ネット銀行のメリット・デメリット+おすすめ3選

こんにちは、Z世代のキャッシュレスです。今回は銀行の中でも実店舗を持たない「ネット銀行」に注目して、メリットとデメリット、おすすめの銀行をご紹介します。

ネット銀行とは

略さずに書くとインターネット専業銀行のことです。第一の特徴に実店舗がありません。（イオン銀行などのように店舗があるネット銀行もあります。）一般的な銀行が支店の運営に割く予算を金利や手数料に割くことができるので、高金利や手数料が割安の銀行が多いです。

メリット

1.手数料が安い

ほとんどのネット銀行は手数料が割安という特徴があります。例えば住信SBIネット銀行の場合はステージによって最大月20回ATMと他行振込の手数料が無料です。超過後も110円/回と比較的割安です。三菱UFJ銀行のコンビニATM利用手数料の時間内220円/回と比較しても非常にお得です。

住信SBIネット銀行のスマプロプログラム

2.高金利な傾向がある

ネット銀行の中には高金利を武器とする銀行もあります。例えばauじぶん銀行の普通預金金利は通常の0.03%に加えてauPAYの利用やauマネ活プランの契約などで最大金利0.33%を実現できます。三菱UFJ銀行の場合は0.02%なので、15倍以上の高金利（最大金利適応時）となります。

auじぶん銀行

3.手続きが簡単

実店舗をもたないということはどんな取引も支店に行かずに完結できるということです。スマホやPCの操作に慣れていること前提ですが、印鑑や通帳を必要とせず自宅など好きな場所で手続きできるため、デジタルネイティブ世代の方には特におすすめできるポイントです。

デメリット

1.災害時や通信障害時に使えなくなる

インターネットを介して取引を行うネット銀行では、どうしても災害時や通信障害時には取引ができなくなります。
台風や地震などの災害時に多くのネット銀行では本人の他行口座に振り込みする対応がとられます。実際、2011年の東日本大震災の際は下記のような対応となりました。

お電話にて、当社所定の本人確認※ができた場合には、当社のお客さまの口座から、10万円を限度に預金残高の範囲内で、振込手数料無料で、お客さまご本人名義の他行口座に限り送金いたします。
※ 当社所定の本人確認とは、当社が、ご本人しか知りえない情報としてご本人さまからのご連絡と判断できるものとさせていただきます。

住信SBIネット銀行　ホームページより

このように災害時には電話がつながる、（従来型の）他行口座を保有していることが前提となるので、ネット銀行だけに依存するのは危険です。緊急時に備えて、店舗型の銀行口座を保有しておくことをお勧めします。

2.対面での相談がしにくい

店舗を有さないという形が当たり前のネット銀行では、資産運用や住宅ローンなど、込み入った相談がしにくいという面もあります。イオン銀行などは例外的に店舗網を有していますが、基本的に自己解決できるできる人向けの銀行といった心構えがよいでしょう。

おすすめのネット銀行3選

1.住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は2007年9月にスタートしたネット銀行です。この銀行の特徴としては多くの企業と提携した「NEOBANK」を提供していることがあります。現在17の提携NEOBANKがあり、提携企業ならではの特典が受けられるなど、それぞれに強みがあります。ほかにも還元率0.8%のデビットカードや、SBI証券と連携したSBIハイブリッド預金など、全体的に使い勝手がよく手数料も割安（ATMと他行振込は最大20回/月無料）なので、汎用性の高い銀行をお探しの方にはおすすめです。
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2.楽天銀行

楽天銀行は、2001年7月に旧イーバンク銀行として開業したネット銀行です。この銀行の最大の強みは、いわゆる楽天経済圏との結びつきが強いことです。楽天モバイルや楽天市場といった楽天グループの他サービスと組み合わせるとポイントが貯まりやすくなり、お得に楽天のサービスを使いこなすことができます。他のネット銀行と同様にステージプログラム（ハッピープログラム）を提供していて、最大で月にATMが7回、他行振込が3回無料になります。楽天のサービスをよく使う方にはとてもお勧めです。
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3.auじぶん銀行

auじぶん銀行は、2008年にサービス開始したKDDIと三菱UFJ銀行が出資するネット銀行です。最大の特徴はやはりauの携帯回線サービスとau PAYのサービスとの親和性が高いことです。最近ではauマネ活プランという通信プランが発表されるなど、ますます結びつきを増しています。対象サービスの利用やキャンペーンなどで高金利を狙うこともできるので、ぜひチェックしてみてください。
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【番外編】都市銀行・地方銀行のネット支店もチェック！

最近では支店を有する銀行でもインターネット専用支店を設置するケースがあります。割安な手数料などの特徴はそのままに、もしもの際に店舗で対応してもらえるなどのいいとこどりした支店といえます。
今回の趣旨から外れるため詳しい説明は割愛しますが、あおぞら銀行のBANK支店や、三井住友銀行のOlive（オリーブ）などもお勧めです。

まとめ

いかがでしたか。今回は近年存在感を増してきているネット銀行について解説していきました。手続きが簡単でお得な反面、災害時などの課題はありますが、口座を作られる際にはぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。