美しいものに囲まれて仕事をしたいという想い、どれだけ忙しくてもアートを鑑賞する自分を持っておきたいという想いがあったのだと気づきました。
アートは自分の好みや自分らしさを反映するものなので、心を豊かにしてくれたり生活に潤いを与えてくれたりするものだと考えています。
絵画を眺めることで「自分らしさを取り戻せる瞬間」を大切にしたいと、思っていた気持ちを思い出しました。
これからもアートのある生活を送りたいと思っていますし、いずれは大学を卒業してアーティストデビューしたいと思います!
私がデビューするまで、Casieのみなさまも末永く頑張ってください。

藤本院長、インタビューのご協力と素敵なメッセージをありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?