#009 インターンシップあれこれ
おはようございます、9日目です。 今日は建国記念日、そして僕の誕生日でした!って、休みの日の誕生日って響かないですよね。。
さて、本日は当社のインターンシップについて書きます。
ちょうど昨日、ETIC. と第2回インターン生募集についてあれこれ打ち合わせをしていたもので。ちなみに、ETIC. さんは、実践型インターンシップや起業支援を行っているNPO法人です。
本題に入る前に少し脱線。僕は大学生時代からETIC. とつながりがあったんですね。で、その約20年後、僕のケア衣料事業が、東京都主催・ETIC. 運営のビジネスコンテスト Tokyo Startup Gateway 2019 のファイナリストに選出頂きまして、ファイナリストの特典であるアクセラレーション支援(事業立ち上げのお手伝いのこと)の中で、インターン採用についても多大なご協力をいただいているという、そんか不思議なご縁です。
さて改めて、当社の第2回インターン応募を近日中に開始します。詳細はこれから明かしていきますが、第1回より実践型なプログラムへ進化する予定です。carewillはこれから半年でフェーズを変え、さらに大きな挑戦をします。そこで、学生ならではの視点とネットワークをフル活用して事業を一緒に推進してくれる仲間を募集します。
※以下のページは第1回目のものなので「【活動期間】2020年10月~2021年1月末まで」と記載されていますが、もし関心がある方(大学生、専門学校生)がいらっしゃいましたら個別に、minzine2019@gmail.com までご連絡くださって大丈夫です。
ちなみに、インターン募集の情報を探す際には、このProject IndexとWantedly が役立ちますよ!
carewillのインターンは実践型に振り切っており、学生の皆さんが将来のキャリアを考える上で多くの学び、気づきを得る機会を提供します。ただし、それなりに求められる水準は厳しいです。なぜかというと、僕自身、大学生時代に3つの企業でインターンを経験しており、実践型のインターンから最も学びが多かったからです。インターンは、学生の僕に大学で学ぶことの意義、現在のキャリアに至る上での大事な職業観を教えてくれました(これについては後日)。
インターンは、以下大きく2つのフェーズに分かれます。試用期間と本契約です。
試用期間は1か月。インターン最終日の前日に最終プレゼンを行っていただきます。そして、その一両日中に、そのプレゼンの内容と期間中の仕事に対する成果を社内で評価し、学生と本契約を締結するかどうかを社内で真剣に検討します。晴れて本契約となった場合は、最大で半年間、さらにその学生ならではの仕事にフォーカスされた仕事に尽力してもらいます。
試用期間の時間配分の目安は以下の通り。最初の2週間は、オリエンテーション(carewillの製品、戦略、事業計画、組織の共有など)とOJT(実務を通じた仕事のレクチャー)。最後の2週間は、オリエンが無くなる分、その時間を課題提出と最終プレゼンの準備に充ててもらいます。
次に、試用期間の詳細について触れます。
最初の2週間は、僕を含めたプロジェクトのコアメンバーとの相互理解を深め、メンバーによるレクチャーのもとOJTを通じて仕事を知り、同時に、ETIC. のメンタリングのもと日々の振り返りを行います。できたことについては自信を深め、できなかったことは改善点を考える、そんな内省をする期間です。
OJTでアサインされるタスクは、数時間単位の”短い”期日で、"答えがある"ものです。この期間に、タイムマネジメントと、仕事を受ける上での質問力の重要性を知ると思います。日々の振り返りは、以下のフローで行われます。
「4. コミュニケーション」については、学生が早く仕事に慣れてもらえるよう、仕事のことと仕事以外のこととの両面から、学生と僕ら、ETIC.がコミュニケションの場を設けます。仕事については、①就業開始前の日次ふりかえり、②課題レビュー、仕事以外は、③週1回のランチ会、④週1振り返り(ETIC.によるもの)です(ETIC.さん曰く、ここまでコミュニケションの時間を取るインターンはめったにないとのことです)
さてこの2週間が終わったらフェーズチェンジです。最後の2週間は、学生の「自分らしさ」を出してもらう段階に変わります(実はこれが結構タフだったりします)。オリエンの時間は無くなる代わりに、その20%の時間を課題に充ててもらいます、課題は、"3日以上"の期日で、"自分の方法で" 行います。要するに、一定の裁量を持って、まとまった仕事をする。おそらく、時間がないことよりも自由度があることの方が実は大変。。ということをここで気づくかと思います。
そして1か月の集大成は、最終プレゼンです。プレゼンのテーマはインターン生と協議のうえ、その学生の興味、強みに基づいて設定されます。プレゼンの聞き手はコアメンバーと当社の取締役。15-20分のプレゼンと10-15分の質疑応答が行われます。
その後、同日中に、コアメンバーはプレゼンの評価結果を評価シートに記入。それにもとづき、コアメンバーは評価ミーティングを実施します。評価ミーティングでは、①最終プレゼンの内容に対する評価、②雇用継続の可否を協議します。
以下が、実際の評価シートの内容です。まず最終プレゼンの内容に対する評価シートです。
以下が、雇用継続可否に対する評価シートです(一部抜粋)。
なお、これらの評価基準は、以下、同社がインターン生に期待する5つの基準に基づいています。
1. 大学卒業後の職業人生を豊かにする経験をしてもらう
将来の職業観を豊かにする、全力で挑んだこと・失敗したこと、人生観を変える人・言葉との出会いを経験してもらう
2. 学生としてではなく学生としてではなく一人のスタッフとして、当社の事業に貢献してもらう
学生であってもお客様扱いせずに一人のスタッフとみなし、他の仲間と同じく、受け入れ、事業に貢献してもらう
3. 学生ならではの人脈を生かし、学生の言葉と方法で、ケア衣料の概念を世に広めてもらう
50代の母・70-80代の祖母を想う心にもとづいて、自身のSNS: Twitter, Facebook とメディア記事: wantedly, Campfire等を通じて、ケア衣料の概念を広める
4. チームの困りごとを助け、チームの生産性向上に貢献してもらう
slack、google calendarを通じたミーティングセット、MTGメモ作成、補助金の申請事務の支援、チームコミュニケーションのサポートなど、できることから確実にチームに貢献してもらう
5. 試用期間後にご自身が独自に貢献できる付加価値が高い仕事を見つけてもらう(その仕事の実行は試用期間後)
試用期間中は、当たりまえの仕事を通じ、まず、自分にできること・できないことを知り、深く自己認識をする。そして、それが終わったら、試用期間後に自分ならではのできることを考える。
あと、おまけ的なものであり、プログラムの内容とは関係ありませんが、選考に通過した方にはストレングスファインダーを受けてもらい、このストレングスファインダーに基づいた就業経験は価値が高いと思います。
ストレングスファインダーとは、グローバルに多くの企業で採用されている自己分析ツールで、日本では、ヤフー、KDDI、SMBCなどのマネジメント研修で導入されています。ウェブサイトには以下と書かれてあります。
このオンライン才能テストを受けることで、以下のことが可能になります。
・自分が本来得意とすることを発見する
・自分の最も優れた才能を強みにする方法を学ぶ
・個別化された結果とレポートを使用して、潜在能力を最大限発揮する
かくいう僕自身も、KDDIでストレングスファインダーの研修を受けまして、大変役立つ仕組みだったので(単純な自己分析ツールではなくマネジメントツールです)その後のマネジメントでも活用しています。
KDDIでは、鈴木コーチ(KDDIご出身)の研修を受けました。とても楽しく学びが多い研修でした。
このストレングスファインダーを先述の学生の振り返りにおいても活用しています。偶然なのですが当社コアメンバーにストレングスファインダーに精通した者がおりまして、彼のレクチャーを受けながら、当社ではメンバーの強み、弱みを相互理解し、日々のチームワークをしています。当社コアメンバーは全員ストレングスファインダーを受けています。
ご参考まで、私の上位10個のつよみは以下です(レポートより冒頭部分のみ抜粋)
他のコアメンバーは以下の通り。全体的に「戦略性」「個別化」が多いですね(笑)ただ、チームとしては、「最上志向」と「回復志向」を持つメンバーが半分づつなのでともに仕事をするうえではバランスが良いです。
【坪田さん】1.最上志向、2.コミュニケーション、3.戦略性、4.着想、5.収集心
【一門さん】1.最上志向、2.戦略性、3.達成欲、4.目標志向、5.個別化
【浅井さん】1.学習欲、2.適応性、3.着想、4.回復志向、5.信念
【井倉さん】1.回復志向、2.個別化、3.戦略性、4.親密性、5.活発性
さて駆け足で説明しましたが、ご覧の通り、当社インターンはとてもインテンシブかつプラクティカルです。例えば、ノウハウや実践経験は無いが原体験等により強い関心を持つ学生や、"0→1"の事業創出に関心を持ち挑戦意欲の高い学生は、当社インターンを通じて素晴らしい経験が得られると思います。一方で、まずは社会体験をしてみたいです、という学生はフィットしないので他社の体験型のインターンをぜひ当たってみてください!
※関心がある方(大学生、専門学校生)がいらっしゃいましたら個別に、minzine2019@gmail.com までご連絡くださって大丈夫です。
なお、途中に登場しました当社コアメンバーと取締役は以下に紹介されています。
皆なそれぞれの領域のプロフェッショナルなので、インターン中はメンバーとの関りの中で公私ともに多くの気付きや学びを得られると思います。また、転職を経て自分だけのキャリアを構築してきたメンバーばかりなので、インターン後も就職活動に対するアドバイスや人脈の紹介もできます。
今日は、ざっと当社のインターンのご紹介でした。次回は、なぜ僕がこういう実践型インターンにこだわるかをお伝えしますね。ではまた。
>次回はこちら
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