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老年期の発達・成熟と心理

老年期の定義


65歳以上をさし、65~74を前期高齢者で75歳以上を後期高齢者と定義


生涯発達


 受胎から死に至るまでの生涯にわたって捉えようという発達観

ハヴィガーストによる老年期の課題


①肉体的な力と健康への衰退への適応

②引退と収入の減少への対応

③配偶者の死への適応

④同年代の人との明るく親密な交流

⑤社会的・市民的な義務の受けいれ

⑥肉体的に満足できる生活の準備など

エリクソンによる老年期の発達課題


エリクソンは老年期を円熟期としてとられこの時期の発達課題を統合性の獲得としている

達成されると英知という徳が得られるが失敗すると絶望や死の恐怖が訪れる

老性自覚


人が老いを自覚すること

 内的要因→身体機能の低下や外見の変化、記憶力の低下など

 外的要因→職業の引退や子供の成長、配偶者や友人との死別など

喪失体験


健康や経済、役割などの3つの喪失により強い喪失感を感じる

セクシュアリティ


関係性、コミュニケーションにおける性の役割は、高齢期の円満な夫婦生活においても重要

サクセスフルエイジング


加齢による様々な変化に上手に対応して、高齢期を幸福に過ごせている状態を指す、本人の主観的な幸福感や満足感を図るべき指標

プロダクティブエイジング


バドラーより提唱

高齢者に自立を求め、様々な活動に生産的に寄与することを促す考え方で、就業や社会貢献、家事など役割を持って携わる高齢者像が描かれている

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