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ハントマン・ヴァーサス・マンハント(邦題:吸血貴族どものゲーム)第65535わ「永遠の黄昏」

(承前)

……そして遂に、人類が夜の種族を相手に組織的な抵抗を続けていた時代にも終焉が訪れます。その日、民衆を率いて反乱軍を指揮していたイズワルド伯爵は、保身に走ったカール公爵の裏切りによって最後の時を迎えようとしていました。いえ、元よりカール公爵は我々に通じていたのです。いわゆるズブズブの関係でした。ふふ、ズボズボ。……ええ、話を戻しますね。イズワルド伯爵の首級を携えた使者が反乱軍のアジトを訪れたのは、太陽暦で言うところの四月一日のことだったと伝わっています。その知らせは、瞬く間に洞窟で怯えながら暮らすニンゲンの間にも伝わりました。彼らの子孫が四月の初めに嘘を言い合うのは、そういった出来事に由来するのでした……。

嘘だよな?

もちろん嘘でございます。

今日から新学期なんだ。俺が二度と学校に行けないっていうのも嘘なんだよな。さっきから俺に手足の感覚が無いのも嘘だよな。それに……。

おやすみなさい。良い夢を。

(ここで終わる)

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