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そして、太江寺。ねこ。

二見浦から徒歩で5分程歩いたところにご飯屋さんがあったので向かった。

きました。天丼マンと伊勢うどんです!
伊勢うどんは濃い味で美味しい!

そこからまた徒歩で15分程歩いたところに次のお寺である『太江寺』があった。
石段をあがると、山門があった。あったというより”存在していた”という方がいいかもしれないと思うほどに待ち構えていた。

かっこいい!!!

劣化した金剛力士が今もなお、朽ちながらも現役でこの寺の番人をしていると思うと感慨深い。
目の色を黒くして邪気を通すまいとしているのが伝わってくる。

仏像の目には『玉眼』と呼ばれる目の造りをしており、これは目を本物らしく見せるための技法なのである。レンズとして水晶の板をはめ込むのが一般だが、この仏像の玉眼が水晶であるかは定かではない。

そんな番人に睨まれながら山門をくぐり、本堂へ向かった。

本堂は山門よりもそこに存在していたのだ。
お坊さんが迎えてくれて、お茶でも用意してくださった。そんな話から、公開はしていないお寺の秘仏のご本尊を見せてくれた。
写真は撮れないが、そこには立派な千手観音が安置されていた。ポスターくれた。
この千手観音は厨子(入れ物)的な役割があり、胎内に小さな観音像が納められているという。

千手観音は背後から伸びる40本の手があり、それぞれの手に25の世界があると言われている。
つまり、40×25=1000となり、その由来の数になる。
「千本もないじゃん!笑」というのは実は正しいが、間違ってもいるのだ。
また、千手観音は餓鬼道に落ち者を救う観音としても知られている。

手にたくさん持ってるけど、なに持ってるの?という方には『千手千眼陀羅尼経』を読むことをオススメしたい。基本的に経典にしたがって造形されているのだ。

御朱印も頂いた。
『千手尊』と『御神鏡』が書かれている。

同じ方が筆をとっているが、雰囲気が違うのが伝わる。それぞれに対する捉え方が違うのだろう。

一通り参拝して帰ろうと思ったとき、一匹のにゃんこ大戦争がいた。


そんなにゃんこに別れを告げ、帰路についた。

ではまた、次の紀行で。

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