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なぜ頭がすっきりしないのか?~脳をリフレッシュさせる2つの簡単テクニック~

こんにちは。
me:Riseキャリアコーチの尾上(おのえ)です。(コーチ紹介インタビュー
 
日々、コーチングにて、クライアントさん(ご相談にいらっしゃる方)のお話をうかがっていて、「なかなか疲れが取れません」「何だか、いつもすっきりしないんです」「頭の回転が鈍くなったような気がします」と口にされる方が多いのが気がかりでした。
 
かくいう私も「何だか、すっきりしないなぁ」「頭が回っていないなぁ」ということが頻繁にあると感じておりました。
 
コーチングでは、睡眠時間や食事、運動量、ストレス度なども確認させていただきますが、問題ないケースも少なくありません。
 
そんな日々を過ごしている中、ある講演でヒントをいただきました。その講演の先生から「皆さん、最近、ボーっとする時間をとっていますか」と問いかけられたのです。
 
そういえば、通勤や移動中、無意識にスマホを取り出して、ニュースを読んだり、SNSを閲覧したり。目的なくスマホを見てしまう時間が多いなと。
 
一日中、忙しく仕事をして、情報の嵐にさらされた後、移動や帰りの電車の中でも、スマホや社内吊り広告から大量の情報を浴びる・・・。脳の疲労が蓄積してしまう一方だというのです。
 
そこで調べてみました。
 
まず、スマホの長時間使用は、脳の疲れがどんどん悪化して「脳疲労」を引き起こすというのです。「脳疲労」とは脳の使いすぎによって脳の機能が低下した状態のこと。まさに、先ほどの「なかなか疲れが取れない」「何だかすっきりしない」「頭の回転が鈍くなった」状態のことです。
 
本来、脳を休めていた移動時間や待ち時間に、我々はスマホを取り出し、ネットサーフィンすることが増えてしまいました。SNSやゲームアプリ、ネット情報などは、実は脳にとって情報量が膨大で、知らず知らずのうちに脳に負担を掛けているというのです。リラックスしてスマホを操作しているつもりでも、脳には多大な負担が掛かっている・・。脳疲労がさらに進むと、気分の落ち込みや頭痛・腰痛といった心身の症状にもつながるそうです。
 
我々現代人は、知らず知らずのうちに脳を、そして身体を酷使していたのか・・。
 
 
そこで、脳疲労を取り除く方法も調べてみました。
 
脳をリフレッシュさせる方法は大きくは2つ。
すごく簡単な方法です。
 

1つ目は、意外や意外、「ボーッとする」こと。


 最新の脳科学研究では、「ボーッとする」ことの重要性が説かれています。なにも作業をしていない、この「ボーッとしている」時間というのは、脳内では、「デフォルトモード・ネットワーク」という機能が稼働している状態。
 
「デフォルトモード・ネットワーク」というのは、「脳がスタンバイしている状態」のことで、これから起こりうることをシミュレーションしたり過去の経験や記憶を整理・統合したりして、「これから先をよりよくするための準備」をしている状態のことだそうです。
車でいうと、アイドリングに近い状態ですね。
 
そして、この「ボーッとする」時間が少ないと、なんと、「物ごとを深く考える機能が低下してしまう」らしいのです。その結果、集中力や注意力、思考力などが低下し、脳の老化も加速しやすくなります。ですので、「ボーッとする」時間は、睡眠時間と同様、絶対に必要な時間なのです。
寝ている時間も、脳は、記憶を整理・定着させるために働いていてくれていますが、それと同じように、「ボーッとする」ことは重要な時間だったのです。
 
「今日一日、せっかくの休日なのに、なにもしないで、ボーっとしてしまった」
「電車の中で、読書もしないで、ボーっとしてしまった」
 
私たち日本人は、絶えず、なにかしら行動していないと・・・
何かしら情報をインプットしていないと・・・
 
と、時間を無駄に過ごしてしまったと考えがちですが、実はそうではなかったのです!
 
この情報を聞いてから、ちょっとした時間、たとえば、エレベーターに乗っている時間、信号待ちの時間、電車を待っている時間、電車に乗っている時間。堂々とボーっとしようと思えました。
 
但し、この「ボーッとする」時間自体が苦痛に感じる方もいらっしゃいます。過去の嫌な記憶や未来の不安が頭に浮かんでしまい、ネガティブなことを無意識に次々と連想させてしまう方です。誰しも、こういう時ありますよね。その時間が長いと今度は心が疲弊してしまいます。
 

そこで、脳をリフレッシュさせる方法の2つ目です。
 

2つ目は、「瞑想」する時間を設けることです。

 
「瞑想」と聞くと、なんだかハードルが高い印象を持たれる方も多いかもしれませんが、ごくごく日常生活でも簡単に短時間に行う方法があります。
 
気軽に始められる方法は2つ。
 
1つ目は「呼吸瞑想」
 
場所はどこでも構いません。
時間は3分程度から始めることをお勧めします。
 
呼吸に意識を向けて、呼吸に集中してみます。
「吸っている~」「吐いている~」
 
呼吸に集中する間にも、不安が湧いたり、「あの仕事どうしよう」と、呼吸以外の思考に移ることが多いと思います。それでも問題ありません。意識が呼吸以外に向いていると気づいたら、そこでまた、呼吸に意識を戻してみます。意識をそらさない練習、不安を思い出さない練習ではなく、呼吸に意識を戻す練習なのです。意識がそれないと戻す練習ができないので、意識がそれてもいいのです。最初はうまくできない、呼吸に集中できない場合も多いと思いますが、毎日数分間の瞑想を続けていくと、徐々に呼吸に意識を戻すのが早くなっていきます。そして、いずれ、意識がそれる回数も減っていきます。
 
私も、これを聞いてから、ちょっとした空き時間、例えば、エレベーターを待っている時間、信号待ちの時間、電車を待っている時間に、ボーっとする時間とともに、呼吸瞑想も続けるようにしたところ、数分仮眠をとったようなすっきりした感覚がありました。今では昼休みに必ず呼吸瞑想するようにしているくらいです。
 
呼吸に意識を向けるのが、身体的に難しい方や呼吸に意識すること自体が負担になる方もいらっしゃいます。その方にお勧めなのが、2つ目の方法、
 
「歩行瞑想」です。
 
「歩行瞑想」は歩くことに意識する瞑想です。
 
ゆっくり歩くことに意識してみて、足裏で地面を掴むように歩きます。家の中でもできます。足裏で床を感じる、足が床から離れていく、足裏の感覚に集中して、ゆっくり歩いてみるのです。ゆっくり歩くだけで、副交感神経が働いて、リラックスする効果もあります。先ほどの呼吸瞑想と同じように、頭の中に不安や心配がよぎることもあります。意識が歩行以外に向いていると気づいたら、また、歩行に意識を戻します。
 
歩行瞑想も、オフィスでお手洗いに移動する時間などを活用して、気軽に試してみることをお勧めします。
 
 
これらの話を、コーチング時にクライアントさんにすると、皆さん、早速試してみますと、気軽にチャレンジいただきました。
数分でも、ボーっとする時間、瞑想する時間を設けることで、驚くほどすっきりしますと、皆さん、口を揃えておっしゃりました。そして、不安や心配などネガティブな感情も減りましたという方も多かったです。
 
最近はデジタルデトックスという言葉も生まれました。日常生活の中からスマホなどのデジタル機器から距離を取る時間を設けることです。最初は3分程度、気軽に始めるのがお勧めです。
 
因みに、スマホの魔力は強力で、「無駄なスマホ時間を減らそう」という意識レベルの努力ではなかなか太刀打ちできないものです。かくいう私も、「スマホを見ずにボーっとしよう」という試みは1週間程度で、もろくも崩れ去りました。
「習慣化するには、意識ではなく仕組みから」という言葉を思い出し、ダラダラスマホを止める取り組みやすい方法を探ってみました。
 
1つ目は、物理的に、スマホに触れられない環境を作ること
例えば、電車の中ではカバンの中にスマホをしまい、すぐに取り出せないようにします。あるいは、電車移動の際、スマホを片手に移動していたのを、本に替えたのも効果がありました。
 
2つ目は、スマホの通知をオフにすること
通知音やバイブレーションがあると、つい気になってしまいますので、必要最低限の通知以外はオフにしてみます。
 
3つ目は、スマホ使用時間を計測できるアプリを活用すること
スマホは隙間時間で使用できることもあり、自覚なく長時間使ってしまいがちです。一回当たりが数分だとしても、積もれば数時間にも及びます。スマホ使用時間を計測するアプリは、自分がどれだけスマホを使用しているのかが可視化され、危機感を持つことができますし、ゲーム感覚でスマホ時間を減らすことができるのです。
 
もし、何だか頭がすっきりしないなぁという方は、本日お伝えした内容を試されてはいかがでしょうか。
 
本日の内容が、少しでも皆さんのお役に立てばうれしいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。



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