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キャリアカフェ・ドイツ部ってどんな部活!?運営メンバーインタビュー

CAREER MARKには世界中の駐在妻を繋ぐ、コミュニティとしての部活動があります。そのひとつであるキャリアカフェ・ドイツ部(以後「ドイツ部」)。2020年12月に発足し、「キャリアについて安心して話ができる場」を提供しています。現在、ドイツ駐在妻を中心として39名の仲間が集まっています。

今回はその運営に携わる皆さんへ、インタビューを実施!
ドイツ部の魅力、そしてその運営に携わる楽しさややりがい、今後の展望などについて、存分にお話しいただきました。

「どうしてドイツでCAREER MARKの部活?」
「どんな活動をしているの?」
「運営メンバーをしてみて、どう?」

そんな疑問にお答えできる内容になっております。ぜひお楽しみください!


ドイツ部運営メンバーの皆さん

ドイツ部設立の経緯

ー まずは、ドイツで部活?という疑問にお答えすべく、ドイツ部設立の経緯について教えてください!

あゆみさん:部長であるひろこさん(現在は日本に本帰国され、日本から部活動をサポート)がドイツに駐在帯同中『駐在帯同や国際結婚等でドイツに来て、キャリアについて悩んでいる人たちの話し合える場をもちたい』とCAREER MARKのキャリアコンサルタント 林眞帆さんに話をしたことがきっかけです。

元々、キャリアカフェという形で3~4か月に1回、5~6人の固定メンバーで定期的にキャリアに対するモヤモヤを吐き出し、どうやったら解消していけるか話をしていました。

活動を続ける中で、『安心してキャリアについて話せる、話を聞いてもらえる、自分の想いを言葉にする』場があることの大切さを感じ、本帰国等でメンバーが入れ変わっても活動を続けていきたいという思いをもち始めた頃、眞帆さんから『部活にする方法もあるよ』と言われたことがドイツ部立ち上げに繋がりました。
現在は、キャリアカフェのみならずイベントを企画したり、企業とコラボしたりするなど、それぞれメンバーがやりたいことに挑戦しています。

ー ドイツ部のことをいろいろとお伺いする前に、そもそもキャリアのモヤモヤって持続しますか…?生活が落ち着きはじめて半年くらいはモヤモヤしても、少しずつ薄れていくような感じがしています。

ようこさん:来てしばらくは、新しい生活に忙しくてあまり感じなかったのですが、半年くらいしてからモヤモヤを感じ始めました。今も心のどこかにある感じがしています。

ゆきさん:私の場合は渡航してすぐにコロナ禍になってしまったので、やりたいことができずに、すぐにモヤモヤし始めました。でも、モヤモヤの中身が変わってきたと感じています。仕事を辞めてドイツに来ており、最初は何か自分に足りない感じがして、どうやったらこの足りない感じを満たすことができるんだろう、というふわっとしたモヤモヤがありました。
その後、今は日本に帰国してからどうしていこうか、というモヤモヤに変わってきています。

なるほど。ひと言でモヤモヤといっても、人によっても、時期によってもその中身は違うんですね。

ー そんなキャリアのモヤモヤについて話す場であるドイツ部。立ち上げメンバーは数名でしたが、39名まで部員が増えたきっかけは何だったのですか?

ゆきさん:一番増えたきっかけは、眞帆さんと一緒に「キャリアのモヤモヤについて話そう」というイベントをしたことです。その時に関心をもっていただいた方が入部してくださっています。

あゆみさん:ドイツ部ではキャリアやモヤモヤなど、自分の内面やプライベートなことを話したりもするので、基本的にイベントに参加してドイツ部の雰囲気を知ってから、お入りいただく形をとっています。メンバーからの紹介で入部する方もおられます。

インスタグラムはオープンにやっていますが、メンバーとしては安心して話や相談ができる体制にしたいと思っています。


国旗のたなびく国会議事堂

ドイツ部に関わってみて感じたこと

ー ドイツ部というコミュニティ活動に関わっていて良かったことはありますか?

ようこさん:私は、ドイツ部に出会うまでキャリアについて話す機会があまりなかったので、キャリアについて話ができるというだけで、元々もっていたモヤモヤを軽くすることができました。キャリアについて話さなくても、自分と同じような立場で、キャリアや仕事について不安を抱えている人がいて、そういう人たちと繋がっていると思うだけで、心強く感じていて、その繋がりが一番の魅力です。
今もそのプラスのエネルギーに勇気づけられています。ドイツ部と出会ったことで、その後CAREER MARKのインターンに応募するなど、自分の活動が広がっています。

まりこさん:私も、繋がりができたことと、同じような境遇の人がいるとわかったことが良かったです。
ドイツ部に入ってから、他のところにも思い切って飛び込んでいけるようになり、フットワークが軽くなりました。初めて会った方に自分から話しかけたり、ママボノや別のインターンにも参加するようになったり、やってみようというハードルが低くなりました。

ゆきさん同じメンバーで、継続的にキャリアについて話せる場があるところが良かったです。
メンバーの報告に刺激を受けたり、自分も次はこういう報告ができるようにしようと思ったり、小さな一歩を継続的に褒め合ったりできるのがとても良いと感じています。心理的に安全で、ちょっと頑張ろうと思える場所になっています。
また、皆さんいろいろなことをされているので、自分が何か新しいことを始めて疑問に思ったことなどを、気軽に相談できるのも良かったです。
私の場合は特に、人に話して気付くことが多いタイプなので、こういう場があることで、自分のことを言語化できました。やろうと思っていたことも、ちょっとしたきっかけで、本当にやるのか、やらないのかの差が出てきます。そのほんの少しの後押しを皆にしてもらえています。

あゆみさん:単にモヤモヤを抱えているだけでなく、何かしようともがいて、実際に行動に移しているメンバーが多いので、私も『今の環境でもこんなことできるんだ!』と背中を押してもらっているというか、モヤモヤをエネルギーに変えてもらっています。
モヤモヤがあっても、自分を次のステップに進めていけるのは、このコミュニティに出会ったからだなと、今皆さんのお話を聞いていく中で思いました。

“モヤモヤをエネルギーに変えていける場”って良いですね。とても素敵なコミュニティであることが伝わってきます。

ー 関わってみて分かったこと、意外な発見、得られたスキルや経験などはあるでしょうか?

まりこさん:意外だったのは、日本でしっかりしたキャリアを積んできた方でも、結構悩んだり、落ち込んだりしているんだなということです。自分だけじゃないんだなと思えました。

あゆみさん:私は、同じドイツとはいえ会ったことのない運営メンバーもいるのですが、会ったことのないメンバーとでも、しかもリモートなのに、イベント、企業さんとのコラボ、インスタグラムでの発信など、いろんなことができるんだなとわかりました。駐在帯同生活の中でも実はやれることがたくさんあるというのは、意外でした。

ドイツ部と関わることで、一番自分が得られて良かったと思っているのは、自信です。

帯同することで、キャリアが中断されて、『自分はもう何もできないんじゃないか、失ったキャリアを取り戻せないんじゃないか』と思っていました。でも、ドイツ部での活動が自分の自信につながっています。

ゆきさん:私も“『やってみよう』を実現していく経験”を積むことができました。やろうと思えば、いろんなことができることが分かったし、意外でした。

活動を通して感じたことは、何事もやってみることが大事だということ。やってみた結果、うまくいかないこともあるかもしれないけど、『とにかくやってみる』。フットワーク軽くやってみることが、楽しくモチベーションを上げてくれることだということもわかり、自分の行動指針みたいなものができました。

ようこさん:私は、ドイツ部のメンバーの境遇が似ているのが意外でした。あとは、ドイツ部SNSのフォロワー層が想定していた層と少し違うことが活動を通してわかり、SNS運用の難しさを垣間見た気がします。

得られたことは、私は人と話すことが好きで、そういう仕事の方が向いていそうということを再確認できたことです。リモートでコツコツ仕事をすることも考えましたが、たぶん性に合わないだろうな、ということが活動を通してわかってきました。

ドイツ部の活動が、自分を知ることに繋がっているんですね。まさに、やってみなければわからない!

貴重なオフラインでのワンショット!

ー 逆に活動を通して大変なことはあるでしょうか?

まりこさん:コミュニティに積極的に参加してもらうにはどうしたらいいか、コミュニティ運営が難しいと感じています。

ようこさん:いろいろやりすぎてしまって、忙しくなりすぎる傾向にあります。やりたいことのバランスをとるのが難しいですね。

ゆきさん:ドイツ部が皆にとって居心地の良い、無理しない場所になるためにはどうしたらいいか試行錯誤する中で、これまでも小さな壁にぶつかってきています。でも、その度に運営メンバーで遠慮せずに話し合いながら、活動できていると思います。コミュニティ運営や忙しさのバランスといった難しさは、活動してきたからこその壁だと感じています。

あゆみさん:『皆が楽しく、無理のない範囲で』をモットーに活動していますが、そう言いつつも、やりたいことが多すぎて、やりすぎてしまったところがありました。
優先順位をつけるのが難しかったのですが、話し合って解決していくことができています。忙しい時期もありましたが、楽しみながらやれているので、すごく大変というのはあまり感じなかったです。

古城の多いドイツ。有名なノイシュヴァンシュタイン城


CAREER MARKのコミュニティとしてのドイツ部

-CAREER MARKのコミュニティならではの良さを感じることはありますか?

ゆきさん:企業さんと新しいことをしようとした時に、後ろ盾があることで、信頼を得て活動することができました。心強いですし、しっかりとした事業体のコミュニティだからことできたこともあったなと感じています。

ドイツとドイツ部の魅力、これからの展望

-ドイツとドイツ部には、どんな魅力があると感じておられるでしょうか?

あゆみさん:ドイツ部は、いろいろなキャリアを積んでこられた方がいるけれど、それをあまり感じさせずに、自分にとっては程よい刺激を与えてくれます。自分が疲れてしまわない程度に頑張ってみよう!と思える感じがちょうど良くて、そこが魅力です。

ゆきさん:自分だけが思っていたらイヤだなと思ったのですが…、私は良い仲間ができたなと感じています。

一同:笑い

ゆきさん:生活面や子どものことでも情報交換でき、助け合っていけています。日本に帰っても、ドイツの懐かしい話をするなど、繋がっていたいと思うメンバーと出会えたことが一番良かったです。本帰国された(部長の)ひろこさんとも「日本に帰ったら会おうね!」と話しています。

あゆみさん:実は運営メンバーでもほとんどリアルに会ったことがないんです。でも、会ったことがある人以上に親しくなれたと感じています。

ようこさん:ドイツでキャリアのことを話せる人が少ないように、日本に本帰国すると駐在妻・もと駐在妻の方と出会うことは少ないと思います。でも、今帰るとしても先に本帰国されているひろこさんがいるし、話ができるメンバーがいるのも心強いです。ドイツ部の皆さん本当に優しいので、いろいろ聞くことができて助かっています。

まりこさん:私も全く同じで、皆さん本当に親切で、この先も困っていたら助けてくれそうな方ばかり。ひろこさんは、先に本帰国されて日本で生活を立ち上げ、お仕事されていて、そういった先輩がいらっしゃるのも心強いです。

ドイツの魅力は、働き方がゆったりしていること。夏休みは、お店が1ヶ月夏季休業していたり、企業勤めの方でも3週間バカンスに行っていたり、仕事一辺倒ではないところが良いなと思います。

ゆきさん:子どもが通う現地の幼稚園では、いろんな人種の子がいるので、違うのが当たり前ということを知る機会があるところが良いなと感じています。自然も豊かで、小さい子供を育てるにはとても良い環境だと思います。

ようこさん:私も子育てしやすいと感じています。街の近くに自然や動物と触れ合えるところがたくさんあって、とても住みやすいです。


触れ合える自然が多いのもドイツの魅力

-ドイツ部の今後の展望などありましたらお願いします!

あゆみさん:私はドイツ部と出会って、すごく前向きな気持ちになれたし、背中を押してもらえたので、そう思ってくれる人が少しでも増えるような存在にできたらと思っています。仕事を辞めて、モヤモヤを抱えてドイツに帯同された方が、ドイツ部と関わることで次のステップに進んでいけるような場所にしていきたいです。

ゆきさん:ドイツに来る前、日本にいた時からCAREER MARKと繋がり、ドイツ部からは生活面でもたくさん情報をもらって、助かりました。今日本に居られてこれからドイツに帯同するという方に、自分がやってもらったようなことをできたらと思っています。
また、元々のキャリアについて話をしていこうという関係を大事にしていきたいです。忙しくしすぎてしまったので、今は一旦部活としての活動は少しセーブしていく流れになっていますが、自分がエンジンをかけたいと思った時に背中を押してあげられるような、フレキシブルな場所でありたいです。

ようこさん:私は、自分がモヤモヤしていた時にドイツ部と出会って、そのモヤモヤを前向きなエネルギーに変えることができたので、そういうことを必要としている方に活用していってほしい、そのために存在し続けられるコミュニティでいたいと思っています。

まりこさん定期的に近況を報告し合えて、気軽に相談できるコミュニティでありたいです。ドイツ部の活動を発信していくことで、キャリアのモヤモヤを抱えている方のアンテナに引っかかるようにして、いろいろ助けていただいている分、別の方に返していきたいと思っています。


楽しく前向きなドイツ部運営ミーティング♪

インタビューを通して、ドイツ部全体に流れている良いエネルギーをヒシヒシと感じました。モヤモヤがあってもそれを原動力にして行動し、日本から離れた異国の地で励まし合い、助け合える場があるって、とても魅力的ですね。素敵なお話をありがとうございました!

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文:CAREER MARK 第5期 インターン 早川沙登子(アメリカ在住)
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