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【育児】3回の帝王切開

三児のワーママkawayaです。

2021.10末に第三子を出産しました。我が家は3人とも帝王切開で出産しています。医療の進歩や晩婚化、不妊治療の増加等々により、日本女性の出産で4人に1人が帝王切開(2017年)であり、30年間で倍増しているそう。

そんな帝王切開による出産について、私の3回の経験を紹介します。どの出産も同じものはありませんでした。

#1  第一子 緊急帝王切開41w4d

第一子は予定日を過ぎてもなかなか生まれなかったので誘発剤を使って陣痛を促進。本陣痛に繋がらない中、促進剤投与2日目に破水。それでも子宮口が開かず子宮内感染を防ぐために緊急帝王切開となりました。陣痛で苦しんだこともあり体はボロボロ。無事に赤ちゃんを出してほしいと言う気持ちだけで手術に臨み、出産した時は安堵して涙が出ました。

産後、赤ちゃんは低酸素状態で2日間NICUに入りましたが、順調に回復。私は傷跡の痛みや後陣痛を自分で投与量をコントロールできる硬膜外麻酔と痛み止め(ロキソニン)を使って乗り切り、産後3日目にはよろよろ歩行開始。産後9日目に退院しました。

#2 第二子 予定帝王切開37w6d

帝王切開後は傷口付近の組織回復のために妊娠は1年空けるよう主治医に言われ、1年半後に2人目を妊娠。VBAC(1度帝王切開後の経膣分娩)の選択肢もありましたが、VBAC対応の病院が遠方かつ上の子がかなりのママっ子、また体質的に経膣分娩は難しいのではと感じたことから、予定帝王切開を選びました。先の帝王切開の要因が逆子等であれば、VBACもアリと思います。

この帝王切開では手術室に夫立会可、ビデオ撮影可でした(病院によります)。手術時は下半身麻酔で意識はありますが、自分の首から下はカーテンが掛けられ見えないので、様子をビデオで撮っておけるのは嬉しいです。ただこの時は赤ちゃん出産後、急激な寒気、震えが生じ、すぐに麻酔科医が眠らせてくれました。命の危険を感じましたが、その後は何事もなく回復へ。赤ちゃんがお腹から出ると血圧が急に下がるので、よくあることのようです。

#3 第三子 予定帝王切開38w0d

3人目は前回から3年強経って妊娠。2回目の経験を踏まえ、寒気予防に毛布をかけてほしい、とバースプランで伝えていましたが、まず硬膜外麻酔の効きが遅い。片半身はすぐ効きましたが、反対は効かず。麻酔を行き渡らせるために、バリウム飲んだ後のように手術台をグルグル回され、吐きそうになりました。さらに左肩がひどい肩こりのように痛みが発生。麻酔科医に伝えると、麻酔部位と離れた場所に痛みがくることはよくあるとのこと。看護師さんに頼んで術中揉んでいてもらいました。ともあれ、異常に時間がかかることもなく赤ちゃんは無事に出てきましたが、これまでの2回ともと異なる手術状況でした。

コロナ禍のため立会、面会は禁止。唯一、術中に病室で夫が待機することだけOKだったので、夫婦で生まれたての赤ちゃんに会えました。また産後はとても回復が早く看護師さんに「帝王切開とは思えない」と言われるほど。恐らく、産前は上の子たちの世話で安静にすることなく動き回り体力がついていたこと、また過去2回の経験から痛みのピークや期間に予測がつき精神的にタフでいられたこと、が要因と思います。

#4 最後に

好奇心から「経腟分娩で産んでみたかったな」と少し思いはしますが、どの子も無事元気に生まれてくれたことが一番で、そのようなお産をさせてくれた主治医や看護師さん達には大変感謝しています。特に看護師さんや助産師さんは術後の歩行訓練や授乳に根気よく付き合ってくれ、まさに白衣の天使だと感じさせられました。コロナ禍もあり非常に大変な仕事と思うので、せめて給与等が改善されることを願うばかりです。

これから出産される方、また同じように帝王切開で出産された方の参考になれば幸いです。

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