#4 自己理解への想い

こんにちは。自分らしいキャリア作りをサポートする
キャリアコンサルタントの笹井です。

私は、クライアント様の「自分らしさ」を引き出すために「自己理解」に拘っています。
それは、私が大の大人になるまで自己理解が不十分なために、苦しい思いをすることが多かった経験があります。

    「#2キャリア支援を始めたきっかけ」でもお伝えしましたが、そもそも、パートナーの不調に気付こうとしなかった時の自分の行動や、パートナーの鬱病が回復したときに、勝手に自分が後ろめたい気持ちになってしまって一緒にいるのが辛くなったのは、自分自身の物事の捉え方が非常に屈折していたからだと思います。


キャリア支援を始めたきっかけ(パートナー鬱病の頃)

  20年前、パートナーの鬱病に向き合えなかった私は、有名大学から有名企業に就職したパートナーに対して、引け目を感じて、勝手に「立派に働くことで認めてもらえるようになる」と肩に力が入っていました。

 だからこそ「こうあるべき」という気持ちが強くて、常に「理想の自分」を追い続けてばかり。理想は高いくせに器が小さすぎて、意見を言われただけなのに「責められている」と感じてしまう。そもそも「責められるのが怖い」と怯えているところなど。
 自分のことを理解しないで、理想ばかり追っていたがために、周りが見えない、自分勝手な人間だったなと感じるわけです。
 

 キャリアコンサルタントになって「自己理解の大切さ」を知る事になっても、周囲の勉強大好きで賢い方々に引け目を感じ続け「もっと勉強して『頭良い人に見られたい』」という理想を追うことは変わらず、子育ても夫婦の関係も空回りする日々を送っていました。
 

 それが、キャリアコンサルタントの勉強の一環で出会った「強み引き出し」に出会い、今までの自分勝手で器の小さい自分に対峙する事になります。

 「本来の自分らしさを受け入れる」ということの大切さを知る一方で、なかなか自分の弱さや、自分が欠点だと感じているところ受け入れられなくて、食事も喉を通らず・・・2週間で5kg減量するほどでした。
 


 それでも、過去の自分の行動を振り返ってみると
「有名大学・有名企業に勤めているパートナーと釣り合うような人間になるために、仕事で実績を出して認めてもらう人間になる」なんて思っていたけど、
相手はそんなことを求めていなかったし、別のところを認めてくれていました。
但し、その頃の私は相手が認めてくれているところを受け入れられなくて、さらに空回り。
「偉くなるにはインテリでなければいけない(体育会系な自分の雰囲気は抹殺したい)」なんて思っていたけど
本で読んだ受け売りの理論を自慢されるのって、聞いている人はウザイと感じるし、私筋肉質で色黒で、初めて会った人からは必ず「何か運動してましたか?」か「何か運動しているんですか?」という質問をされるし。


 隠したいと思っていた自分のパーソナリティも、認めたらすごく楽になりました。企業に勤めていた頃は、常に胃が痛くて、胃カメラ飲んだら胃潰瘍の跡を数個発見されるくらいの胃炎持ちだったけれど、
自分の本当の強みを知ってからは、胃薬を飲む機会がなくなりました。
 今は、キャリアコンサルタントとして「クライアントの強みを引き出す」ことを中心にサポートしています。
頑張りすぎて、空回りして、大切な人との繋がりを失ったり、体調を崩したりした自分だからこそ、
以前の私のように、理想の自分を追いかけて頑張りすぎている人に、本当の自分らしさを知ってもらいたいと思っています。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


Have a great career_weave!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?