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軟禁生活で主婦はエスプレッソ化する


ついに,緊急事態宣言が全国に出ましたね!

緊急事態宣言が出るとね,自治体の保育園も学童もねがっつり,特別保育に移行するから,医療や公的な仕事,社会的責務のある仕事以外のお仕事です!って証明を出さないと子どもの保育園は,ナッシングエニモア!!

Nothing,anymore!

外勤仕事は,ぱっきりなくなったり,ぱっきり4月はお休み申請してますが,その間は無給。他の仕事を自宅でリモートワークしてます。

家事をしながら,3食作って,子どもの勉強も見てるんで~,まぢ,おかーさん殺す気か?と,ワナワナ。

今日は,夫に仕事を休んでもらい,オンラインでコンサルを受けて,いる間,子どもたちだけで勝手に,遊んでくれました。

その間,夫はソファで爆睡してましたよ・・・。リモートワークじゃねぇのかよ?と思いましたが,秘するは花ってことで,お口にチャック。チャック・ウィルソンって,来日タレントいたな~。筋肉モリモリだったな。

午前中,わたくしが子どもたちの1日のプログラムを練って,ブートキャンプ(新兵軍事教練)をしている間に,銀行に行ってくれよ!(今時,オンライン振り込みができず窓口でしかできないものだった)

と,お使いを頼んだから,「お金が手元にないからできない」と,きっぱりと,断られました。

おめー,アホか?んとに使えねぇ!殺す!と,心の中で家庭内エア殺人をして,溜飲を下げました。

どす黒いエア殺意がブラックコーヒークラスを超越して,エスプレッソクラスに熟成されております(笑)。

お願い洗濯を干す(洗濯機に入れて温水洗いをセッティングするのはわたし)

庭に水を撒く

掃除機をかける(ルンバは床にものがあるのですぐに稼働できない)

ゴミ出し(家中のゴミを集めてまとめるのはわたし)

という特命は,ルーチン業務として,夫脳内プログラミング完了させたので,まぁ,家事役割到達度としては,まぁよし。

そんなことをぶつくさ思っていると,今日の新聞(地方紙)朝刊に,京大社会学教授の落合恵美子氏の論説が載っていて,もうね,頭100回くらいブンブン,ヘッドバンキングしちゃいそうな,朝から脳内1人ライブ状態でした。

こうやって,言語化できるってさ,やっぱり,素敵なわけで,だから,わたしは,生涯研究者でありたいと思います!

こういう社会システムの中の家族を学問する家族学,家族心理学,家族社会学の世界って,めっちゃくちゃ,楽しいんですわ。

もうね,女性の生活と社会と発達について,縦横無尽にこういうデータを比較したり,論文読んだり,書いているとね,アドレナリン出まくりです!

かぁ~!っと,来ます!(笑)

ああ,願わくば,ずっと,データと格闘していたい!願わくば,ずっと資料や本を検索して,読んでいたい!

でも,子どもの勉強を見ながら,パソコンでライトレベルなこのような文章でさえ,書けない・・・。

「ママー,ここ消して!(運筆練習を4歳にさせていた)」

「ママー,お腹すいた!(おい!朝食さっき食べただろ!)」

「ママー,テレビ見たい!(おい,今日の課題終わってからだって,さっき,懇切丁寧に視覚化して見せただろうが!)」

と,30秒ごとに,集中を途切れさせ,ワーキングメモリーという,作業に集中させるための2秒ぐらいの作業記憶をぶった切られる,作業効率の悪さよ。

ああ,療育(教育と治療の場所)では,他人の子どもだから,感情抜きに仕事として没頭できるのに!己の器の小ささを呪う!

こういうイライラは,もう,仕方ない!

細切れ読書に逃げて,言語化してもらい,共鳴する!

ってことで,社会学系の女性学考察本を読みましょう!

スッキリするから!

女性学おススメ選書


ちょいと前に話題になった,アメリカの主婦回帰のお話はこちら。

これ,今のご時世,大事じゃないですかね?

日本の主婦の家事のし過ぎっぷりを豊富なデータで解き明かしているのがこちら。

ライトに共感しやすいので,読みやすいですよ!

もうちょっと,学術的に,海外のワーママやキャリア発達を知りたいなら,こっちかな。

これは,翻訳なのと文化の違いがあるので,ちょっと読みづらいのですが,きちんとした研究本です。

女性のキャリア発達にガラスの天井はあるのか?路線からちょいと,進んで話題になったのが,数年前,話題をかっさらったこちらですかね?

女性は,学習された無力感といって,大きくなるにつれて,学校システムや家庭の中で,「自分はやっても無駄」って刷り込みをされちゃうので,リーダー教育されにくいのですな。

20年以上前の本なので,古書で買ったり,図書館で読むしかないのですが,これでもか!と,そのバイアスバリバリな女子教育をデータで解き明かしてくれる心理学研究の本は,これですわ。

もうね,読んでて泣けます・・・。自由の国,アメリカでもこうだったのか!って。

思うに,大人になるまでに,今の子どもは,そんな両親の家事労働を見て育ってきたので,家事をすることは苦ではなく,当たり前に育ってくるのではないでしょうか?

技術家庭科も,性別問わず,両方履修にわたしが子どものころにとっくに切り替わっていましたし。

家事のできない人は,男も女も性別に関係なく,家庭生活では,無用の長物とされ,サバイバルできないですもんね。

英語から家庭科へ教科変更した高校の家庭科教員のこの本は,高校生への家事指南をデータからズバッと説いていて,面白いです!

パンツぐらい自分で洗濯してたためないとね・・・。

こちらはお金について書いた,同じ著者の本。ちなみに,男性です。

目下,家事と仕事とペアレンティング(子育て)に追われていて,読書も尻すぼみですが,本ってやっぱりいいですね!

データが豊富な科学的な専門書,研究本なんて,もう小躍りしちゃう!

大学院に進学して何がよかったかって言うと,知識礼賛!知識ありき。

ひたすら研究して勉強して,論文を書くことが当たり前で,それが最低のベースだったってことです。

これをしない人はクソで,ゼミに出る必要もないですし,見捨てられます。

学びが評価される社会であるのが大学なので,居心地良くて,わたしは,そのアカデミックな世界で生きていたい!って,思いました。

ですが,狭いアカデミックポスト(アカポス)のパイ争いよりも,まずは,小金を稼がねば!って,思って,修士課程を修了して,まずは,臨床心理士として働き,並行して,博士課程に戻ることにしました。

アカデミックな世界は,いかに難しい言葉を使い,その狭い世界の中で,お互いにヲタを存分に発揮して,重箱の隅をつつき合って,分からない人を切り捨てている世界なので酔えます。

ですが,それでいいのか?という,ジレンマもあります。

難しいことをわかりやすく,一般の人に向けて,知識を還元することも,またアカポスの任務だと,思います。

科研費といって,国からの研究助成金も雀の涙でもらっているし,大学院までの高等教育費もそれなりに,私的に(家族ね),公的に(公教育など国庫負担)かけてもらって,今のわたしができている。

だから,あなたたちは,この知識を仕事で還元しなさい!

だから,結婚や子育てで仕事を辞めるなんて,言語道断!

細くても続けなさい!

と,わたしは,教授から言われてきました。

だから,「物知りですね。こうしていろんな情報をシェアしてもらってありがとう」

って,言われるのですが,研究論文だけじゃなくて,そして,心理の仕事だけじゃなくて,ブログを書くこともわたしの知の還元です。

わたしの教育歴,知識が誰かの明日の力へ(エンパワメント)役立つならば,学者として社会に参加した一翼を担えるわけで,本望です。

だから,鬼のように,ほぼ毎日,文章を綴って,アップし続けています。

知りえた知識は還元することで,個人の力をエンパワメントして,この社会がさらによくなることに,繋がると本気で思っているから。

それが研究者だと思っております。知識至上主義の変態です(笑)。


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