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産休・育休取得を振り返って。

今日は、産休・育休を取得した女性社員と、育休を取得した男性社員にインタビューです。

加藤亜弥(カトウアヤ)
2009年新卒入社。
セールスでマネージャー職まで経験。
第一子を出産し、現在は出勤・リモートワークをフレキシブルに織り交ぜて勤務中。

あや

村上幸太(ムラカミコウタ)
2013年新卒入社。キャリアプロデュース部の第一期生。
加藤と同じくセールスでマネージャー職まで経験。
第2子の誕生時に、3か月の育休を取得し復帰。

村上


ーではお二人、本日はよろしくお願いいたします!

加藤:
はい、よろしくお願いします!インタビューってなんかドキドキしますー!うまく話せるか分からないけど、精一杯お伝えします!
村上:
私、3か月しか取ってないですけど、大丈夫ですかね・・・?

ーお二人とも、まったく問題ないですよ。いつも通りでお願いしますね。では早速ですが、まずはこちらから。

産休(育休)に入る前に一番不安だったことは?

加藤:
そうですね、、不安はたくさんありましたね。特に挙げるとするなら、手続き関係と生活の変化についてです。

・・申請手続き関係・・
産休・育休の制度があることはもちろん知っていましたがその制度の詳細までは理解しておらず、実際にどんな手続きが必要なのかも直前まで理解していませんでした。自分でしないといけない手続きも複数あるのでいつ何をしなければいけないのか等、分かりづらく不安でした。また、いざっていうときに誰に聞けばいいのか、回答いただけるのか等も不安要因でした。
・・生活の変化・・
あまり家に1人でじっとしていられない性格なので、はたしてこれからの休み期間をどのように生活していこう?とかこれからしばらくの間、みんなに会えないというのが寂しくてたまらなかったです・・・
当たり前のように平日毎日仕事に行ってワイワイ、ギャーギャーしていたのが田舎の家に1人で過ごすと思うととっても不安だし寂しかったです。

村上:
あー、分かります。。亜弥さんの性格上、どっちも分かる。笑
そして僕は、これは男性なら誰しも思うことだと思いますが、ずばり収入ですね。私の場合は妻も育児休暇をしていたので。ちなみに収入に関しては男性でも雇用保険から「育児休業給付金」が支払われるので大丈夫です!

※参考【180日まで:賃金月額 × 67%/それ以降:賃金月額 × 50%】

でも、我が家は結果的に家計の見直しにもつながりました。無駄な費用を削減してやりくりすることができたのは今思えばよかったと思います。子育てに関しては二人目ということもあり、プラス妻もいるのでそこまで不安はなかったです。ただ、育児休暇を取っておきながら「全然やってくれないじゃん」と妻に言われたくなかったので早めに業務分担を決めました。笑

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▲亜弥さんらしいと笑う村上、え、そーお?と加藤。

ーそれぞれのリアルなお声ですね。。ありがとうございます。では、続いてはこの質問をお願いします。

復帰後に一番に感じた壁は?

村上:
ではこれは僕から。自分は、3か月しか育休を取っていなかったので大きな壁は感じませんでしたね。ただ、1年~2年休暇取っている方は確実に戸惑うと思います。。だいぶシステム変わりましたからね。亜弥さんどうですか?

加藤:
うん、まさしく。その村上くんが言うシステムと、あとは環境の変化と限られた時間内でしか働けないもどかしさは、かなり壁に感じましたね。復帰初日にはログイン情報が分からず、各システムにログインするのに半日近く要したんです。。。苦笑
特に、村上くんからあった顧客管理システム。大幅に変わっていて、聞いてはいたことですが最初はもう本当に本当に困りました。今回の復帰で業務内容も少し変わったのと担当する商材も一部変わっていたので、理解するのに最初はとても苦労しましたね。ただ、この点についてはチームのメンバーにかなり助けてもらいました。毎日質問攻めにしてしまっていたと思います。。笑
 
もう1点、時短ということで、仕事が終わらなくとも時間になったら帰らないといけないことは壁に感じましたね。時短勤務が使えること自体はもちろん会社に感謝なのですが、自分の都合で好きなだけ仕事が出来るってすごく幸せなことだったんだなと改めて痛感しました。
保育園のお迎えがあるので決まった時間には帰らなくてはいけなく、「本当はもっとやっていきたいのにーーーっ」と思いながら毎日駅まで猛ダッシュ。割り切れるまではイライラというか悶々とすることも多かったですね。

真剣

▲分かる分かる、、とシステムの乱立について話が盛り上がります。


ー加藤さんが「お先に失礼しますー!」と笑顔で元気に帰っていく際に、そんな葛藤があったんですね...ではちょっと方向性を変えて、こんな質問。

復帰後に一番うれしかったことは?

村上:
うれしかったのは、「もっと長く取ればよかったのに」とか「次はいつとるの?」と周りのメンバーに声をかけてもらえた事ですね。男性が育児休暇を取得するのは社会的にはまだまだ中々受け入れてくれない風潮の中、この言葉はとてもうれしかったです。育児休暇の相談をした際に、上司である部長も「いいね!取ろうよ!」とすんなり言ってくれました。受け入れてくれる環境があることに本当に感謝しています。

加藤:
あー、それうれしいね。。!スターティアらしいね。
私は、みんなが「おかえり!」と迎えてくれたことと、重要な業務を任せていただけたことですね。1年8ヶ月お休みしていたので実際仕事が出来るのか、みんな覚えててくれるのだろうか...など不安で不安で、復帰前日は緊張しすぎてなかなか寝れなくて、出社するまでも本当に緊張で吐きそうでした。
でも社内に入ったら、みんなが明るく迎えてくれたことが本当にうれしかったですし、緊張もほぐれました。席まで声をかけに来てくれたり、メールをくれたメンバーもいたり、本当にうれしかったです!
仕事面では産休前と大きく業務は変わったのですが、新しい課の立ち上げという重要な業務をさせていただけたことは今思うと本当にやりがいもありましたし、うれしかったですね!

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▲スターティアらしいエピソードを語ってくれるお二人。

ーお帰り!って心から思っていましたが、ご本人にとってやはりうれしい言葉なんですね。心を込めてこれからも出迎えますね。さてどんどんいきます。続いてはこちら。

男性で育休を取得するか迷っている人に向けて何かアドバイス

加藤:
うーん、そうですね。新生児の期間ってたった1ヵ月程なんですよね。本当に一瞬で日々表情が変わっていくので、ぜひこの時期にお子さんと一緒にたくさんの時間を過ごしてほしいと思います。
また、お母さんも慣れない育児でたくさん悩む時期でもあります。旦那さんにしかできないサポートってきっとあると思うので、制度があるのであればぜひ利用してみてほしいなと思います。休むにあたっても事前にチームメンバーへ引継ぎを行えば、問題ないでしょうからね。実際、私が復帰した1ヵ月後に村上くんが育休に入ったわけですが、問題なく課の運営を行えました。

村上:
良かったです。ちゃんと引継ぎできていたと改めて今知れて。笑
僕が伝えたいのは、人生の中で育児休暇がとれるチャンスはそうそうないということですかね。0歳~1歳の間の成長はとても早いのでその時間を一緒に過ごせることはとても貴重だと思いますし、命を預かることのプレッシャーや責任感を直に感じることができます。こればかりは経験してみないと本当にわからないことだと思うので。
正直、1人目の時の夜泣きは次の日仕事があって辛かったですが、2人目の時は気にする事無く泣き止むまでいつまででも抱っこできました。
また、仕事から少し離れて家族と過ごすことで、改めて自分の働き方やライフプランを見直すきっかけになりました。普段できないような勉強をしたり、趣味を見つけたりと心に余裕が生まれました
そして、これだけは確実に言えます。「毎朝一緒に起きて、一緒にご飯食べて、一緒に遊んで、一緒にお風呂入って、一緒に寝る」、、もう本当に最高ですよ。

ーありがとうございます。これからの子育て世代にも伝えていきましょうね。ではあっという間ですが最後の質問です。お願いします。

会社に必要な支援や寄り添い方があれば、忌憚なく教えてください!

村上:
簡単な説明会などがあってもいいのかなと思います。「育児休業給付金」のことや育休中は社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料)、所得税が免除されることなど。(住民税はかかります)
そして、あとから調べて分かりましたが自分的にはパパ休暇を取ってみたかったですね。産後8週間以内に育休を取得し始め、終えた場合、その後の期間で育休を再取得できるというものです。これがあれば、妻が復帰する時のサポートができたなと思いまして。

加藤:
そうですね、、、では私からは2点。
①休業者への情報発信
休職中は孤独を感じることがあります。会社とのつながりもほぼなくなってしまうので、距離を感じたというのが正直な気持ちでした。そこで休職中(育休とかに関わらず)の人への情報発信のツールがあるといいなと思います。もしくは同じ産休中の人同士とか、同時期に復帰するメンバー等のコミュニケーションが取れるコミュニティなのか、オンラインMTG的の機会などがあるととても心強いなと思います。気軽に在籍しているメンバーや同じ状況の人とつながれる機会があると素敵だなと思ったのでこれは私だけじゃないんじゃないかと・・・!

②ナレッジの蓄積
育休から復帰された方も増えたと思います。実際に復職者を受け入れるチームの上長や、もしくはこれから休職予定の方がいるチームへのナレッジの共有・蓄積が出来たら互いによりいいのではないかと思いまして。
休職・復職者も不安はありますが、そのチーム側も経験があることばかりではないので不明点が多いと思います。どういう体制で迎え入れるのがいいのか、復職・休職時にはどんな手続きが必要なのか等、利用者が増えた今だからこそ、ナレッジの蓄積・共有が出来るといいなと感じました。

ーなるほど、、それぞれリアルなお声をいただき感謝です。還元していきますね。本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。

加藤・村上:
こちらこそありがとうございました!一緒に引き続き盛り上げていきましょう!

ふたり

▲和やかなムードで話してくれたお二人。
ありがとうございました!

ということで、本日は加藤さん村上さんに産休・育休を経験したお二人ならではのリアルな声をお届けさせていただきました。
今回拾った声はホールディングスの人事部人事企画課と連携を取り、より一人ひとりの働き方や自己実現の支援を行っていきます。実際に育休を3年まで取得できるように制度を改定するなど、制度設計や施策の検討・実行を毎年のようにブラッシュアップしてる当社。
よりよい会社をみんなで作っていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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