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相談者にこちらの手の内を見せよう

相談者にいろいろ語っていただきたくて
あの手この手で質問を繰り出しても
相談者は聞かれたことにシンプルに答えるのみで
相談者の内省が全然深まらない
っていうこと、ありますよね。
困りますよねぇ。

理由は様々あると思いますが
もしかしたら、相談者があなたに対して
「この人、何でそれを聞くんだろう」
「話の流れと違うけど…今度はそっちを聞くの?」
「何でそこを思い出させようとするんだろう」
などと
疑問を抱いているのかもしれません。

そういぶかしむ相談者の疑問は
やがて、こんな疑念に変わります。
「この人、私に何を言わせようとしているんだ?」
「この人の理想の回答を出さないとだめなのか?」

そして相談者はあなたに対して警戒し
「聞かれたことに簡潔に答えるだけにしておこう」
「こちらの内側は開かないことにしよう」
となって
結局ご自身の経験を振り返るまでに至りません。

相談者が内面を隠すのは
あなたが内面を隠しているからかもしれませんよ。

あなたが考えていることも、ある程度は
相談者に伝えてもいいと思うんです。
信頼関係が必要な
共同作業をしているのですから。
『私聞く人、あなた答える人』ではなく
相談者の悩みを2人で一緒に考えるのですから。
I(アイ)メッセージを連発しろということでは
ありませんよ。
今、話の流れがこう来て、関係性がこうなっている
ということを整理し、見せるのです。

「今これが大事だと思うので
一緒に振り返りませんか」
「この問題を考えるのに、以前のあの出来事が
影響しているように感じるんです」
と、今2人の間に流れていることを見せて
その上で
「いかがですか」「どう思いますか」と
相談者の意向を聞いて
お互い同意ができたら、
そこについて考える問いかけに入ると
良いでしょう。

問いかけには必ず意図が必要です。
なぜ今それを考えていただくのか。
意図は相談者に隠すべきものではありません。
相談者に知れたっていいではないですか。
むしろ相談者も知っておくべきです。
なぜなら、悩みは相談者のもので
解決するのも相談者で
私達は寄り添って共に考えさせていただく
だけなのですから。

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