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採用を新入社員とともに考える

21新卒が無事に入社しました!ホールディングスでの研修を経て、我々キャリアプロデュースグループ(以下、CP)での研修がいよいよスタート。そのつなぎ目となる日に、リクルートグループから丸一日を使った「会社を知る」研修を行いました。

具体的にどんな内容でどんな意図をもって行ったのかを備忘録のためにも残しておこうと思います。来年同時期に22卒のためにやってもいいなと思いましたし、むしろ半年後の21卒のフォローアップにも活かせそうなコンテンツです。

伝えたかったのは大きく二つ。

全員が、選ばれてこの場にいるのだということ
会社側の視点で採用サイトや代表の言葉に触れることで
会社を改めて知ってほしいということ


このような流れでやりました。


そもそも、なぜこのコンテンツになったかというと、たまたま“内定者のフォロー施策”として取引先の方に教えていただいたのがきっかけでした。内定出しが早くなり、内定承諾をした後もなかなか会うことが難しい昨今、各社の人事の方が試行錯誤しながら内定者フォローに取り組まれていることと思います。当社も同様で、21卒の入社までのフォローと22卒向けのフォローはまた違ったものを計画中。

そんな時に、たまたま雑談で他社事例として伺ったのがこちら。採用サイトをこれまで“就活生”として見ていた内定者に、会社側の視点で改めて見てもらう。そうすると、新たな魅力に気づいたりどんな期待役割があるのかを再認識したり、それを内定者どおしでディスカッションをしてさらに理解を深めたりギャップに気づけたり、最終的にはサイトそのものの改修にも役立たせられたり、、

ふと、これは内定者フォローだけじゃなく、入社してくれた新卒に対しても有効じゃないかと思い実行。初めての研修でしたがなかなかの手ごたえを感じられました。かいつまんで書いていきます。

求める人物像の確認

まずはスターティアの求める人物像「一生懸命になれる人」を改めて新卒に説明。伝えたことを覚えていた人も、初めて聞いたかも!という人もいましたが、スターティアっぽい人をみんなで出し合ってみます。
出てきたものは全部合っていて、その全てに当てはまるのが「一生懸命になれる人」。一生懸命というのは、その結果ももちろん大事ですが、結果が出なかったからダメなわけじゃない。一生懸命取り組んだのであれば、仮にうまくいかなかったとしても次の成功に向けて大事な“うまくいかない材料”を集められたということになるので、我々はこちらを掲げています。


代表の想い

続きまして、代表の想いを知ってもらいます。散々いろいろな場面で代表からも、私たちからも伝えている大事な話ですが、改めて。
採用サイトに20卒と代表の対談を掲載しているので、それを読み進めながら新卒採用や新卒教育への想いを再度理解してもらいます。一つ上の先輩たちのリアルな意見に触れることも、それに対して代表がどう返しているかというのも会話形式で記載されている記事だからこそ、イメージしやすかったのではないかと思います。

ちなみに、代表と20卒のこの対談、また折を見て21卒と代表の対談に刷新しようかな~と考え中。その頃は21卒はどんな成長を見せてくれるだろう、とそんなことをこっそり想像もしていました。

キャリアプロデュースという価値観

新卒の教育を一手に担う我々CPは2003年に発足されましたが、実はなくなりかけたこともあるという裏話もあります。(詳細はこちらを参照ください。)
この事実やnoteを全員で読むことで、どんな思いでCPが運営されているかを当事者意識を持って新卒たちも感じ取ってくれました。
CPがあるから入社を決めたという声もあるくらい、今や新卒採用で訴える一つのポイントにもなっているCP。でも当たり前にあり続けるものではなく、いろいろな人の想いやプライドがあって守られていると知ってほしかったのです。


フィードバックシートで選考を振り返る

そして次にここで登場するのがフィードバックシート。各選考フェーズにおいて個人ごとに細かくフィードバックを残しており、それを入社承諾した際に内々定証書とともにきれいにまとめて郵送していました。

入社前に読み返した人もいたと思いますが、改めてこのタイミングで全員に手渡し。読み返してみて、周りの同期と見せ合って、自分の強みやどういう点を評価してもらったかを自覚してもらいました。「当時の気持ち、思い出しました、、!」とか、「元気出ました!」、「落ち込んだらまたこれ見返します!」などなど、うれしい声がたくさん聞こえてきました。

会社のミッションや考え方を理解

ペルソナを知り、採用の歴史を知り、代表の想いを知り、それにしっかり当てはまったあなたなのだとフィードバックシートから感じ取ったところで、ミッションと我々が大事にしている考え方を伝えます。
「存続と成長に寄り添う」というミッション。寄り添うって具体的にどういうことか、ただの優しさや甘さ、ぬるさじゃなく社会や会社ならではの厳しい側面も伝えます。新卒たちはこれまでの部活やバイト仲間とのやり取りを思い出しながら自身の経験と重ねます。
マーケティングでいうQPSのSの部分、経営リソースでいうヒトの部分を大事にしていこうと掲げている我々に、新卒たちは改めて共感してくれたようです。


自分の持ち味と重ねる

会社の目指す方向性を、これまで見ていた採用サイトで会社側の目線になってみて色濃く理解できたところで、自分自身と重ね合わせてみます。
自分に#(タグ)をつけるなら?というワークです。

このように、採用サイトに大きく3つのタイプに分けて当社の社員を紹介しているページがあるのですが、それになぞって自分を表すタグを10個考えてもらいました。

ちなみに私は、、こんな感じ。
#愛 #自責 #行動力 #フッ軽 #律する #テキストコミュニケーション
#感謝 #多趣味 #アクティブ #クリティカルシンキング

そしてその出し合った#を、事業とどう重ねられるかも考えてみます。


商品を売りたいわけではなく、私たちはこれらの価値をお客様に提供しています。自分の#を掛け合わせて、その人らしい提案や訴求ができるようになってほしい。そんなメッセージを伝え、これから始まっていく具体的なサービス研修の導入としました。


未来を創造し、それを創る側なのだという自覚

昨年、当社は中期経営計画を発表しました。今年が2年目となり達成するころの会社の状態を新卒たちにも共有します。きっとそのころには中心メンバーとして会社を引っ張る側になっている彼ら。
未来を描くことで、今求められていること・何をなすべきかを改めて整理し、だからまずはとにかくCPで頑張ろう、この自分の持ち味を活かすんだと思ってもらえたと思います。新卒からも、出来上がっている世界に入っていくわけではなく、自分たちも一緒になって創っていく側なんだと思えました、と頼もしい感想ももらいました。この自覚を今持てたことは大きなことだったのではないかと思います。


エンディング

研修の終わりに、「社会人としての責任をもって」とかよく言われる中で、会社側の目線を持つためにどう伝えたらいいか考えてこういう流れにした、と話しました。採用でずっと携わってきた関係性の私たちだからこそ伝えられることがあると思いおこなったこの研修。まだまだ手作り感のあふれる内容ですが、それがいいのだとも改めて思います。受講後アンケートで得た声を参考に、また我々も新卒に負けずに成長していきます。
そんなメッセージを、新卒たちに受け取ってもらえていたらいいな~


さて、今日はとある研修について書いてみました。ここまで読んでいただきありがとうございました。公式Twitterでも発信中です!


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